使い捨てマスクの再利用は何回まで?【洗い方も解説します】

世界を震撼させている「新型コロナウイルス」。
感染者が増え、またここ最近は感染経路不明な感染者もどんどん増えてきています。

そのため日本全国でマスク不足も深刻な状態になっています。
大人用はもちろん、子供用もない状態が1ヶ月以上続いています。

政府が転売禁止の措置をとっても一向に買うことができないマスク。
繰り返し使える手作りマスクも人気になり買えません。

ミシンがない、手作りマスクが作れない人にとっては今あるマスクをやりくりしなければなりません。
では、この使い捨てマスクの再利用はどのくらい可能なのでしょうか?
今回は使い捨てマスクの再利用回数と洗う方法について解説していきたいと思います。

使い捨てマスクの再利用は何回まで?

基本的には1回です。
使い捨てマスクとして販売しているので、布マスクやピッタマスクのように繰り返し使うことを想定していません

このご時世なので多くても2回までのようです。
私はもっと使っています・・・
テレビでも使い捨てマスクを使いまわしている人が結構いるんです。

マスクは花粉対策やくしゃみや咳などの飛沫を広げない、飛沫を直接吸い込まないためには必要なアイテムです。
2回以上使ってくるとマスク表面が毛羽だってきます。

使い捨てマスクを洗う方法はある?

洗う方法はあります。
しかし洗濯機で洗ってしまうとマスクを破損してしまう可能性があるので、基本的には手洗いになります。

●用意するもの
洗面器
食器洗い用洗剤
ハイター(キッチン用)
ゴム手袋(ビニール手袋でも可)
キッチンペーパー


では早速洗っていきましょう!
使用済みマスクは女性であればファンデーションがついたり、お子さんですと鼻水がくっついていたりします。
男性も皮脂の脂汚れがついたりします。

今回は実際に私が使ったファンデーションつきのマスクを洗っていきます。


洗面器に水を入れてマスクを浸します。
そこへ食器洗い用洗剤をサッと回し入れます。

指で優しくこするように洗います。
(ゴシゴシしてしまうと繊維を痛めてしまいますよ)


優しくこすっただけでファンデーションの汚れはちゃんと落ちますよ。
全体を洗い終えたら、マスクを水で数回すすぎます。


次に念のため消毒します。
マスクのウイルスを除菌です!

使うのはキッチンハイターです。
500mlのペットボトルがあれば簡単に消毒液が作れます。

消毒液を洗面器に入れてしっかりマスクを浸します。
※消毒液につける際はゴム手袋をしましょう。

時間は5分~30分はつけ置きしましょう。
時間が経ったら水でしっかりすすぎます。
※すすぎの時もゴム手袋してください。


マスクを軽くしぼったら、キッチンペーパーの上に置きます。
そしてマスクの上にもキッチンペーパーを敷いて押し込むように水気を切っていきます


水気をとったら干して乾かします。
キレイになりました!

水分を含んでいると、漂白剤の臭いが気になりますが、しっかり乾燥させると臭いも気にならない程度になります。




洗った後のマスクの効果は?

洗ってきれいになっても気になるのは、マスクの効果です。
連続で洗わずに使うよりも、洗っているのでマスクの繊維は粗くなってしまっています。

洗うと表面も毛羽だってました。
おそらく新品に比べて効果は半減してしまうと思います
でもマスクを全くしないよりは、花粉対策・感染・飛沫拡散の防止にはなります。

洗った後は、マスクの内側に不織布ガーゼや布ガーゼを挟めて使った方がいいかもしれませんね。
30枚入りマスクを1回ずつ洗って使うと、60回は使える計算にはなります。

簡単にいうと1人で2ヶ月は持ちます。
1人暮らしであればいいのですが、家族と使うとそうはいきませんが、1回洗ったマスクを再度洗うとなると、よりボロボロになってしまうので、1度洗ったマスクは捨てましょう。

まとめ きれいになったマスクを過信しないで

やはり基本的に1回で使うマスクなので、何度も使ったり洗ったりしてしまうとマスクとしての役割をしっかり果たせない状態になってしまいます。

でも今は医療現場でもマスクが不足している状態になっています。
私たちも並んでも手に入らないのに、新型コロナウイルスは終息へ先が見えてない状態です。

皆さんも限られたマスクで生活をしていると思います。
すごく不安な日々ですよね。
限られたマスクを洗って使うのは仕方ない状態でもあります。
また、諸外国でも外出時にマスクの着用が義務付けられ、ますますマスク不足が深刻な状態になりそうです。

でもきれいになって消毒をしても、1回使い切りのマスクを再利用しているわけですから従来のマスクの役割を果たせるわけではありません

洗っても使い捨てマスクには寿命があります。
マスクを捨てる際はワイヤーとゴムの部分を取り除いて簡易マスクを作ったり、布マスクを作る際に役立てることもできます。

マスク不足の今、使い捨てマスクと布マスクでうまくやりくりしていかなければならなくなってきています。
医療関係、福祉関係など本当にマスクを必要としている人たちのために、私たちが様々な工夫をしていかなければなりませんね。