かなこ
近頃かなり浸透してきたレジ袋の有料化。
レジ袋を購入するか、エコバッグを持ち歩くか、買う側としては少し嫌な制度ですよね。
ゴミが減ったり海洋資源が守られたり、ある程度のメリットもありますが、実はデメリットもあるんです。
今回はそんなレジ袋有料化についてご紹介します。
レジ袋有料化のメリット
ゴミとして捨てられる「レジ袋」が減る
購入した商品を冷蔵庫へ片付けた後、空になったレジ袋はどうしていますか?
特にコンビニなどの小さなレジ袋は、そのままゴミとして捨ててしまう方も多いのではないでしょうか。
スーパーのレジ袋も、牛乳パックや卵パックの角が当たると、すぐに破けてしまうことが多いんですよね。
そうするとゴミ袋として使えないので、やはりゴミになってしまいます。
レジ袋を有料化することでエコバッグが普及すると、こういった“レジ袋のゴミ化”を減らすことができます。
ゴミとして捨てられるレジ袋を少しでも減らすことでゴミの量全体を減らすことができ、環境を守ることに繋がりますね。
海洋資源の保全に有効
ゴミを減らすことによって地球温暖化を防止することも大きなメリットですが、もうひとつ“海洋プラスチック”を減らす効果も期待されています。
ポイ捨てされたり風に飛ばされたりしたレジ袋は、自然の力でやがて小さくなってはいきますが、完全にはなくなりません。
この小さなプラスチック片が海洋プラスチックとして海を汚染してしまっているんですね。
レジ袋を廃止してエコバッグを普及させることで、こういったゴミを少しでも減らし、海洋資源の保全につながると言われています。
レジ袋有料化のデメリット
ゴミを捨てるために「ゴミ袋」を購入する
ゴミ箱にセットするゴミ袋は、家にストックしてあるレジ袋を再利用されていた方も多いのではないでしょうか。
ところがレジ袋有料化でマイバッグを利用するようになると、ゴミを捨てるためのレジ袋がなくなってしまいます。
そのため、わざわざ「ゴミ袋」を購入しなければならなくなりますよね。
これでは本当にゴミの削減につながっているのか、疑問に思ってしまいます。
気軽にスーパーへ立ち寄らなくなる
仕事帰りや遊んだ帰りに、少し買い物をして帰りたくなることもありますよね。
そんなとき「エコバッグ忘れたからやめておこう…」と思われたことはありませんか?
わざわざ有料のレジ袋を買うのももったいない気がしますよね。
それに有料のレジ袋ってすごく大きいので、そういう“ちょっと買い”に向かないと思います。
また、エコバッグを持って買い物に出かけたときも「バッグに入りきらなくなったら嫌だからもう買うのをやめよう」と思うことがよくあります。
レジ袋有料化は、購買意欲を減少させる一面もあるようですね。
店員の袋詰めに時間がかかる
自立するエコバッグやカゴタイプのエコバッグを持って行くと、店員さんが袋詰めをしてくれる店舗が多いですよね。
ベテラン店員さんなら安心してお任せできて助かるのですが、まだ慣れていない方だとハラハラしながら見守ることも。
卵の上に人参とじゃがいもを乗せられて、ちょっと…!と思ったこともあります。
自分の買い物が多いせいで袋詰めに時間がかかると、店員さんにも順番を待つ方にも申し訳ない気持ちになってしまいますよね。
便利で助かる反面、店員の負担が増えるサービスであるような気がします。
【用途別】おすすめエコバッグ
自立式、カゴ式
今日は買い出しだ!と出かける場合には、大きなエコバッグがいいですよね。
そんなときは、スーパーのカゴにぴったり納まるサイズの自立式エコバッグがおすすめです。
カゴとほとんど同じサイズですので、買う量も把握しやすいですよ。
エコバッグの種類によっては保冷機能が付いているものもあります。
家から保冷剤を入れていけば、生ものを買っても安心ですね。
折りたたみ式エコバッグ
お出かけ用のカバンにひとつ入れておきたいのが、折りたたみ式エコバッグです。
小さく折りたためるので場所を取らないのが嬉しいですね。
これがあれば出かけた帰りにも気軽にスーパーへ寄れますよ。
また、出先で増えた手荷物をまとめたり、図書館で借りた本を入れたり、ひとつあれば様々なことに使えてとても便利です。
おわりに
以上、レジ袋有料化のメリットとデメリット、おすすめエコバッグについてご紹介しました。
買う側としては少し不便に感じる事もありますが、環境のためにはエコバッグを持参して少しでもごみの削減に協力したいですね。
お気に入りのエコバッグをパートナーにして、毎日のお買い物を楽しんでくださいね。