毎日のお料理に使っている方も多い「味の素」。
一度使うと、何となくいつも使ってしまうので、いざという時「あ、切らしちゃった」なんて経験ありませんか?
ネーミングの通り、味を作ってくれるような調味料なので、使う頻度も多くなるんですよね。
切らしてしまったけど、どうしても使いたいというときに代用できるものがあれば安心でしょう。
今回は味の素の代用として使える調味料についてご紹介していきます。
目次
味の素は他の調味料で代用しても問題ないのか?
味の素がどんな調味料か、ご存知でしょうか?
味の素は言い換えれば「うま味調味料」という、うま味を引き出す効果のある調味料なんです。
昆布などに多く含まれる「グルタミン酸」というアミノ酸の一種を粉末状にしたものが、味の素で、社名がそのまま商品名になっている、なじみ深い調味料ですね。
味の素を料理に一振り加えるだけで、一味違った味になるんです。
でも味の素がない時には、何か代用できるものがあるのでしょうか。
成分が似ているものなら、同じ味とはいきませんが、代用できます。
味の素の成分を見て、同じか似ているものが使われていれば、量を調節しながら使うことでいつもの料理の味に近くなります。
しかし、調味料に頼り過ぎないで素材のうま味をそのまま味わう工夫もしてみるのがいいかもしれません。
だしを濃く取ってみたり、複数のだしを合わせるなどのひと手間で、グンとお料理の味も変わると思います。
味の素のお手軽代用品5選
では、味の素に代わる調味料ってどのくらいあるでしょう。
手軽に使用できて、どの家庭にでもある調味料が結構あるんですよ。
①ほんだし
だしをとるのが面倒だ…という方はよくご存じの、かつお風味の粉末だしです。
かつおにも、味の素に含まれる「グルタミン酸」が多く入っているので問題なく使えます。
ただ、かつおの風味がメインなのでいつもの味の素と同じように使うと、かつおの味が強く出てしまいます。
まずは少しずつ入れて味を調えましょう。
②うま味だし・ハイミー
味の素と成分はあまり変わらないのですが、グルタミン酸とは違う他のアミノ酸も多く含み、どんな料理にもよく溶け込んでコクを出す調味料です。
味の素よりも味が濃く、塩分も少々多めですので、普段使う味の素の量より少なめにして使いましょう。
③昆布茶
グルタミン酸を多く含む昆布を粉末状にして塩分も加え、お茶としておいしく飲めるものです。
余計な成分がない分、代用品としては使いやすいと思います。
ただ調味料ではないので、代用として使う時は入れすぎに注意です。
塩分が多めですし、あまり入れすぎると昆布の風味が強く出てしまうので、少量から入れてくださいね。
④干ししいたけ
実は干した椎茸にもグルタミン酸が多く含まれているのです!
料理酒で戻した干し椎茸のだしは、うま味がぎっしり詰まっているのでぜひお料理に使ってみていただきたいものです。
自然のうま味がたっぷりで、安心して使えますね。
⑤味噌
グルタミン酸は発酵させて作るので、同じ発酵食品の味噌にも含まれているんです。
使う量によっては味の素の代用品になります。
注意点としては、やはり塩分が多いので量は少なめの方がいいという点ですね。
味の素の代用品のカギはグルタミン酸にあり!
味の素の代用品が意外に多いことがわかりました。
この他にもたくさんありますが、共通しているのが「グルタミン酸」というアミノ酸の1種で、うまみ成分を作るもとだったんです。
では、味の素の代用品についてまとめてみましょう。
※味の素の代用品は他の調味料でも大丈夫だった。
味の素が料理の隠し味になるのは、グルタミン酸の影響なので、他の調味料にも入っていれば同じ効果が出るのです。
主に魚、発酵食品(味噌・醤油・チーズなど)に多く含まれているので、それぞれの調味料を試してみるのもいいですね。
また、食材にはそのものが持つおいしさがあります。
その味を引き立てるためにもうま味調味料に頼らないで調理することで、減塩にも繋がり健康的な食生活になると思います。
味の素が悪いとはいいませんが、たまには素材の味をそのまま味わってみるお料理もいいかもしれません。