「賞味期限切れのドリップコーヒーっていつくらいまで飲めるかな、できれば全部飲みたいから」
ドリップコーヒーって、いただき物や通販の定期便で結構在庫が残るものの一つですよね。
気が付いたら賞味期限切れてたっていうこと、しょっちゅうありませんか。
でも毎日飲むから切れててもすぐなくなる、と思ってるあなた、いやいやそうはいきませんよ。
以前にもらってたドリップコーヒーのセットを忘れて、またもらったりCMで見たお得なセットを買ってると、最初にあったものって忘れてしまうんです。
今回はそんな経験でお悩みの方にぜひ読んでいただきたい記事です、賞味期限切れのドリップコーヒーがどのくらい飲めるのか、また飲めなくなったときの再利用法などをご紹介しましょう。
ドリップコーヒーは賞味期限切れから何ヶ月くらい飲める?
1つずつ個包装されて未開封のものから、お徳用で大袋にたくさん入ったもの、いろいろありますが、この2つでは賞味期限が変わってきます。
個包装は賞味期限を目安に飲めばいいですが、大袋は一度開封したらその度にどんどん酸化していくので、賞味期限も短くなると考えた方がいいでしょう。
ましてその賞味期限が切れてしまったら、個包装はともかく大袋はもっと以前に賞味期限が切れていたということですね。
未開封のものなら、賞味期限切れから半年から1年が妥当で、開封済みに至っては1週間ほどで確実に味も香りも落ちます。
コーヒーは一度空気に触れるとコーヒー豆に含まれる油でどんどん酸化していく、デリケートな食品なんです。
まるで生もの(生鮮食料品)ですね。
飲んじゃダメなドリップコーヒーの見分け方
見た目では簡単に区別はつかないので、飲んで害があるのかなんてわかりません。
でも見分け方として次の例があります。
①カビが生えていないかどうか。(色が他のものと比べて変色していないか)
②湿気で塊ができていないか。
③酸化の影響で本来のコーヒーの香りではないか。
これらの症状がみられたら、飲むのは避けましょう!
開封後はもっと見分けるポイントがもっとあります。
①袋の中に虫がいないか。
②においがきつくなっていないか。
③飲んだ時に酸味がないか。
1つでも当てはまれば、即飲むのはやめましょう!かなり劣化が進んで、本来賞味期限も長くめったに腐ることのないコーヒーが傷んでいる証拠です。
注意点を頭に置き、飲む前のチェックを習慣にするといいですね。
ドリップコーヒーの飲む以外の使い道
もう飲めないとわかったドリップコーヒー、なんかもったいないですよね。
そういうときは「リサイクル」です。
本来なら処分してごみになるところですが、実はコーヒーってすごい効果があるんです!
脱臭剤としての活用法
なんと脱臭効果があるので、靴箱やトイレや冷蔵庫などにお茶パックに入れたコーヒーを置くだけで、気になる臭いを防いでくれるんです。
このコーヒー消臭剤は約2週間を目安に交換すると、また効果が持続するので、飲めなくなったコーヒーはすぐ捨てないで再利用しましょう。
肥料としての活用法
もう一つ、家庭菜園をしている方におすすめなのが「肥料」。
コーヒー(出がらしもOK)と堆肥を1:4の割合で毎日混ぜて発酵させるととてもいい品質の肥料ができ、家庭菜園でとてもいい野菜ができますよ。
賞味期限切れは未開封なら1年過ぎても飲めることもある
コーヒー好きなら賞味期限を切らすことなく飲むのでしょうが、やはり何らかの理由で賞味期限切れになった場合、まだ飲めるコーヒーとそうでないコーヒーがあるということがわかりました。
ドリップコーヒーの賞味期限切れから、飲めなくなったコーヒーの使い方までまとめてみました。
※未開封・開封後で賞味期限切れでも飲めるか飲めないかが違う。
デリケートな食品のコーヒーは、ほんのちょっとの原因で風味が変わりあの香ばしい香りも変化します。
空気に触れるという何気ないことがコーヒーの運命を変えると言ってもいいくらいです。
個別包装なら空気に触れることもないので賞味期限が多少切れても飲めますが、大袋に入ったコーヒーは、袋を開けるたびに劣化していくのです。
わずかな変化を見逃さずに、コーヒーの状態をいつも確認するのが真のコーヒー好きなのかもしれませんね。
※飲めなくなったコーヒーはまだ役目がある。
確認してもやむを得ず飲めなくなったコーヒーはもう廃棄しかないと思えば、実は生活の役に立つのです。
出がらしでもまだ飲む前のコーヒーも、消臭効果があるので、ガーゼや100均で買えるお茶パックに入れて臭いの気になる箇所に置くだけでお手軽な消臭剤に早変わり。
また、堆肥と混ぜて発酵させれば、立派な肥料になり畑を潤してくれる強い味方にもなるんです。
香ばしさが魅力のコーヒー、やはり新鮮なうちに淹れたてを飲むのが一番ですが、飲めなくなってもまだまだ出番があるとは、コーヒー好きにはうれしいですね。