「お正月って一体何日までなんだろう?」
お正月の始まりは元旦からで分かりやすいのですが、いつの間にか終わってるので、明確な「いつまで」ってわかりづらいですよね。
そうなると、鏡餅や門松など、お正月の飾りを片付ける時期なんかも結構曖昧になったりします。
そこで今回は、「お正月はいつまでなのか?」という疑問についてハッキリと答えを出していきたいと思います。
期間を明確に知れば、飾りの片付けのタイミングも間違わなくなりますよ♪
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お正月の期間は何日まで?
「お正月」という呼び方は、旧暦の1月をお正月と呼ぶ事が元になっています。
お正月の正しい期間は、1月1日~7日(松の内と呼ぶ)
※地域によっては、15日や20日(小正月と呼ぶ)までをお正月行事を行う期間にしています。
そのうちの、3日までの間を「三が日」と呼びます。
「お盆」の半年後にやってくるお正月は、本来お盆と同じように「ご先祖様をお祀りする行事」だったそうです。
一年の始まりに「明けましておめでとうございます」と挨拶するのは、霊に対する祝福の言葉であり、神様への感謝の言葉を交わしあうことで、ご先祖様を迎えたことを心から喜びあったそうです。
出典:お仏壇の長谷川
日本の風習って奥深いですね!
そんな由来がある事も知らずに、「もう幾つ寝ると~お正月~♪」と言う歌にある様に、ただお正月を楽しみにしていました。
お正月を迎えるには、大掃除をして門松やしめ飾り、鏡餅の準備をするなどお正月の行事は、お正月前から始まっています。(年末のお餅つきも楽しみでした♪)
玄関の飾りつけや鏡餅はいつ片付けるの?
「お正月飾りって、いつからいつまで飾るの?鏡餅はどうするの?」って改めて聞かれると…なんだかうろ覚えじゃないですか?
せっかくなので、この機会に覚えてしまいましょう!
一般的に、正月飾りには、門松、しめ飾り、鏡餅がありますが、それぞれ飾る意味によって飾る時期がありますので
それぞれにご紹介しますね!
門松
門松は、神様が迷わず降りて来られる為の目印となり正月飾りの中で最も重要なものとされています。
Q.いつ飾るの?
A.28日飾るのが一般的です!
29日は、「二重苦」や「苦に通じる」という数字のごろ合わせから飾る事を避けます。
31日は、「一夜飾り」と言われ神様をお迎えする準備を前日にあわただしく行うことは失礼にあたる為、忌み嫌われます。
30日も旧暦では月の最後の日を意味する晦日(みそか)になる為、31日と同じく門松を飾る日には適していません。
Q.いつまで飾るの?
A.松の内(1月7日)まで飾るのが一般的ですが、地域によっては、小正月の1月15日や20日まで飾る所もあります。
しめ飾り
しめ飾りは、神様を迎える清浄な場所を示す為に飾るもので、玄関に飾る事で災いが外から入る事を防ぐと言われています。
飾る時期は、門松と同じです。
お住まいの地域の風習がよく解らなくて気になる方は、長く住んでおられるご近所さんに聞いてみられるのもいいですね!
鏡餅
鏡餅は、ただの飾りではなく「神様へのお供え物」です。
鏡餅の「鏡」は「鑑みる」の事だとする説があり、良いお手本や模範に照らして「鑑みる」にあやかって、「かんがみもち」が「かがみもち」になったと言われています。
飾る時期は、門松やしめ飾りと同じですが、それより早く飾っても問題ないとされています。
松の内が終わり、神様をお送りした後は、下げて頂きます。(お餅を切って食べる事を鏡開きと呼ぶ)
鏡開きは、一般的には1月11日ですが、地域によっては15日の所もあります。
まとめ
- お正月の期間は、1月1日~7日(松の内)とされるのが一般的
- お正月飾りや鏡餅のお供えを行うのは、28日~松の内の期間が一般的
いやぁ~知らない事が沢山ありました。
今回記事を書いた事で、私も勉強になりました。
ただ楽しくお正月を過ごしていましたが、本来のお正月の意味を知った事で、これからのお正月はなんだか心豊かに過ごせそうな気がします。
最近では、生活スタイルの変化と共に昔と比べてお正月の過ごし方も多様化してきていますが、せっかくお正月飾りや鏡餅をお供えするのであれば、その点の風習は守りたいですね!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。