でもせっかく持って行ったなら長時間、色んなものを冷やしておきたいですよね!
特に夏場のアウトドアでは冷たい飲み物を飲むだけで至福のひとときに浸れます。
また、BBQをする際もお肉を新鮮な状態で保たせるためには重要なことです。
では今回は凍らせたペットボトル氷を長持ちさせる方法と、溶ける時間の目安について調べてみました。
凍ったペットボトル氷を長持ちさせる方法
凍ったペットボトルをどうにかして長持ちさせたいものです。
オススメの方法を2つ紹介します。
断熱容器に入れる
簡単にいうとクーラーボックスです。
クーラーボックスはプラスチックで囲まれていますが、プラスチックとプラスチックの間に断熱材が入っているので、中身を一定の温度に保つことができます。
また、発砲スチロールもクーラーボックスのように断熱効果があります。
クーラーボックスは購入しなければなりませんが、発砲スチロールは魚市場や魚屋さんなどに山積みにされていますので、運が良ければ貰えますよ!
貰えなくても、クーラーボックスよりは安価で手に入りますし、クーラーボックスより軽いです。
塩を加える
塩には氷の温度を下げる効果があります。
実際に普通の水と塩水を凍らせて炎天下に置いて実験してみました!
気温32度で1時間後です。
見ての通り、水の方が早く溶けています。
でもインターネットでは、塩水の方が早く溶けるって書いているのを多く見かけたので、ちょっと不安です。
更に1時間後・・・
あれ!両方とも水になってしまっている!!
と、思ったら塩水の方は氷が残ってましたよ。
触ってみても、塩水の方が冷たいので、コップに開けてみました。
ピンクの方が水、透明の方が塩水です。
注いだ途端、塩水の方のコップは中身が冷たいので曇ってしまいました。
温度も計ってみました。
※温度計がこれしかなかったので、斬新な計り方になっております・・・
約2時間外に置いて、水の方は10℃、塩水の方は5℃でした。
塩水の方は冷蔵庫の温度と同じくらいです。
塩水の方は融点が下がるので早く溶けるようですが、融解熱によって周りの温度を下げるそうです。
一方、普通の水は0度より高い空気や水に触れると溶けてしまいます。
普通の氷は、周りと同じ温度になろうとする反面、塩水の方は溶けても周囲の熱を下げようとする働きがあるようです。
ペットボトル氷が溶ける時間の目安は?
2時間弱で完全に溶けてしまいます。
前項の実験でもお分かりいただけたかと思いますが、普通のペットボトル氷ですと1時間くらいで氷は半分ほどになります。
今回は2時間後には完全になくなってました。
実験した日は9月の残暑、そして32度前後の気候でしたので、盛夏で、猛暑日かつ炎天下に置いたらもっと早く溶けてしまうでしょう。
ペットボトル氷の作り方
とっても簡単です。
ペットボトルに水を入れるだけですから!
しかし、注意が必要です。
水が氷に変わるとき、体積が増えるので500mlのペットボトルに500ml入れてしまうとペットボトルが割れてしまいます。
500mlのペットボトルに450mlくらいにとどめるようにしましょう。
塩水ペットボトル氷
普通にペットボトル氷を作るようにペットボトルに水を入れます。
そこに指4本で塩を2回つまみ入れます。
混ぜてみて「あ、塩の味がする~」程度で大丈夫です。
水の氷点は0度なので冷凍庫に入れてから凍り始めますが、塩水は-21℃になるまで凍りません。
-21℃!って思ってしまいますが、普通のご家庭の冷凍庫でもちゃんと作れますよ!
【まとめ】塩水ペットボトル氷でアイスも持ち運び可能に!?
実験の結果、塩水ペットボトル氷は塩が加わることによって、周りの温度を下げるため氷が溶けにくくなり、溶けても水の冷たさも冷蔵庫の温度と変わりませんでした。
つまり、これがクーラーボックス内であれば更に長持ちしてクーラーボックス内を冷やすことができます。
アイスを製造販売しているグリコのHPでは氷+塩+新聞紙と発砲スチロールがあれば夏空の下でアイスが食べられるといっています!
グリコさんも2時間実験して塩+氷+新聞紙のアイスは冷凍庫から出したアイスに近い状態を保つことができたと記載してました!
塩水ペットボトル氷の保冷力を更に高めるには新聞紙のようです。
どうやら新聞紙で包むことによって包まれるものと新聞紙の間に空気が入り、その部分に断熱効果を生むようです。
近年の異常なまでの猛暑、アウトドアでアイスも食べたくなります。
塩を加えるだけで、アウトドアでアイスも食べられるなんて最高ですね!