ちえこ
2017年の後半から徐々にガソリンの価格が値上がりしていることに気が付いた人もいるのではないでしょうか。
私が住んでいる地域は車がないととても不便なため、ガソリンの値上がりは家計に直結する深刻な問題になります。
何気なくガソリンスタンドの価格を見ると、一気に8円~10円の値上げがされている時もあってビックリしてしまいました。
「このガソリンの値上がりはいつまで続くのか…?」
そんな風に不安に思っている方も多いと思います。
しかし、このガソリン高騰にはハッキリと原因があります。
まずはガソリンが高騰している理由をきちんと把握し、しっかり対策していけるようにしましょう!
目次
ガソリンの値段が高い理由は?
ガソリンの値段が高騰している理由は大きく分けて3つあります。
理由1.中東情勢が不安定なため
ガソリンが値上がりしている理由の一つ目は「中東情勢が不安定」ということ。
日本はガソリンを中東からの輸入に頼っていますが、中東の国同士の対立が起き、政治も不安定な状態が続いています。
そのためこういった不安が原油価格にも影響を与えています。
理由2.為替相場が円安傾向にあるため
円安の状態が続くと原油やガソリンを輸入するときにたくさんの円が必要となり、結果的にガソリンが値上がりしてしまうことになります。
日本は原油をほぼ輸入に頼っているので、円安の影響がモロに出てしまいます。
円安になると外国にモノを輸出する際には外貨でもらえるので得になります。なので、一概に円安がいけないというわけではありません。
理由3.協調減産の影響
「協調減産」というものもガソリンが高くなってしまう原因になっています。
協調減産とは、「原油が採れる国同士が協力し合って原油の産出量を減らそう」というもので、このことによって原油の値段をコントロールしています。
この協調減産は2018年の3月末で期限が切れるはずだったのですが、2018年中は延長されることに決定しました。
このことで原油が供給される量が減ってしまうようになり、ガソリンを買いたい人とガソリンの供給量のバランスが取れなくなってガソリンの値上がりが起こっているのです。
価格高騰はいつまで続く?
車を使って生活している人のお財布に直結して来るガソリンの値上がり。
ガソリンの価格高騰は一体いつまで続くのか気になりますよね。
予想では、2018年のガソリンの価格は高いまま推移していくのではないかと言われています。
ガソリンが高い理由でもお伝えしましたが、協調減産の延長や中東情勢の不安、円安の傾向がまだしばらく続くと考えられており、こういったことがこの先のガソリンの価格を高騰させる要素になっています。
この先ガソリンの価格が大幅に値下がりすることは考えにくいので、今のガソリンの価格高騰が急に良い方向に向かうとは考えにくいです。
値下がりに期待するよりも、ガソリンの節約方法を知っておくことの方が大事かもしれませんね。
参考⇒ガソリンを節約する5つの運転方法!燃費向上のおすすめグッズはある?

ガソリンが一番高い県はどこ?
ガソリンの価格を比較するサイトの調べによると、2018年1月31日現在でガソリンの全国平均価格が一番高い県は高知県で、平均価格は148.0円という結果になりました。
一週間前の高知県の平均ガソリン価格と比べると3.9円値上がりしているという結果になっています。
ちなみに、全国のガソリン価格の平均は2018年1月31日現在で142.3円になり、一週間前と比べると0.5円値上がりしていることになります。
一週間前のガソリン価格と1月31日のガソリン価格を比べてみると、一番価格が上昇していたのは福井県で、先週の139.5円から一気に5.7円値上がりして142.5円になっています。
ですが、この価格は常に変動しているものです。
ガソリンを節約するコツを紹介
ガソリンの値段が高いと家計にも響いてきますよね!
そこで考えるのが「ガソリン代の節約」です。
ガソリンを節約できる、簡単な節約のコツを実践して家計の圧迫を少しでも減らしましょう。
荷物を積み過ぎない
車が重くなってしまうと燃費が悪くなります。
必要のない荷物を積みっぱなしにしておかずに、必要のない荷物は下ろすようにしましょう。
車の速度を一定にする
一定の速度で走行するとガソリンの節約につながります。
一定の速度で走っていない車はアクセルやブレーキを何度も踏むため、その分加速や減速を繰り返すことになってしまいます。
なるべく一定の速度で走行してガソリンを節約しましょう。
アイドリングストップ
車が停止している間にエンジンを止めるアイドリングストップ。
エンジンをかけるときに使用するガソリンは、5秒間アイドリングストップする時と同じになり、5秒以上停止する場合はアイドリングストップをすればガソリンを節約することにつながります。
ただし、信号待ちなどでのアイドリングストップは慌ただしくなるのであまりオススメしません。
エンジンオイルの交換と空気圧の調整
エンジンオイルが汚れていると燃費が悪くなります。
また、タイヤの空気圧が減ってしまった状態で走行すると燃費が悪くなりますので、エンジンオイルと空気圧はこまめにチェックしましょう。

まとめ
- ガソリンが高騰しているのは中東情勢の不安や円安、協調減産が原因
- 2018年のガソリン価格は協調減産も影響してしばらくは高値のままが予想されている
- 2018年1月31日現在でガソリン価格が一番高い県は高知県
- 荷物を積み過ぎないようにして速度を一定にして走行するとガソリンを節約することが出来る
- エンジンを5秒以上停止するときはアイドリングストップするとガソリンを節約できる
今、ガソリンの価格が高騰しています。
これは、中東情勢が不安定なことや協調減産が影響しているほか、円安傾向にあってガソリンを輸入するときにお金がかかってしまうからです。
2018年のガソリン価格も一気に安くなることはないと予想されているため、ガソリン代が家計を圧迫するということになるかもしれません。
ガソリン代を節約して家計の圧迫を軽減しましょう!
荷物を積み過ぎない、アイドリングストップするなど、少しのことでガソリン代の節約をすることが出来ますよ!
野菜の高騰についての記事もあるので良かったらどうぞ。
