しめじをすべて使いきれず冷蔵庫の野菜室に入れたはいいものの、数日間使うのをすっかり忘れてしまっていた!
なんてことは主婦ならず、誰しもがよくやってしまう経験だったりするのではないでしょうか。
一応使えそうだから調理してみたものの、なんだか味に違和感を感じる…
これって腐っているからということなのでしょうか。
ということで今回は、
・しめじが苦いときは腐ってるサインなの?
・腐ってしまっているしめじを見分けるにはどうすればいいの?
・腐ってしまったしめじを食べてしまったらどうなるの?
ということについてご紹介していきたいと思います。
しめじが苦いのは腐ってるから?
調理したしめじを食べて苦かったら「腐ってたのでは!?」と焦ってしまいますよね。
ですが、しめじが苦いのと腐っているかどうかはまったく関係ないのです。
では、何故しめじが苦くなってしまうのでしょうか。
それは、調理の仕方が大きく関係しています。
どういうことかと言うと、しめじのある成分に火を入れすぎると苦味を出してしまうはたらきがあるのです。
この成分というのが「テルペン」というもので、これは脳卒中や心筋梗塞といった病気を予防してくれるはたらきがあるとされているのです。
ですが、炒めすぎたり煮込みすぎたりすることで苦味成分を引き出してしまうというデメリットがあります。
このテルペンは小さな若いしめじほど多く含まれているので、調理する際は石づき部分をしっかり取り除いておいた方が苦くなりにくいですよ。
腐ったしめじを見分ける方法は?
苦いしめじは腐っているわけではないということが判明したわけですが、では腐ってしまったしめじはどのような状態になってしまうのでしょうか。
腐ったしめじを見分けるポイントとして以下のようなことが挙げられます。
・カビが生えている
・酸っぱいような異臭がする
・溶けたような感じになっている
・石づきが茶色くなっている
・全体的に湿っている
これら、どれかひとつでも当てはまるようであればそのしめじは腐っている可能性が非常に高いです。
野菜は乾燥に弱いイメージがありますが、しめじはその逆で水分に非常に弱いです。
少しでも濡れた状態で保存していると、その分腐るスピードも早くなってしまいます。
腐るスピードが早まるだけでなく、しめじの風味も落ちてしまうので調理前であっても水洗いすることはおすすめしません。
ちなみに、しめじの賞味期限は未開封の状態であれば5~7日ほど、開封済みの状態であれば3~4日ほどとされていますので、それを目安にして食べきるようにしてくださいね。
腐ったしめじを食べるとどうなる?
もし、しめじが腐っていることに気付かず食べてしまった場合どうなってしまうのでしょうか。
腐ったしめじを食べてしまうと腹痛や嘔吐といった症状に襲われたり、ひどい場合は食中毒になってしまう可能性があります。
ですから、しめじを口に含んで味や臭いに違和感を感じたら飲み込まずに吐き出すようにしてください。
その後特に体調に異変が無ければ大丈夫ですが、胃腸の調子がおかしいなどと感じることが少しでもあればすぐに医療機関を受診することをおすすめします。
【まとめ】しめじが苦いのは炒めすぎている可能性が高い!
しめじが苦い原因は調理の仕方にあったとは、意外な理由でしたね。
・しめじが苦くなるのは腐っているからではなく、火を入れすぎているから
・しめじが腐るとカビが生えたり全体的に湿ったりという異変がみられる
・腐ったしめじを食べてしまうと食中毒になる危険性がある
今回しめじが腐ったらどうなるかもご紹介しましたから、調理する際にしっかり見極めるようにしてくださいね!