かなこ
毎日何気なく食べているアイスですが、妊娠中ともなると大丈夫なのかなと心配になることもありますよね。
私もアイスが大好きなので、妊娠中は毎日食べてもいいのか不安に思ったことがあります。
結論から言うと、妊娠中に毎日アイスを食べるのはあまり良くありません。
もう少し正確に言えば、時期によっては注意が必要です。
この記事では、妊娠中にアイスを食べる場合の注意点についてお伝えするので、アイス好きの妊婦さんはぜひ参考にしてみてくださいね。
妊娠中にアイスを毎日食べるのはだめ!?
妊娠中、毎日アイスを食べるのはよくありません。
体が冷えたり、カロリーを過剰摂取したりすることになってしまうからです。
冷えも食べすぎも、赤ちゃんにはよくありませんよね。
しかし、つわり中はこの限りではありません。つわりで食べられるものが限られている人も多いはず。
もしアイスが唯一食べられるものならば、毎日でも食べましょう。つわりの時期はまだ赤ちゃんも小さいため、赤ちゃんへの影響は少ないとされています。
逆に栄養失調で母体にダメージがある時期です。食べられるものを食べて乗り切ってくださいね。
つわりが落ち着いた中期〜後期は食べ過ぎに注意し、週に一度のお楽しみ程度にしましょう。
医師や助産師から食べ物に関する指導を受けている場合は、そちらに従ってくださいね。
妊娠中にアイスを食べるときの注意点
体の冷えに気を付ける
妊娠中に気をつけなければならない体の冷え。アイスを食べると、体を内側から冷やしてしまいます。
体が冷えると血流が悪くなり、赤ちゃんへ新鮮な血液を送れなくなってしまうんです。
そうなると、赤ちゃんの発育にも影響が出るかもしれませんよね。
日に何個もアイスを食べて、体を冷やしっぱなしにしてしまうことは避けましょう。
また、アイスを食べたあとには温かい飲み物を飲んで、体をもう一度温め直してあげるのもいいかもしれませんね。
カロリーに注意する
普通に三食食べているところにおやつとしてアイスを食べると、一日の摂取カロリーが高くなってしまいます。
特に、一日にいくつもアイスを食べる人は注意が必要ですね。
カロリーの摂取量が多くなると体重が増えすぎる原因となり、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクも高くなります。
医師や助産師から体重指導を受けている方は特に注意しましょう。
原料を見て選ぶ
アイスクリームのパッケージを見たことはありますか?
パッケージに表示されている「乳固形分」と「乳脂肪分」の数値が高いものを選びましょう。
逆にこの数値が低いものは、添加物が多く含まれているので避けてください。
また、アイスの中には抹茶や紅茶、チョコレートが使われているものもありますよね。
妊娠中にはカフェインを摂りすぎるのもよくないので、こちらもパッケージで確認してください。
妊娠中におすすめのアイス
種類が「アイスクリーム」か「アイスミルク」のもの
アイスクリームの種類は「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」の3つに分類されます。
これらは乳固形分と乳脂肪分の割合によって分けられています。
- アイスクリーム:乳固形分15%以上、乳脂肪分8%以上
- アイスミルク:乳固形分10%以上、乳脂肪分3%以上
- ラクトアイス:乳固形分3%以上
参照:厚生省
乳固形分と乳脂肪分の割合が高いのが「アイスクリーム」「アイスミルク」ですので、これらを意識して選ぶようにしましょう。
また、最近は“カロリーコントロールアイス”や“糖質オフアイス”など、健康志向の高まりを考慮したアイスも多く販売されています。
少し割高にはなりますが、今だけだと思ってこちらも選んでみてくださいね。
手作りのアイスクリーム
手作りのアイスクリームは、牛乳を豆乳に置きかえたり、甘さをひかえめにしたり、工夫しやすいですよね。
また食品添加物が入っていない点からも安心できます。
料理が苦手な方やつわりで辛いときは、切った果物を冷凍しておくのもおすすめです。
凍った果物をアイス代わりに食べるとカロリーも抑えられますし、安心して食べることができますよ。
氷菓や手作りかき氷
同じアイスクリームでも、“アイスボックス”や“ガリガリ君”“スイカバー”などの「氷菓」に分類されているものがおすすめです。
これらは乳成分も少ないですし、なによりカロリーを抑えて作られているものが多いですよね。
また、かき氷器さえあれば自宅でいつでもかき氷を作ることができます。
こちらも手作りの安心感がありますね。
参考: 自家製 マンゴーシロップで美味しいかき氷 by なーすく
おわりに
以上、妊娠中のアイスについてご紹介しました。
妊娠中は、アイスを毎日は食べない方がトラブルの回避になりそうですね。
つわりで辛いときに無理に我慢をする必要はありませんが、体の冷えには気を付けください。
妊娠中はたまに食べるごほうびとして、アイスと付き合っていきましょう。