エナジー系ドリンクの代表格を担っていると言っても過言ではないほど知名度の高いレッドブル。
オーストリア発祥のエナジー系ドリンクでありながら、日本でもその分野では絶大な支持を得ています。
しかし、その人気に比例するかのようにレッドブルを飲んで体に悪い影響があったという報告も増えてきているのが現実です。
レッドブルって、本当は飲みすぎると身体に悪い飲み物なのでは…?
そんな心配を抱えているレッドブルの愛飲者である皆さんのために、今回この記事では
・レッドブルに含まれている成分と効果とは?
・レッドブルを飲みすぎると体に悪い影響があるの?
・レッドブルによる死亡事故があるって、ホント?
ということについてご紹介していきたいと思います。
目次
レッドブルの成分と効果
レッドブルは、いわゆる「エナジー系ドリンク」と呼ばれる部類の飲み物です。
これは、一般的な清涼飲料水と比べるとカフェインが多く含まれており、炭酸も強め、甘さも強めな味わいが特徴的です。
レッドブルの成分は?
レッドブルも例に漏れず、カフェインの含有量は多く、その他には
・アルギニン
・ビタミンB群
・砂糖、ブドウ糖
といった成分が含まれています。
また、レッドブルはオーストリアのメーカーが製造する清涼飲料水ということで、アルプスの水が使用されているのも特徴的ですね。
ちなみに、海外製のレッドブルにはタウリンが配合されているのですが、日本製のレッドブルにはそれが含まれていません。
日本でタウリンを含む製品を売る場合は医薬品扱いになってしまうため、それを避けるために成分を変えているんだとか。
そのため、日本製のレッドブルは炭酸飲料ということになっているんです。
レッドブルを飲むとどんな効果がある?
レッドブルを飲むことで、様々な効果が期待できます。
まずはカフェインによる効果。
一般的に知られているカフェインを摂取したことによる効果というのには「眠気覚まし」がありますが、決してそれだけではありません。
カフェインには脳神経を興奮させる働きがあり、それによって疲労感を解消してくれる効果が期待できます。
また、脂肪分解酵素の働きを高める作用もあり、これにより運動のパフォーマンス性を高めてくれるというのです。
また、アルギニンには成長ホルモンの分泌を促進してくれる働きがあり、免疫力に関わる機能を高めてくれたり血流の改善をしてくれるという効果も期待できるのです。
レッドブル一本でこんなにも様々な効果が得られるとは、驚きですね!
レッドブルの飲み過ぎは体に悪い?
レッドブルには先述した通り、カフェインの含有量が多いです。
そのため、飲みすぎるのは体に悪いということが言われています。
では、具体的にどのような悪い影響があるのでしょうか。
カフェイン量
まずはレッドブルにはどのくらいのカフェインが含まれているのかということについてご紹介しましょう。
レッドブルのカフェイン含有量は、100gあたり30mgとなっています。
これだけ見ても、カフェインが多いのかそうでもないのか分かりにくいですが、コーヒーと比べるとその差は歴然。
コーヒーに含まれるカフェインの量は、100gあたり60~80mg、つまりレッドブルの倍以上も含まれているのです。
ということは、レッドブルに含まれるカフェインの量というのはそれほど多くないということが分かりますね。
とは言え、カフェイン自体が飲みすぎると体に悪い影響を与えることがあるので飲む量には注意が必要です。
1日に2本までを限度に飲むようにすることをおすすめします。
副作用
いくらコーヒーよりカフェインの含有量が少ないとは言っても、飲み過ぎればそれなりの副作用は現れます。
・寝れなくなる
・吐き気をもよおす
・胃痛を引き起こす
といった副作用が症状として表れる危険性があります。
また、飲みすぎるとカフェイン中毒になり、それが死亡事故に繋がることもあるので気を付けましょうね。
過去には死亡事故も
レッドブルを多量に飲んだことで死亡したという事例が過去にあります。
死亡事故の事例というのは国内外であり、日本では2015年12月に初めて確認されました。
死亡したのは20代男性、レッドブルを日常的に眠気覚ましを目的として飲んでいたことが原因でカフェイン中毒になったということでした。
健康体そのものと言える20代男性でも、カフェインを過剰摂取したら死に至ることがあるというのは非常に怖いです。
【まとめ】レッドブルの効果は様々だが、飲み過ぎには注意!
レッドブルのカフェインの含有量が、コーヒーよりも少ないという事実は意外でしたね。
・レッドブルにはカフェインの他にアルギニンやビタミンB群といった成分が含まれており、疲労感の解消や血流改善といった効果を得ることができる!
・レッドブルにはカフェインが含まれているので、過剰に飲みすぎるのは体に悪い影響を及ぼす可能性がある
用法用量を守り、正しく飲めば万能なドリンクであるレッドブル。
飲み方によっては逆に体に良いということもありますから、一日の摂取量は是非守っていただきたいです。