「はちみつ」って体に良いイメージですよね。
紅茶に入れたりお料理の甘味料として使ったり、私なんかは「はちみつの○○」と書いてあるアメやお菓子を見つけるだけで、ついつい買ってしまいます。
でも実は、「はちみつは健康に悪い」という説もあるので、はちみつについて詳しく調べてみました。
この記事では、「はちみつの効果効能とデメリット」「はちみつの健康的な食べ方」をご紹介しています。
健康のために「はちみつ」を!と思っている貴方、ぜひこの機会に「はちみつ」について正しい知識を一緒に学びましょう!
はちみつの効果効能
「はちみつ」は昔から「体に良い」とされていますが、そもそも何がそんなに良いのでしょうか?先ずは、「はちみつ」って何なのかという事からお伝えします。
はちみつって?
蜂蜜(はちみつ)とは、ミツバチが花の蜜を採集し、巣の中で加工、貯蔵したものをいう。約8割の糖分と約2割の水分によって構成され、ビタミンとミネラル類などの栄養素をわずかに含む。味や色は蜜源植物によって様々である。
はちみつには、みつばちが植物の花みつを採集し巣房に貯え熟成した天然の甘味物質である「純粋はちみつ」 純粋はちみつから臭い、色等を取り除いた「精製はちみつ」 純粋はちみつに異性化液糖その他の糖類を加えたものであって、純粋はちみつの含有量が重量百分比で60パーセント以上の「加糖はちみつ」があります。
<引用元:Wikipedia>
はちみつの栄養素
・糖分=グルコース・フルクトース・マルトース
・有機酸=グルコン酸
・酵素=ジアスターゼ・ホスファターゼ
・ビタミン類=ビタミンC・ビタミンB1・ビタミンB2・ナイアシン
・ミネラル=ナトリウム・リン・鉄・カルシウム・カリウム・マグネシウム・銅・亜鉛・マンガン
・アミノ酸=バリン・ロイシン・イソロイシン・アラニン・アルギニン・リジン・アスパラギン酸・グルタミン酸・プロリン・スレオニン・メチオニン・ヒスチジン・フェニルアラニン・チロシン・グリシン・セリン
・ポリフェノール=カフェ酸・p‐クマル酸・フェルラ酸・ケンフェロール・クリシン・ケルセチン・p‐ヒドロキシ安息香酸・バニリン酸・バニリン・シリングアルデヒド・ガランギン
<引用元:日本食品標準成分表2015年版(七訂)>
はちみつの効果効能
先にお伝えしたように「はちみつ」は3種類ありますが、「精製はちみつ」と「加糖はちみつ」の2つは、「はちみつ加工品」です。加工品になると本来「はちみつ」が持っている栄養価が損なわれる事になるので、ここでは「純粋はちみつ」の効果効能をご紹介します。
①疲労回復効果
はちみつの主成分である「ブドウ糖」と「果糖」は「単糖類」と呼ばれ、構造が単純で体内に入ると短時間で吸収されます。
そのため即エネルギー源になり、体力を消耗した時に疲労回復の効果があります。
そういえば部活動をしていた頃、よく差し入れで「レモンのはちみつ漬け」を食べた記憶がありますが、そういう事だったんですね!(懐かしい味です☆)
②殺菌効果
はちみつに含まれる「グルコースオキシダーゼ」によって発生する「過酸化水素」の働きで、はちみつには抗菌作用があります。
そのため風邪をひいた時、喉の炎症を押さえ痛みや咳止めに効果があると言われています。
又、はちみつにはビタミン類も含まれているので、日頃から摂取しておけば風邪の予防にも効果が期待できます。
⓷高血圧の予防効果
はちみつには「ミネラル類」も含まれているのですが、その中でも「カリウム」は高血圧の予防に効果的であると言われています。
④ダイエット効果
甘いはちみつがダイエットに効果的なんて、そんな馬鹿な!と思われるでしょうが、「はちみつ大さじ1杯」の甘みは「砂糖大さじ3杯」と同等になり、カロリーは砂糖より低いのです。
