ちえこ
子供のイヤイヤに毎日付き合っていると頭がおかしくなりそうになりますよね。
わたしも今、第2子がイヤイヤ期真っ最中で、大変な毎日を過ごしています。
毎日、何を言っても返ってくるのは「イヤ、イヤ…」、ときには癇癪(かんしゃく)で泣きわめくことも。
うんざりしてしまうこともあるし、少し放置しておきたい…という正直な気持ちもあります。
実は子供のイヤイヤは放置していい場合とダメな場合があります。
それぞれのパターンを知っておくことでイヤイヤ期の負担を軽くすることができますよ。
そこで今回は子育てに疲れているママさんに向けて、
- イヤイヤを放置してもいいときとダメなときの見分け方
- イヤイヤへの適切な対処法
についてお伝えします。
イヤイヤ期への理解を深めることで少しでも子育てのストレスを減らしていきましょう。
イヤイヤ期の子供は放置してもいい?
イヤイヤを放置してもいい場合
- 自分でやりたかったのにお母さんがやってしまった
- やりたいことが思うようにできない
- お母さんにしてほしかったのに、他の人がしてしまった
このように、叱ることではないようなことでもイヤイヤスイッチが入ってしまいます。
やり直すことで納得できる場合はいいですが、一度泣きはじめると手が付けられなくなるときってありますよね。
そんなときは少し放置しても大丈夫です。
本人も感情が高ぶって、どうして泣いているのか分からなくなってしまっているからです。しばらくひとりで過ごし、気持ちが落ち着くのを待ちましょう。
そのときは子どもを移動させるのではなく、「あっちで待っているからね」と声をかけてからお母さんが移動するようにしましょう。
そして、子供が近づいてきたときや、泣き声が落ち着いた頃に、抱きしめて声をかけてあげてくださいね。
イヤイヤを放置してはいけない場合
- 悪いことをしたのに認めたくない
- 泣きながら暴れていてケガをする可能性がある
こういったときは放置しない方が良いでしょう。
特に泣きながら暴れていてケガの危険がある場合は、近くで見守るか安全な場所へ移動しましょう。
2歳頃になってくると善悪の判断も付くようになってきます。
ダメなことをしたのは分かっているけれど、認めたくない、謝りたくない、という感情も出てきます。
こういったときに放置してしまうと「泣いたら許してもらえた」「イヤイヤしたら見逃してもらえた」と間違った受け止めをする可能性がありますよね。
子どもの気持ちも受け止めつつ、悪いことは悪いと毅然とした態度で教えましょう。
イヤイヤ期の対処法4選
対処法① 選択肢を与える
「着替えしようか?」ときくと「イヤ!」と返ってきますが、「あっちの服とこっちの服どっちがいい?」ときくと「うーん…こっち!」と返ってくることがあります。
このように、選択肢を与えることでスムーズに着替えができますよ。
これは着る服の選択でもいいですし、着替える場所の選択、着替える時間の選択など、どんな選択でも大丈夫です。
対処法② 事前に見通しを持たせる
次にすることを急に決められると困るのは、大人も子供も同じです。
特に子供は、テレビやおもちゃなど、なにかに集中しているときの場面転換が苦手です。
「帰ってきたらまた続きをしていいから」と言ってもなかなか伝わりませんよね。
そんなときは、予定時刻の少し前に「もうすぐお出かけするよ」などと一声かけてみてください。そのたった一言がクッションとなって、次の行動へスムーズに移れますよ。
対処法③ 簡潔に説明する
気を付けていてもイヤイヤが始まってしまったら、理由を簡潔に説明しましょう。
靴をはきたくないときには、「お出かけするから靴はこうね」と簡単な言葉で伝えます。
このとき「靴はかないと置いて行っちゃうよ」「靴はかないならお留守番ね」などとマイナスなイメージは伝えない方が良いでしょう。
靴をはけば楽しいお出かけが待っている!という明るいイメージで接したいですね。
対処法④ 子どものペースに合わせる
心と時間に余裕があるときは、じっくり子どものペースに合わせてあげるのもいいでしょう。
「お母さんに伝わった、分かってもらえた」という安心感を与えることができます。
またそうしてときどき子どもの要求を聞くことで、「今日は本当に急いでいるの!」といったこちらのお願いを聞いてくれることもありますよ。
おわりに
以上、イヤイヤを放置していいとき、だめなとき、イヤイヤ期の対処法についてご紹介しました。
イヤイヤ期は自我が芽生える大事な時期で、大変ですがいつかは終わりを迎えます。
成長の一環として割り切り、淡々と対応できたらいいですね。
そしてたまには自分の頑張りも認めてもらい、なにかごほうびをもらってくださいね。