「お菓子を作ろうと思ったけど、生クリームが固まらない!」
そんなことってありますよね。
わたしも、いくら混ぜても思うような固さにならず、途方に暮れたことがあります。
実は、調理器具の水分をよく拭き取ったり、乳脂肪分の高い生クリームを使ったりすることによって、生クリームは固まりやすくなるんですよ。
今回は生クリームが固まらないときの対処法と、失敗してしまった生クリームの復活方法についてご紹介します。
生クリームが固まらないときの対処法4選
1.室温を下げる
生クリームはとても繊細で、室温が高いと固まりにくくなってしまいます。
特に夏場は冷房を付けていても室温が高くなりがちなので、生クリームが固まらないことも。
生クリームを泡立てるときには室温を下げておきましょう。
それでも心配なときは、生クリームを泡立てるボウルの他にもうひとまわり大きなボウルを用意し、それに氷水を入れます。
氷水で冷やしながら泡立てることで、より固まりやすくなりますよ。
また、生クリームを冷蔵庫から取り出したら、放置せずにすぐに泡立てることも大切です。
2.調理器具の水分を拭き取る
「久しぶりに使うボウルや泡だて器、一度洗っておこう…」ということはありませんか?
清潔な調理器具を使うことはもちろん大切ですが、生クリームは水分にも敏感です。
調理器具に残った水分が原因で生クリームが固まらないこともありますよ。
洗った後の調理器具はよく拭き、一滴も水分を残さないようにしてくださいね。
3.ハンドミキサーを使う
生クリームのパックには“泡だて器でも簡単に!”などと記載されているものもありますが、泡だて器を使って生クリームを泡立てるのにはテクニックが必要です。
泡だて器でうまく仕上がらない場合は、ハンドミキサーを用意しましょう。
よくお菓子作りをする方は、ハンドミキサーが1台あればとても便利ですよ。
4.乳脂肪分の高い生クリームを使う
販売されている生クリームには「植物性」と「動物性」の2種類があります。
植物性生クリームはさっぱりとした味わいで価格も安いですが、乳脂肪分が少ないです。
泡立てに自信がない場合は、少し高くても動物性で乳脂肪分の高い生クリームを購入しましょう。
失敗してしまった生クリームを復活させるには?
冷蔵庫で冷やし直す
いくら混ぜても生クリームが固まらないとき、一度冷蔵庫に戻してみましょう。
混ぜる途中でやめて大丈夫?と不安になるかもしれませんが、生クリームの温度が高くなるとどんどん固まりづらくなってしまいます。
一旦冷やして生クリームの温度を下げることで、その後固まりやすくなることがありますよ。
ジャムやレモン汁を入れる
生クリームにジャムを入れると、とっても固まりやすくなるんですよ。
少し色や風味が付いても問題ないときには、生クリーム1パック(200ml)あたり大さじ2のジャムを入れてみてください。
真っ白な生クリームがいいときは、レモン汁を使いましょう。
生のレモンを絞ったものでも、市販されているレモン汁でも、どちらでも問題ありません。
こちらは生クリーム1パック(200ml)あたり4~5滴のレモン汁で大丈夫です。
まとめ
以上、生クリームが固まらないときの対処法と、失敗してしまった生クリームの復活方法についてご紹介しました。
少しの工夫で、生クリームを上手に泡立てることができますよ。
最近は、すでに泡立てられた絞り出しタイプのホイップクリームも販売されていますから、これらの方法でもうまくいかなかったときは頼ってくださいね。
お菓子作りが楽しい思い出になるように、参考にしてください。