又、はちみつに含まれるブドウ糖は、先にお伝えした通り摂取後すぐに吸収されますが、果糖はゆっくりと吸収されます。この性質の違いによって余った糖分が脂肪に変わるのを抑えてくれるのでダイエットに効果的です。
⑤二日酔いの予防・解消
はちみつに含まれる果糖には、肝臓に残っているアルコールの分解を助け血中のアルコール濃度を下げる作用があります。又、コリンやパントテン酸は肝臓を強化してくれるので、二日酔いの予防や解消に「はちみつ」はとても効果的です。
はちみつの主成分はブドウ糖と果糖ですが、他にも沢山の栄養成分が含まれているので、とても栄養価が高く「はちみつは総合栄養食品」とも言われています。
そんな高評価の「はちみつ」ですが、実は健康に悪いのでは?といったデメリットについても調べてみました。
実は健康に悪い?食べ過ぎのデメリット
「はちみつ」が直接的に健康に悪いといった点はありませんが、はちみつを摂取する上で気をつけなければいけない注意点がいくつかあります。
1歳未満の乳児には絶対に「はちみつ」を食べさせてはいけない!【重要】
最近では「はちみつ」が含まれる食品には、必ずと言っていいほど注意書きがされていますが、お子さんの命にも関わるので特に注意が必要です。
はちみつには、まれにボツリヌス菌が含まれていることがあり、発達が未熟な1歳未満の乳児の体内に菌が入った場合、腸内で発芽、増殖し毒素を産生させることにより、乳児ボツリヌス症を発症する可能性があります。
1987年から厚生労働省より「1歳未満の乳児にははちみつを食べさせないように」との勧告がされています。
死に至ったケースも報告されているので、小さなお子様がいる家庭では絶対に守りましょう。
アレルギートラブルの可能性
アレルギーの原因になる食品は色々ありますが、はちみつも食べると「はちみつ」に含まれる花粉や蜂の分泌物が原因でアレルギー症状が出る可能性があります。
不安な場合は、はちみつを摂取しないようにするかアレルゲン特定検査などでアレルギーの有無を調べてみる方が良いです。
食べ過ぎのデメリット
健康のために良いと言われる「はちみつ」でも、食べ過ぎると中性脂肪になってしまうので、適量を守って摂取するようにしましょう。
特に以下の方は健康状態を考慮し摂取量に注意が必要です。場合によっては医師と相談される事をおすすめします。
血糖値の高い方
糖尿病の方
減量中の方
素晴らしい健康効果をもつ「はちみつ」ですが、場合によっては健康被害もありえる事を理解して、「はちみつ」を上手に取り入れましょう。
はちみつの健康的な食べ方。1日の適量や食べるタイミングは?
はちみつの効果効能を実感したくても、沢山食べればイイというものではありません。
過剰摂取による健康被害を防止するためには、1日の適量を守って食べて下さいね。
1日の適量=ティースプーン3杯まで(そのまま食べる場合)
お料理の甘味料として使ったりする場合は変わってきますが、1日の生活の中では「はちみつ」以外でも糖分を摂っていると考えられるので、多くてもスプーン3杯程度に抑えておく方が良いでしょう。
「はちみつ」の栄養がフルに生かされる健康的な食べ方は・・・
[そのまま舐めて食べる]のが効果的です!
はちみつは熱を加えると、純粋な栄養素が壊れて栄養効果が薄れていきます。熱いものに入れたり、調理をしたりするとせっかく「はちみつ」を食べても無意味になってしまいます。
なるほど!!私は栄養面を考えてお砂糖の代わりに使っていましたが、意味がなかったんですね。勉強になりました。
そして食べるベストなタイミングは・・・
[空腹時]です!
