パン作りやお菓子作りの際に使うことが多いショートニング。
レシピを見ていると時折登場することがあるショートニングですが、これが一体どんなものなのか分かっていないという人も少なくないのではないでしょうか。
ショートニングは食べ物に使われていることが多いのですが、一部ではそれに含まれるトランス脂肪酸という成分に危険性があるということも言われています。
ということで今回は、
・ショートニングってなに?
・ショートニング含まれているトランス脂肪酸には危険性があるの?
・ショートニングによるアレルギー反応の可能性はあるの?
・ショートニングのだいたいひんとして使えるものはあるの?
ということについてご紹介していきたいと思います。
ショートニングとは?
まずはショートニングが一体どんなものなのかというのとについて、基本的なことからご紹介していきましょう。
ショートニングというのは一言でいうと、食用油脂です。
半固形状になっており、見た目はバターやマーガリンに近いです。
お菓子作りにショートニングを使うことでさっくりとした仕上がりになるので、クッキーやビスケット作りに使われることが多いです。
また、ショートニングは揚げ油として使われることもあり、ショートニングを使って揚げると衣がパリっと仕上がるのが特徴です。
トランス脂肪酸の危険性は?
ショートニングにはトランス脂肪酸が含まれています。
このトランス脂肪酸は別名「食べるプラスチック」とも呼ばれている、ネガティブなイメージのある成分として知られています。
そのため、お菓子やパンをお店で買うときにショートニングを使用しているか気にする人も少なくありません。
また、ショートニングが身体に悪いということで欧米諸国ではそれを使用したお菓子などは販売することができない決まりになっているのだとか。
それくらいトランス脂肪酸は害悪であるとされている成分なわけなのですが、具体的にはどのような危険性があるのでしょうか。
トランス脂肪酸を体内に取り入れると悪玉活性酸素が作用し、それにより脳の神経細胞が破壊されてしまいます。
これにより、学習能力や記憶力が低下してしまったり、認知症が発症しやすくなってしまったりするというのです。
それに加えて、ショートニングの摂取により体内で悪玉コレステロールが増加してしまい、動脈硬化を引き起こしてしまうこともあります。
つまり、トランス脂肪酸の含まれているショートニングは危険性が高い食品であるということが言えます。
アレルギーの注意点は?
そんな危険性の高いショートニングですが、これを摂取することによってアレルギーが起こる可能性はあるのでしょうか。
パンはバターを使って作るものがほとんどで、この場合乳製品のアレルギーがある人は食べることができません。
ですが、ショートニングは乳成分が含まれていないのでそのようなアレルギーがある人はパン作りをする際にショートニングを代わりに使うと良いでしょう。
ところが、ショートニング自体もアレルギーなどを引き起こす危険性があるという報告もされています。
それには、さきほどからご紹介しているトランス脂肪酸が大きく関係しています。
ですので、なんでもかんでもショートニングを使用していると、それまでアレルギーとは無縁だった人でも突然アレルギー反応が出てしまう危険性もあるということを念頭に置いておいた方がいいかもしれませんね。
代用できる食品はある?
ここまで読むと「ショートニング=危険」というイメージが強くついてしまったかもしれません。
できることならショートニングを使いたくないと思うのが普通ですよね。
では、ショートニングの代用となるものはあるのでしょうか。
料理で使ってショートニングと同じようなはたらきをしてくれるものとして、バターやラードがあります。
むしろ、バターの方が風味が良くなるのでこちらの方が好んで使われるという人も多いです。
【まとめ】ショートニングには危険がいっぱい!?
ショートニングって普通に食品に使われていますが、実は身体にはあまり良くないものだったんですね。
・ショートニングとは半固形状の食用油脂
・ショートニングの別名は「食べるプラスチック」と呼ばれることから分かるように身体には悪い影響がある
・ショートニングにはトランス脂肪酸が含まれており、学習能力の低下や認知症の発症の可能性が高くなる
・ショートニングの代用としてバターやラードが使える
危険がたっぷりなショートニングはなるべく避け、バターやラードで代用できるものはしていきたいですよね。