日本でも数少ない、国宝に指定された現存する天守閣を持つ彦根城。
ゆるキャラブームの火付け役となった、ひこにゃんが有名です。
歴史情緒あふれる彦根城で、約1200本の桜と出会うことができます。
今回は、彦根城の桜開花予想、見頃、桜まつり、ライトアップなどについてご紹介してまいります。
彦根城の桜開花予想
毎年4月初めに、8品種、約1200本の桜が咲き始め、1年で一番美しいお城を眺めることができます。
桜の見頃: 4月上旬~4月中旬
例年の満開: 4月8日前後
お堀になだれ込むかのように咲き誇る桜の姿は圧巻です。
お堀の水面の輝き、石垣、城壁の白壁が桜色をより一層引き立てます。
2017年の彦根城の桜の動画です。
桜まつり情報&ライトアップ
彦根城では毎年桜祭りが開催されます。
夜桜ライトアップも行われます。
桜の開花状況により変動しますが、基本的には桜まつり開催中は実施されます。
期間:4月1日~4月20日
時間:18:00~21:00
場所: 彦根城内 内堀沿い 玄宮園前~表門橋~大手橋・京橋口
2017年の夜桜動画です。夕闇に浮かぶ桜がとても美しいです。
桜の開花少し前から楽しめる!ご城下にぎわい市
桜まつりが開催される少し前、3月下旬から、彦根城北側の内堀と外堀の間にある、金亀公園では「ご城下にぎわい市」が行われます。
日時: 3月下旬~5月ゴールデンウィークまで
金亀児童公園内に、特設テントが設置されます。
特産品の近江牛や湖魚の佃煮、鮒寿司、和菓子、赤かぶの漬物、地酒、ひこにゃんグッズなどが大集合します。
〈Made in HIKONE〉を存分に楽しむことができます。
お花見弁当も販売されますので、お城でのお花見とともにめぐってみてはいかがですか。
金亀公園内には、大型遊具や芝生広場、ザイルクライミングなどがあり、子供連れでもたくさん遊ぶことができます。
彦根城は二重掘りになっているので、内堀沿いをぐるっと一周すると、様々な角度から天守閣を眺めることができます。
彦根市金亀公園
住所: 彦根市金亀町3030番地1
TEL: 0749-23-5950
歴史深い彦根城
国宝に指定されている彦根城。
天守閣をはじめ、各櫓、下屋敷の庭園「玄宮園」、内堀・中堀などが、当時のまま残されています。
彦根城は明治時代に解体の危機を迎えました。
しかし、明治天皇が北陸巡幸を終え、彦根を通られたときに保存するよう大命を下されたからです。
一説には、大隈重信が、彦根城消失を惜しみ天皇に奉上したとする説があります。
明治の解体を免れ、2017年に、彦根城築城410年を迎えました。
彦根城
住所: 彦根市金亀町1-1
TEL: 0749-22-2742
観覧時間: 8:30~17:00
観覧料: 彦根城・玄宮園共通
一般 800円
小・中学生 200円
屋形船に乗ってお花見はいかが?
江戸時代、彦根城には米蔵などがあり、お堀の水運を利用して船が行き来していました。
当時の資料から忠実に再現された屋形船で、船から桜とお城の美しさを楽しんでみてはいかがでしょうか。
乗船時間は約45分で、一番美しい正面方向を回るルートです。
桜まつり期間中の乗船料: 大人 1300円 小人 600円
彦根城屋形船→https://yakatabune.info/
人力車に乗って歴史探訪
彦根城内の桜ももちろん美しいですが、お堀から上に眺める桜もとても魅力的です。
人力車に乗ってお花見するのも風情があっておすすめです。
ひこね亀楽車では、基本的なコースはありますが、時間内であれば好きなところを回ってくれるというのがうれしいです。
料金: お二人様 2000円/10分
6000円/30分
ひこね亀楽車▶http://hikonekirakusya.com/index.php
玄宮園からの眺めも外せません!
彦根城北東に位置する、旧彦根藩主、井伊家の大名庭園「玄宮園」。
贅を尽くした、池泉回遊式庭園で、井伊家の繁栄を感じることができます。
庭園部分を玄宮園、旧下屋敷部分を楽々園と呼ばれています。
玄宮園から天守閣を臨むと、池・桜・天守閣とまるで絵画のような風景を見ることができます。
また玄宮園内にある鳳翔台では、庭園を鑑賞しながら薄茶を頂くことができ、春の風情を存分に感じることができます。
彦根城の桜は歴史ロマンを感じられる
現存する国宝天守閣と、桜の共演はとても美しく、歴史を感じる彦根城が情緒をさらに盛り上げてくれます。
彦根城の桜の見頃は4月上旬~中旬で、桜まつりやご城下にぎわい市が開催され、彦根は春のお祭りムード一色になります。
18:00~21:00で開催される、夜桜ライトアップもとても人気で、多くの人が訪れます。
大人気のゆるキャラ、ひこにゃんも登場することがあるそうですよ。
国宝天守閣と桜という、趣のある花見を楽しんでみてはいかがでしょうか。