お腹が空いている時に「はちみつ」だけ単独で食べるのが、一番効果が発揮されます。
又、「夜寝る前」もベストです。はちみつには鎮静作用があるためストレスを取り除き安眠効果が期待されます。
良質の睡眠がとれる事で成長ホルモンが十分分泌され、脂肪燃焼を促してくれるのでダイエット効果を期待される方は「夜寝る前」がオススメです。
容器から「はちみつ」を取り出す時は、木製や陶器製のスプーン使うのが良いです。
…と言っても一般的に家庭で使うスプーンは金属製なのですが、金属製のスプーンははちみつの成分と化学反応して、はちみつ本来の栄養成分を壊してしまう場合があります。
金属製のスプーンでも劣化しにくいステンレス製の「はちみつスプーン」ならおすすめです。
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通販で買えるおすすめのはちみつ
市販されているはちみつには、中国やアメリカといった外国産が多くみられますが、日本産より外国産の方が生産コストの関係で低価格なため買いやすいと言えます。
ただ、安全安心な「はちみつ」を食べたい場合は、国内産もしくは外国産でもメーカーがはっきり記載されていて信頼できるメーカーの「はちみつ」を選びましょう。
おすすめ1) かの蜂 国産 百花蜂蜜
百花蜂蜜とは「百の花から採れた蜜」という意味で、かの蜂の国産百花蜂蜜は、レンゲの花や菜の花、山の花など色々な花が咲き乱れる春先にミツバチたちが集めてきた蜂蜜です。
添加物を一切使わず非加熱で「はちみつ」の自然な味が楽しめるこだわりの逸品です。
内容量:1,000g
価格:¥3,294 (税込)
<引用元:かの蜂公式サイト>
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おすすめ2) 山田養蜂場 里山のれんげ蜂蜜
希少価値の高い国産のれんげ蜂蜜で、優しく上品な甘みと口あたりの良さ、まろやかな風味が人気のはちみつです。
「みつばち関連」の商品で有名な山田養蜂場が、純度にこだわって丁寧に作られた逸品です。
内容量:300g
価格:¥4,320(税込)
<引用元:山田養蜂場公式サイト>
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おすすめ3) 小松養蜂場 秋田のはちみつ 栃
創業約60年 自然豊かな秋田の地で約300群のみつばちを育て、自家採蜜した秋田県産100%のはちみつです。
淡い黄金色をした栃(とち)蜂蜜は、上品でやさしい香りですが味はコクがあり重厚です。
鉄分、ミネラルが豊富に含まれています。
内容量:500g
価格:¥2,592(税込)
<引用元:小松養蜂場公式サイト>
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おすすめ4) コンビタ マヌカハニー UMF5+ 大容量 500g
世界最大のマヌカハニーメーカー「コンビタ」から、世界売り上げNO1のマヌカハニーをオススメします。
コンビタUMFマヌカハニーはすべて、最高品質のUMFマヌカハニーを作るために、蜂や養蜂家と密に連携しています。
マヌカハニーは、ニュージーランドの大自然が残る地方で採取されるハチミツで自然の恵みの1つです。その独特の風味と特殊な力で健康的な食生活に役立つことから、多くの人々に高く評価されています。
<引用元:コンビタジャパン公式サイト>
内容量:500g
価格:¥3,888(税込) 1世帯1回のみお試し価格
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おすすめ5) MMファーム 奄美大島 原生林の雫
「原生林の雫」の養蜂場は周囲に農薬を使用する農園がない大自然の中の人里離れた場所にあります。水・空気・土すべてにおいて人間の悪影響を可能な限り排除した純粋なはちみつです。
こだわりにこだわった農法が話題になり数々のメディアでも紹介されました。
内容量:300g
価格:¥3,024(税込)
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おすすめの専門店)
国産で品質に徹底的にこだわり、自家採蜜法で安心な「はちみつ」を販売している「はちみつ」専門のサイトです。
はちみつの生産状況は、天候や収穫量に左右されるので、時期によって色々な種類のはちみつが楽しめます。
