妊娠中に「辛いもの」を食べても大丈夫?赤ちゃんへの影響は?

「妊娠中だけど、辛いものを食べたら赤ちゃんに何か影響って出るのかな?」

みなさん、こんにちは!

妊娠中は、赤ちゃんがお腹の中でスクスクと大きくなっていく大切な期間。

食べ物や飲み物について、気を遣いがちですよね。

いろいろな制限のある妊娠中ですが、「辛いもの」はどうなのでしょうか。

「辛いものを食べても、赤ちゃんに影響は出ないのかな?」

「どれくらいなら食べても良いのかな?」

そんな気になる疑問について、今回はまとめてみました!

ぜひ参考にしていただければ幸いです。

妊娠中の「辛いもの」の摂取、赤ちゃんに影響はある?

「辛いもの」=「刺激物」。

この考えから、「妊娠中は辛い物を食べてはダメ」といったことを聞いたことがある妊婦さんも少なくないでしょう。

妊娠中に辛いものを食べると、実際に赤ちゃんには影響が出るのでしょうか?

結論から言うと、答えは”NO”です。

辛いものを食べたからと言って、それが直接に赤ちゃんに悪影響をもたらすということはありません。

ただし、妊娠中に辛いものを摂取するにあたり気を付けたいこともありますので、それについては後程詳しくご説明していきます!




妊娠中の辛いもの、どれくらいなら食べてもよい?

さて妊娠中の辛いものの摂取が、赤ちゃんに影響がないことはわかりましたが、量や頻度に関してはどれくらい食べてよいのでしょうか?

一概に「一週間に何回まで」などということは出来ませんが、食べ過ぎは禁物です。

なぜなら辛い料理は比較的、味付けが濃くなっていたり、塩分が高いことが多いからです。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によれば、妊婦さんが1日に摂取する塩分の目安は7.0g未満

そこでこの塩分摂取量を目安に、自分の中でルールをつくっておくのがオススメです。

実際に私が妊娠中に決めていたこととしては、下記のようなものがあります。

  • 外食で辛いものを注文した際は、味付けの調整ができないため、その週は一度きりに控える。
  • 出来合いのお弁当やインスタントヌードルなどを食べる場合には、塩分やカロリーをチェックする。

妊娠中はなにかと気にしなくてはいけないことが多いですが、好きな食べ物を上手に取り入れ、ストレスを軽減させつつも健康的な食生活を心がけましょう。




妊娠中に辛いものを食べるなら…気を付けたいポイントは?

妊娠中に辛いものを食べるのであれば、気を付けたいポイントがいくつかあります。

①腹痛を起こすリスクがある

辛いものは刺激物ですので、食べたあとに胃痛や腹痛を起こす可能性があります。

特に妊娠中はつわりなどの影響で、体調がすぐれなかったり、胃が荒れやすくなっている場合もあります。

そうした際に刺激物を取り入れると、うまく消化ができず、痛みをもたらしてしまうことがあります。

辛いものを食べるときには、摂取量と、自分の体調に注意するようにしましょう。

②下痢になりやすくなる

辛い料理によく使われる唐辛子には、「カプサイシン」という成分が含まれています。

辛いものを食べると体がポカポカしてくるのは、このカプサイシンの働きの一つで、代謝を高める効果があります。

しかし一方で、カプサイシンを体内に多く取り込むと、腸が過剰に働いてしまうことがあります。

この過剰な働きが、下痢を引き起こす原因になると言われています。

③塩分過多・体重増加のリスクがある

辛い料理は、比較的に濃い味付けの料理(=塩分の多い食事)が多くなります。

そのため、妊娠中に注意したい塩分摂取量をオーバーしてしまい、場合によっては妊娠高血圧症候群などを引き起こすリスクがあります。

また、辛いもの=太るというわけではありませんが、味の濃い料理の際は、米や麺などの炭水化物を食べ過ぎてしまうことがよくあります。

妊娠中の塩分・体重管理は、赤ちゃんの健康を守る大切なバロメーターです。

しっかりと意識しながら食事をするようにしましょう。




辛いものを食べることで得られるメリットは?

さて、辛いものを食べるときの注意点についてはお話しましたが、得られるメリットもあるのをご存知ですか?

適度な量を守れば、辛いものは妊婦さんの身体にも嬉しい効果をもたらします。

①新陳代謝を促す

先ほど少し触れた通り、唐辛子を含む辛いものには、「カプサイシン」が含まれます。

この成分により体内の新陳代謝が良くなり、体温調節機能の向上という効果を得ることができます。

また冷え性対策にもなるので、女性にとっては嬉しい点の一つですね!

②食欲が出る

妊娠中は、食べ物の好みが変わったり、つわりによる食事トラブルが起こりがち。

適切な量を守ることは大切ですが、食が進まないときは、まず体が「食べたい!」と欲しているものを摂取するのが良いと言われています。

特に、辛いものは味付けがしっかりしていることから、食が進みやすくなるメニューの一つ。

食べ過ぎには注意が必要ですが、体調と相談しながら上手に取り入れることで、健康を保ちましょう!

③美肌効果がある

辛い物を食べると汗をかくのは、代謝が上がっている証。

その結果、体の中に蓄積された老廃物が外に排出され、美肌効果が期待できます。

肌トラブルも起こしやすい妊娠中は、辛いものを日々の食事に少し取り入れてみるのもおすすめです。




妊娠中の辛いものまとめ

いかがでしたか?

妊娠中はいろいろと不安がつきものですが、疑問が解消できれば一安心ですよね。

今回のポイントは3つ。

  1. 辛いものが、直接赤ちゃんに悪影響をもたらすということはない
  2. 辛いものを摂取するリスクとしては、胃痛・腹痛の恐れ、下痢の恐れ、食べ過ぎによる塩分過多と体重増加が挙げられる
  3. メリットとしては、代謝アップ、食欲増進、美肌効果が期待できる

以上です!

辛いものと上手に付き合いながら、快適な妊婦生活を送れますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!










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