冬至にはゆず湯に入る風習があるため、赤ちゃんがいるご家庭でもゆず湯を楽しみたいですよね。
でもゆず湯って赤ちゃんに悪い影響はないのか気になりませんか?
実はゆずなどの柑橘系には、油分を落とす成分が含まれているため、赤ちゃんの肌には少し刺激が強い場合があります。
では、いつごろからなら子供をゆず湯に入れても大丈夫なのか?
この記事はそんな疑問に世間のママ達の見解もふまえながらお答えしたいと思います。
赤ちゃんとのゆず湯はいつから大丈夫?気になる肌への刺激とは
赤ちゃんとのゆず湯はいつから大丈夫?
冬至の恒例行事のゆず湯ですが、刺激が強いため、赤ちゃんの間は入れないようにしましょう。
一般的には2歳以上になると肌が強くなるので大丈夫とされています。
ただし、肌が強くなってくる2歳以降もゆずの個数は1個から始めるなど、お子さんの様子を注意深く観察しながら入るようにしましょう。
気になるゆず湯の赤ちゃんへの影響
気になるゆず湯の赤ちゃんへの影響は以下の2つが挙げられます。
【柑橘系に含まれる成分】
柑橘系の洗剤も多く発売されているように、柑橘類には油分を除去してしまう成分が入っているため、肌の弱い赤ちゃんやアトピー肌の方、敏感肌の方は注意が必要です。
また、リモネンという成分は血行をよくしてくれる効能がある反面、ピリピリとした刺激を感じる場合があります。これは大人でも感じる場合があるので注意が必要です。
ゆず湯は冬至に入るものですので、お湯の温度も高く、ただえさえ肌が乾燥しやすい状態になっています。それにゆずの刺激が加わりますので、赤ちゃんは特に注意しなければなりません。
【農薬の影響】
ゆずの表面に付着した農薬も、赤ちゃんには影響が懸念されるところです。ゆずを農薬がついたままお風呂に入れてしまうと、農薬がお風呂に溶け出し肌から吸収される場合や、赤ちゃんがゆずを口に含んでしまう場合もあり注意が必要です。
以上のように、ゆず湯は肌の弱い赤ちゃんへは刺激が強いのです。赤ちゃんの間はゆず湯は避けておいたほうが良さそうです。
世間のママたちの見解は?
では、世の中のママさんたちは、子供をゆず湯に入れているのでしょうか?
「自分がゆず湯はピリピリするから赤ちゃんも入れない」
「赤ちゃんは肌が弱いから、避けるべき」
「赤く炎症起こしちゃうよ!」
など、ゆず湯には否定的な意見も多いようです。
その反面
「半年の息子をゆず湯に入れたけどなんともなかったよ」
という声も見られます。
赤ちゃんは肌がかゆくても、自分ではかゆいとは言えないので、肌が強くなり、言葉も話せるようになってくる2歳までは、やはりゆず湯は避けたほうがよいでしょう。
それでもゆず湯に入りたい場合は
赤ちゃんはゆず湯を避けたほうが良いですが、出来ることなら楽しみたいですね。
小さなお子様がいてもゆず湯を楽しめる方法をお教えします。
よく洗う
農薬を落とすためにも、ゆず湯に使うゆずはよく水洗いしましょう。
無農薬などオーガニックのゆずを使うのも良いでしょう。
ゆずは切らずにそのまま入れる
ゆず湯は香りを楽しむために、輪切りにしたり二等分にしたりする場合が多いですが、そのまま入れることで刺激の元になる成分がお湯に流れ出るのを防ぐことができます。
入れる数も何個も入れるのではなく、1個だけ入れるようにしましょう。
ゆずを洗面器に入れて楽しむ
せっかくなのでゆずの香りを楽しみたいですよね。その場合は切ったゆずをお湯を張った洗面器に入れるようにしましょう。
温かいお風呂場では香りも広がりやすく、切ったゆずを洗面器の中に入れておくだけでもゆずのいい香りが楽しめますよ。
これならかゆみの成分が湯船の中に入ることもないので安心です。
まとめ
ゆずには肌へ刺激になる成分が含まれているため、赤ちゃんにはゆず湯を避けたほうが良いことがわかりました。
肌が強くなってくる2歳頃からは、様子を見ながらゆずの個数を増やしたり、切れ目を入れたゆずを使うなどしてみてくださいね。爪楊枝で数箇所小さな穴を指すだけでも香りは楽しめますよ。
季節の行事を楽しむのは子育てでも大切なことですので、ゆず湯を楽しまれてくださいね。