最近、巷で人気の野菜の「パクチー」はご存知ですか?
実は筆者は匂いが独特すぎて苦手です・・。
このパクチーは別名がいろいろあります。
何でも、「カメムシ草」という名前もあるとか・・。
パクチーの別名を一覧でお知らせしながら、カメムシとの関連も調べてみました。
パクチーの別名
パクチーの別名を下記に書いてみました。
- 英語:コリアンダー
- 中国語:香菜(シャンツァイ)
- 日本語:コアンドロ
なるほど、国によって呼び方が違うのですね。
日本語の「コアンドロ」とはなじみがない名前ですが、何となくかわいいです。
パクチーでなくて、コアンドロだったら、パクチー嫌いの筆者も食べられるかもと思ってしまいました。
カメムシ草という別名もある
実は、上記に書いた以外に衝撃的な名前があります。
なんと「カメムシ草」です。
カメムシというと、あのカメムシのことでしょうか。
ちょっと、いい気持ちにならない名前ですね。
この名前は俗称になるそうで、それには理由があります。
実は、英語のコリアンダーが関係しているのです。
パクチーとカメムシは共通点がある
実は、英語のコリアンダー(coriander)の語源をたどると、ギリシア語の「koriandoron」になります。
この「koriandoron」の「kori」が意味するのはカメムシです。
ということは、昔の人もあのパクチーの独特のニオイをカメムシと同じニオイと思ったのでしょうか。
実はカメムシとパクチーは同じニオイ成分なのです。
※アルデヒド化合物がにおいの元という点がパクチーもカメムシも同じ。
アルデヒドは有機化合物の総称で、独特の臭気があります。
辛みもあり、芳香族アルデヒドは辛みスパイスの辛み成分にもなっているそうです。
カメムシとパクリーの関係をもっと詳しく知りたい人はこちら↓↓
【遺伝子レベルで無理】パクチーとカメムシは臭い成分が同じだった!
カメムシは食べられる?
何とカメムシを食べるという国があるそうです。
南アフリカ共和国やジンバブエ、ラオス、メキシコなどでは、ある種のカメムシが食用にされている[5]。アフリカでは、まず熱湯をかけたり内臓を除去したりして臭いをなくしておき、よく茹でてから天日で干物にする。ラオスでは採集したカメムシをそのまま、あるいは加熱して調理に使う。油っこい味と特有のにおいがある。種によっては食後に口中に清涼感が広がる。
参照:ウィキペディアより
日本でも食べた人がいました。
カメムシなど地元の生き物を食べてみる地域おこしの団体が和歌山にあると知り、取材する機会に恵まれました。
調理法は、素材の味を生かすフライパンでのから煎り。口に入れるとモサモサして、ホシハラビロヘリカメムシは青リンゴ風味で甘酸っぱく、マルカメムシはパクチー風の清涼感。アカスジカメムシは舌がしびれました。世界には約4万種のカメムシがいて味も多様だそうです。友人には「暑さでおかしなったんか」と言われましたが、百聞は一味にしかず。食わず嫌いという言葉もありますし。ただ、生食は危険なので加熱を忘れずに。
参照:あさひ新聞web
こちらは何と、筆者の家でもとっている朝日新聞の記者さん。
何とも大胆な取材。ご苦労様です。
パクチーニオイを消して食べると良いかもしれない
筆者がパクチーを嫌いなのは、あのニオイです。
カメムシと同じニオイだったと分かり、納得しました。
何度か行ったタイでもパクチーだけは無理だったのです。
でも、パクチーには栄養があります。
- ビタミンA
- ビタミンB2
- ビタミンC
- カリウム
- 鉄
参照:http://www.kagome.co.jp/vegeday/yasai/coriander/
何とか食べるにはニオイを消す調理法でしょう。
生だとニオイがきついので、乾燥させたり、加熱させたりすると良いようです。
おすすめはパクチー餃子だとか。
筆者のように、パクチーが嫌いな人は多いでしょうから、パクチー餃子を試してみましょう。
ちなみにパクチーの原産国ってご存知ですか?
もし知らないという方はこちらもどうぞ。