「えー!ごめん、それって昨日作ったやつ、傷んでたかなあ…。」
こんな経験、ときどきありませんか?
夏場なんかは、よく味噌汁が残ってしまいがちですよね。
余った味噌汁、私の家では翌朝までに飲まないとたいてい廃棄してしまいます。
今回は、酸っぱくなった味噌汁について調べてみました。
味噌汁が酸っぱいのは腐ってるから?
結論から言いましょう、腐っています!
味噌汁に限らず、手作りの食品が酸っぱいというときはたいてい腐っています。
味噌汁の場合、腐っていても冷めているときは酸っぱい臭いがしません。
食べようとして温めたときに、鍋からプーンと酸味のある異様な臭いが漂うのが特徴です。
よほど腐っていると、ただの酸っぱさでなく味噌の発酵が進んだために、納豆のような臭いが強く出るときもあります。
なぜ、発酵食品の味噌を使った味噌汁なのに発酵が進んで食べられなくなるというと、作用の方法が違うからなんです。
味噌汁には味噌の他に、だし・水・具材が入っていますね。
味噌だけなら腐ることはありませんが、その他の食品が入ることで食べられない別の菌が発生し「発酵」から「腐敗」へ変わってしまうのです。
使う具材にも気を付ければ、腐敗までの期間も減らすことができます。
腐った飲んだ場合はどう対処すべき?
腐った味噌汁を飲んでしまった場合、一口ですぐにわかるはずです。
そのくらい風味が変わっているということで、おそらくすぐ飲むのを止めるでしょう。
一口くらいなら、飲んだからといってすぐ病院へ行かなければならないほどの症状は出ません。
しかし、小さい子供が飲んだ場合やもともと体の弱い人がある程度の量を飲んだ場合は別です。
しばらくして「お腹が痛い」「吐き気がする」
こんな症状が出てきたら、まず嘔吐を予想して新聞紙・古タオル・ゴム手袋・ポリ袋等を準備しておきましょう。
そうすることで、突然の嘔吐にすぐ対処できますね。
嘔吐物やそれに触れた新聞やタオル等をポリ袋に入れることで、雑菌の広がりを防ぐことができます。
お腹の痛みが出たら、コップ1杯の水を飲むとまもなくトイレに行くことになるはず。
嘔吐や下痢によって、体に入ってしまった毒素を外に出し切ることが大事なんです。
外に出し切った後は、脱水症状を防ぐために水分補給をしましょう。
白湯・スポーツドリンク・経口補水液などが適していて、お茶やジュース、牛乳は飲んではいけません。
それでも症状がなかなか改善しない場合は病院を受診し、それまでの経過を医師に説明します。
味噌汁の日持ちと保存方法
味噌汁は出来立てを飲むのが基本で、残らないように人数分測って作るのもなかなか難しいと思います。
意外かもしれませんが、味噌汁は基本的に常温保存はできないのです。
夏場は気温の高さですぐ傷んでしまうのですが、冬場も保存場所(台所等)の温度差で傷むのです。
寒ければストーブで台所を暖め、作業が終わればまた台所は冷えますので、この温度差が味噌汁の腐敗に繋がるんです。
日持ち期間をあえて説明するなら、冷蔵保存なら3日間、常温なら数時間ごとに沸騰直前まで温め直したうえで当日中です。
加熱の際、味噌汁に入っているいい菌も死んでしまうので常温保存はやはりおすすめできません。
ということは冷蔵保存ですが、それでも菌の繁殖は多少遅くなるくらいで、具材によっても日持ち期間は変わるんです。
きのこ類や茄子を具材にしている場合は、もっと日持ち期間が減りますので注意が必要です。
不思議かもしれませんが、冷凍保存も出来ないことはないんです!
しかし、これは最後の手段として考えてください。
解凍した際に必ず食感が落ちることを覚えておき、具材によっては形が変化することもありますので、味噌汁は冷蔵保存が一番おすすめですね。
酸っぱい味噌汁は腐っている!
日本人が好む家庭の味の味噌汁ですが、腐ってしまうんですね…。
作る側と食べる側では考えがなかなか一致しないので、残ることが多い料理のナンバーワンともいえるのが味噌汁。
では、この味噌汁についてまとめてみましょう。
※酸っぱい味噌汁は腐っているので絶対飲まない
腐ったものってすぐわかりそうですが、味噌汁は加熱すると臭いでピンときます。
いくら発酵食品でも、他の食品と合わせてしまえば傷んでしまうのです。
傷んだ牛乳もそうですが、味噌汁も温めて飲めば腐ったのがすぐわかるので、おそらく一口くらいで終わるはずです。
すぐに病院に行くほどでなければ、家で様子を見てまずは毒素を体から出すようにしましょう。
大量に飲んでしまった時は、体調を見て医師に診てもらってもいいですね。
※味噌汁の保存は基本冷蔵保存
味噌汁は残るとそのまま台所に置きがちですが、これが腐る原因だったんです!
残ってしまっても捨てないなら、必ず冷蔵庫へ粗熱を取ってから入れましょう。
冷凍もできますが、特に豆腐やこんにゃくなど食感が明らかに変わる具材が入っているときは冷凍は向きません。
味噌汁は温かいうちがおいしい、日本生まれの健康食。
保存方法にも気をつけて、最後まで飲みたいですね。