マシュマロのように真っ白でふわふわした姿が愛らしく、写真集が発売されたり鼻セレブのパッケージに起用されたりと、数年前からインターネットなどで話題になっています。
シマエナガの鼻セレブ……やっと……やっと……出会えた。
使いません永久保存版ですはい pic.twitter.com/lRBiodRX8Y— 高火力爆弾持ちの齋藤 (@saito_syokki) September 3, 2019
そんなシマエナガですが、
「北海道のどこにいるの?」
「どんな鳥?性格や鳴き声は?」
など、生態が気になる人も多いのではないでしょうか。
この記事ではそんな人に向けて、
・シマエナガの生態
・北海道のどこにいるのか
・シマエナガの魅力
について調べて分かったことをお伝えします。
シマエナガってどんな鳥?生態は?
シマエナガは、日本に4亜種存在するエナガの一つです。
本州にいるのがエナガ、四国と九州にいるのがキュウシュウエナガ、対馬や壱岐、佐渡島にいるのがチョウセンエナガ、そして北海道にいるのがシマエナガ。
漢字では「島柄長」と書き、柄杓のように長い尾が特徴です。
体長約14cm、体重約8gしかなく、日本で2番目に小さい鳥なのだそう。
手のひらにすっぽりとおさまってしまいそうなサイズ感がまた可愛いですよね。
この記事ではそんなシマエナガの生態を、
・性格
・鳴き声
・エサや生活
の3つに分けて詳しくご紹介します。
性格
見た目からおっとりした性格をイメージする人が多いかも知れませんが、実はシマエナガは気性が激しい鳥で、人間などが近づくと集団で威嚇声を出して威嚇します。
縄張り争いではシマエナガ同士が空中で体当たりするなど、アグレッシブな一面も。
また、非常にすばしっこくよく動き回る性格で、撮影者泣かせとも言われているようです。
鳴き声
シマエナガは、
「チーチー」「ピーピー」「チュリリリ」「ジュリリリ」
と可愛らしい声で鳴きます。
体の小ささのわりにはしっかりとした特徴のある声なので、シマエナガに出会いたいなら鳴き声を覚えておくと良さそうですね♪
エサや生活
シマエナガは雑食で、小さな虫や虫の卵、小さな果実などを食べます。
また、木の幹から漏れる樹液も好物で、流出が始まる2月中旬頃になると樹液を舐める姿がよく見かけられるそうです。
画像:http://shimaenaga.jp/
くちばしが小さく、米粒のような穀物や大きな果実を噛み砕くことはできませんが、完熟した柔らかい柿なら食べることができるので、まれに自分より大きな柿の実に止まることもあるそうですよ。
また、シマエナガは繁殖期以外群れで行動しており、鳴き声を合図に木から木へと縄張り内を移動します。
お互いを支え合いながら集団で生きているんですね。
シマエナガの生息地は?どこに行ったら会えるの?
シマエナガは北海道全域に分布しており、山に行かなくても公園など身近な場所で会えるそうです。
例えば札幌だと円山公園、旭山記念公園、西岡公園、野幌森林公園などにもいます。
公園のホームページやSNSをチェックすると、その中でも特に見つけやすい場所や時間帯が分かるかもしれません。
また、室内でゆっくりと観察したいなら「ザ バードウォッチングカフェ」がおすすめ。
必ずシマエナガが見られると言う保証はありませんが、エゾリスやいろいろな鳥がやってくるそうなので、それだけでも非日常的な体験が楽しめそうですね。
「身近な場所にいる」とは言え、スズメやシジュウカラなどに比べると数が少なく、かつ群れで行動するため簡単に遭遇できるものではないようです。
出会えそうでなかなか出会えない、と言うところも魅力の一つなのかもしれませんね。
ちなみに、シマエナガは渡り鳥ではなく留鳥なので一年を通して見ることができますが、インターネットなどでよく見るまん丸でふわふわした姿は冬に撮られたものだそう。
夏のシマエナガ
冬のシマエナ
画像:http://shimaenaga.jp/
夏と冬とで見た目が大きく違うのもおもしろいですね。
シマエナガの魅力をご紹介!
シマエナガのいちばんの魅力は、何と言ってもその可愛らしい姿です。
正面から見ると真っ白で、まん丸い瞳と三角形のくちばし。
ゆるキャラのような素朴な可愛さが人気の秘密のようで、「(・▲・)」の顔文字で表現されることも。
また、シマエナガのいろんな表情が見たいならtwitterをチェックするのがおすすめです。
「ぼく、シマエナガ。」
毎日のように写真やグッズ情報がツイートされており、時にはおちゃめなコメントも。
シマエナガ好きにはたまりませんね。
シマエナガ
あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛
シマエナガ#俳句の日 pic.twitter.com/qmEMSRiueN— ぼく、シマエナガ。 (@daily_simaenaga) August 19, 2019
そして先ほども述べたように、身近な場所にいるのになかなか出会えない、写真を撮ろうとしてもすばしっこくて逃げてしまうと言うところも、私たちの心を掴んで離さない魅力の一つかもしれません。
【まとめ】”可愛すぎる野鳥”シマエナガ!身近な場所で出会えるかも
今回はシマエナガの生態や魅力についてお伝えしました。
ポイントを復習しましょう。
・北海道全域にいて公園や街路樹などで見られるが、動きが素早く簡単には遭遇できない
・鳴き声をよく覚えておくとシマエナガを見つける近道に
・「雪の妖精」のような白くてふわふわした姿が魅力 twitterも要チェック!
知れば知るほどおもしろいシマエナガ。
北海道を訪れる際は、ぜひ雪の妖精を探してみて下さい♪