誰でも1個は持っているはずのお守り、でも手にしてからどのくらい忘れずに身に着けているでしょう?
私にも、いただき物や自分で目的を持って買ったお守りがたくさんあります。
このような増え続けるお守りをどのように処分すればいいのか、捨てたことによってバチが当たらないのか、いくつかの例をご紹介しましょう。
お守りをゴミ箱に捨てて処分するのはバチあたり?
神様から祈祷していただいた大事なお守り、その人にとって不要になれば処分していいそうです。
でもお礼やお清めすることなく、ポイっとごみ箱へ捨てるのはバチあたりですよ!
やむをえない理由でごみ箱に捨てるしか処分法がないなら、白い半紙に包んで粗塩をひとつまみ入れて、これまでの感謝の気持ちを込めてごみ箱に捨てましょう。
神社のお守りとお寺のお守り、ごみ箱へ処分は同じやり方で構わないそうです。
でも、できればごみとしてではなく、きちんと返納という形でお返ししたいですね。
燃えるゴミでOK?自宅でお守りを捨てる場合の正しい処分方法!
一般的にはお守りを手にしてから1年間が効力を発揮し、期間が過ぎれば次第に効力がなくなっていくそうなんです。
効力のないおまもりなら、真面目に持っていても意味がないと感じませんか?
わざわざ購入した場所を探したり、直接神社などに行かずに自宅にいながら正しく処分できます。
前章で紹介したごみ箱へ捨てるときの方法では、燃えるゴミで大丈夫ですが、各自治体で管理していることなので「神事の品はお断りします」という地域もあるので従いましょう。
自宅での正しい処分法は、大きく分けて2つあります。
①自分で焼却する
白い半紙に包み、ひとつまみの粗塩をかけてお守りにこれまでの感謝の意をこめて燃やします。
火を扱うので、くれぐれも安全に行ってくださいね。
ここでいう「白い半紙」と「粗塩」には、お清めの意味がありますので必ず行いましょう。
②ごみ箱に捨てる
燃やさないだけでやり方は同じですが、感謝の気持ちだけは忘れずに捨てましょう。
神社やどんど焼きで処分する方法
やはりお守りを戴いた(買った)神社やお寺で処分するのが、お守りにとっても処分する側も安心できます。
近くに神社(お寺)がある場合は、直接行って返納しましょう。
年末や初詣の時期は、必ず境内に「古札納め箱」といって古いお札やお守りを納める箱が置かれています。
箱と共にお賽銭箱があるときは、お守りと同等額のお金を入れてくるのが礼儀ですよ。
いただき物のお守りも、近くの神社へ持って行けば神主さんがきちんと処理してくださいます。
また、お住いの地域にある神社や自治体で「どんど焼き」という行事があるのをご存知ですか?
最近ではやらなくなってきた地域もありますが、昔からの行事で、お正月飾りなどを火にくべて焼くものです。
このどんど焼きでも、古くなったお守りを焼くことができますので、自治体や神社の社務所に問い合わせてみるといいでしょう。
ちなみに、小正月(1月15日)に行う地域が多いですね。
お守りはごみとして捨ててもバチは当たらない
お守りの処分について、いくつかご紹介しましたが、改めておさらいしてみましょう。
※自宅のごみ箱に捨てるならきちんとお清めの儀式を行う。
どうしても近くに神社がない場合や、簡単に自宅で済ませたいという時はお守りを白の半紙に入れたうえで粗塩をかけてごみ箱へ捨てるか、焼却処分にすることができます。
※最も正しい処分方法は戴いた神社(お寺)へ返納する。
人にお土産でもらったお守りや、自分で買ったお守りは、どこの神社なのか不明で迷うところですが、神社とお寺のお守りさえ間違わなければ近くの神社(お寺)へ持って行くと神主さん(和尚様)が手続きしてくれます。
どんな処分の仕方でも、これまで守って下さったお守りには感謝の気持ちを伝えるのが大事なのですね。
いつかは、自分の持っているお守りを戴いた神社(お寺)へ出向き、正しい方法で処分していただくのもいいかもしれませんね。
そしてまた新しいお守りに出会うことでしょう。