公式ホームページから、メール・FAXで注文することができるので気になる方はのぞいてみて下さい▼はちみつ専門店 ビーズラボ
www.beeslabo.jp/products.html
はちみつを使ったおすすめレシピ
先にお伝えしたように「はちみつ」は、熱を加えたり加工せず「そのまま」が一番栄養効果が高いので、加熱調理しないレシピをご紹介します。
おすすめ1) はちみつレモンジュース
はちみつを水やぬるま湯で溶いてレモン果汁を加えます。
熱を加えないので、はちみつの栄養効果が得られる上レモンのビタミンもプラスされるので、美容と健康によいジュースです。
おすすめ2) トマトのハニージンジャーマリネ
・材料(2人分)
ミニトマト 13個
しょうがのみじん切り 小さじ1
はちみつ 小さじ2
酢 小さじ2
味の素 適量
塩 少々
・作り方
①ミニトマトは皮を湯むきする
②ボウルにミニトマト以外の材料を入れ混ぜ①で湯むきしたミニトマトを加えて和える
⓷冷蔵庫でしばらく冷やしておくと素材がよく馴染んで一層美味しく頂けます
おすすめ3) ハニーかぼちゃサラダ
・材料(4人分)
かぼちゃ 1/4個
玉ねぎ 1個
牛乳 大さじ1
マヨネーズ 大さじ2
☆レーズン 大さじ4
☆はちみつ 大さじ1
☆塩 少々
☆こしょう 少々
ミックスナッツ 適量
・作り方
①かぼちゃは種、ワタを取り、皮を落として2cm角に切る。玉ねぎは薄切りにする
②耐熱ボウルに①のかぼちゃ・玉ねぎ、牛乳を入れてラップをかけ、電子レンジ(600W)で5分加熱し、かき混ぜてさらに1分加熱する
⓷やわらかくなったらかぼちゃをつぶして、マヨネーズと☆を加えて混ぜ、ミックスナッツを散らす
かぼちゃの甘みとはちみつで優しい味のサラダです。
おすすめ4) カッテージチーズディップ
・材料(4人分)
パイナップル 40g
☆カッテージチーズ・うらごしタイプ 100g
☆パルスイート 大さじ1・1/2
ミントの葉 少々
★カッテージチーズ・うらごしタイプ 100g
★すり黒ごま 大さじ1
★はちみつ 小さじ1/2
★パルスイート 大さじ1・1/2
黒ごま 少々
食パン・サンドイッチ用パン 4枚
・作り方
①パイナップルはみじん切りにして、☆とよく混ぜて、器に入れてミントを飾る
②★をよく混ぜて、器に入れて黒ごまを飾る
⓷サンドイッチ用食パンはトーストして、食べやすく切り、①・②をつけて食べる
カッテージチーズとパイナップル、カッテージチーズとはちみつの組み合わせが絶妙で、いくつでも食べられてしまう1品です。
おすすめ5) かぶの水キムチ
・材料(4人分)
かぶ 4個
塩 少々
一味唐がらし 適量
赤唐がらし 2本
にんにく 2片
しょうが 1かけ
☆水 5カップ
☆だしの素 小さじ1(3g)
☆はちみつ 大さじ1
・作り方
①かぶは2~3cm角に切り、塩をふって30分ほどおく。水気をしぼり、一味唐がらしをまぶしてさらに30分ほどおく
②赤唐がらしは種を取って小口切りにし、にんにく、しょうがはみじん切りにする。
⓷ボウルに☆と②を混ぜ合せて漬け込み汁を作る
④⓷に①のかぶを漬け込む
ピリ辛でご飯のお供におすすめです。
はちみつは食べ過ぎ注意!そのまま舐めて食べるのが効果抜群!
「はちみつ」について勉強になりましたでしょうか?
私も間違った知識が沢山あったので正しい事を学べて良かったです。
まとめてみると…
①はちみつには「疲労回復効果」「殺菌効果」「高血圧予防効果」「ダイエット効果」「二日酔いの予防・解消」など沢山の効果効能があり、はちみつは「総合栄養食品」とも言えるほど素晴らしい
②食べ過ぎると中性脂肪になってしまうので適量食べるのが良い
1日の適量=ティースプーン3杯まで(そのまま食べる場合)
はちみつは熱を加えると、純粋な栄養素が壊れて栄養効果が薄れてしまうので、「そのまま舐めて食べる」のが一番効果的
③食べるタイミングは「空腹時」「夜寝る前」がベスト
④1歳未満の乳児には絶対に「はちみつ」を食べさせてはいけない!
⑤血糖値の高い方、糖尿病の方、減量中の方、アレルギーが気になる場合は注意が必要
⑥はちみつを購入する時は、国内産又は外国産でも信頼できるメーカーの「純粋はちみつ」を選ぶ
自然の恵み「はちみつ」を効果がフルに発揮できる食べ方で、毎日の生活に取り入れたいですね。
最後までご覧頂きありがとうございました。