私も子供の頃からお婆ちゃんや母から教わり、大人になってからは梅酒を飲む習慣がついています。健康に良いだけでなく、美味しいんですよね!
そのお陰かどうかわかりませんが、ほぼ風邪をひく事もなくお医者様とは無縁の健康な体です。
そこで、梅酒の効果効能をもっとよく知りたいと思い調べてみました。
この記事では、長年梅酒を愛飲している経験から「梅酒を効果的に飲むおすすめの飲み方・飲む量」「美味しい梅酒の作り方」等とっておきの情報もご紹介しています。
梅酒が気になっているあなた!健康のためにぜひ最後までご覧下さいね。
梅酒の嬉しい7つの効果効能!
①疲労回復
梅酒に多く含まれている「クエン酸」は、疲れの原因となる「乳酸」を分解し、エネルギー代謝を活発にする為、梅酒には「疲労回復効果」があると言われています。又、ミネラルも一緒に摂取できるので精神的なイライラを落ち着かせることが出来ます。
暑い夏の夏バテにも効果的です。
②食欲増進
梅に含まれている酸味には、胃液や唾液の分泌を促進する働きがある為、食欲促進に効果を発揮します。
食欲が減ってしまう夏場には特に効果的なので、毎日適量飲むのがオススメです。
③便秘解消・下痢予防
梅酒には「クエン酸」と同様に有機酸である「ピクリン酸」が含まれています。この「ピクリン酸」は、胃腸の働きを活発にし便通を良くする効果があるので便秘解消に効くと言われています。
「梅干しをお弁当に入れておくとお弁当が傷みにくい!」と言われるように、梅には殺菌作用があり、食あたりなどによる下痢を予防してくれます。
④成人病予防
梅酒に豊富に含まれている「クエン酸」には、中性脂肪を下げ血流を改善してくれる効果があります。又、「ピクリン酸」には肝臓の働きを良くしてくれる効果があるので、これらの効果により高血圧、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、肝硬変など成人病予防にも期待がもてます。
⑤ダイエット効果
梅酒に含まれている「クエン酸」には、余分な脂肪を燃焼させてくれる効果があるので、ダイエットにも効果が期待できます。
とはいえ、梅酒もお酒の仲間です。結構カロリーは高い方なので、飲み過ぎると逆に「太る!」という事にもなりかねません。飲む量には注意しましょう。
⑥美肌効果
梅はアルカリ性食品なので、血液をサラサラにすると言われています。老廃物を排除し皮膚のターンオーバーを促して肌を正常な状態に戻してくれます。
つまり、美肌への効果も大いに期待できるという事になります。女性には嬉しい効果ですね。
⑦血行促進
梅酒には当然アルコールが含まれていますが、アルコールには血行を促進する作用があるので、冷え性改善にも効果があると言われています。
血行が良くなると手足が温まり、体全体がリラックスして安眠にも繋がります。良質の睡眠がとれると美容にも効果的なので、良い事づくしです。
沢山の嬉しい効果効能がある「梅酒」ですが、飲み方や飲む量によっては、「太る」「肌への影響」など心配もあるので、効果的な飲み方をご紹介しておきます。
梅酒の効果を高める飲み方
甘酸っぱくて飲みやすいので、お酒が苦手な方でもグイグイ行けてしまうかもしれませんが、美容や健康のためには飲むタイミングと飲む量が大切です。
飲むタイミング
・食前
・夜寝る前
がベストです。
先にご紹介したように、梅酒には「食欲増進」の効果があります。消化を助ける働きをもつ「クエン酸」の効果により、食欲がない時や消化不良になりやすい時に効果が発揮されるので、食前に飲むのがベストなタイミングです。
又、ダイエット中の方にも食前酒として飲むことをオススメします。余分な脂肪を燃焼させてくれる「梅酒」は、ダイエット成功のためのサポートになります。
美容に関心が高い方や、心身ともにリラックスしたい時などは、「夜寝る前」が効果的です。梅酒の「血行促進」効果が体を温めリラックスさせて、質の良い睡眠ヘと導いてくれます。安眠が得られることで、「疲労回復」「美肌効果」と健康にも美容にも効果的です。
飲む量
1日にコップ1杯程度が適量
体に良いと言われる梅酒ですが「カロリーは高め」ですし、アルコールの仲間です。
飲み過ぎると「太る」「肌あれ」や他のアルコール同様、肝臓にも悪い影響を及ぼして逆効果になってしまいます。
食前酒として飲む場合は、食事の妨げにならないように「おちょこ1杯」 1日の量としてはコップ1杯程度にしておきましょう。
私は梅酒が大好きで「もうちょっと・・・」と手が出そうになる時もありますが、飲む量だけはキッチリ守っています。お陰で朝もスッキリです。
おすすめの飲み方
・炭酸(ソーダ)割り
梅酒の代表的な飲み方になりますが、飲みやすさと炭酸で割るだけの手軽さが人気になっています。美味しく飲むためのポイントは、梅酒と炭酸をよく冷やしておくことです。
お好みで漬け込んだ梅の実を入れてみるのも美味しいですよ。
・リンゴジュース割り
お酒の苦手な方にオススメです。梅酒をリンゴジュースで割って炭酸を少し足せば、爽やかな味が楽しめます。
・お湯割り
寒い冬や夜寝る前にオススメしたい飲み方です。もともと梅酒には「血行促進」効果がありますが、温かいお湯で割ることによってより効果が高まります。
先に器へお湯を注いでおいてから梅酒を入れる方が、美味しく頂けます。
他にも緑茶で割る、牛乳で割るなど色々なアレンジがありますが、「カロリー」「飲む量」を忘れずに健康的に梅酒を楽しんで下さいね!
美味しい梅酒の作り方
「さ~らりとした梅酒♪」でお馴染みの梅酒もすごく美味しいですが、手間ひまかけて作る梅酒は格別です。
子供の頃はお婆ちゃんが作ったビンテージ物の梅酒がいつもあって(子供心に古っ!と思っていましたが)、嫁いでからは母が手作りの梅酒を持たせてくれます。
そろそろ自分でも作れるように「美味しい梅酒の作り方」をまとめてみました。
■材料
青梅:1kg
氷砂糖:500g~800g(甘い飲み物で割る場合は500gでOK お好みで加減しましょう)
ホワイトリカー:1.8リットル(市販の果実酒用でOK)
ビン:5リットル用、密封できるもの
竹串:梅のヘタを取るのに使います
材料選びのアドバイス
・お酒はアルコール度数20度以上のお酒を使うこと!
使うお酒の種類はホワイトリカー以外、日本酒や焼酎、ブランデー、ウイスキーなどでも美味しくできるのでお好みでかまいませんが、必ずアルコール度数20度以上のお酒を使いましょう。
梅の水分によってアルコール度数が低くなり雑菌により腐敗しやすくなります。アルコール度数が高いお酒を使うことで腐敗しにくくなり、梅酒を長期間保存できるようになるのだそうです。(なるほど~だからビンテージ物があるんですね!)
長く漬け込まれた梅酒は琥珀色で美味しそうですよね。
そういった事から、梅酒は果実酒なので酒税法によってアルコール度数が20度未満のお酒で作ることは法律で禁止されているそうなので、気をつけておきましょう。
・砂糖は溶けにくいものなら氷砂糖以外でも大丈夫!
氷砂糖を使うのが一般的ですが、溶けにくいものならお好みで蜂蜜や黒糖などで作ってみるのも味に変化があって楽しいかもしれません。
・青梅は買ったら放置せずに即使う!
梅酒の酸味も楽しみたい方は、青梅が熟す前に作らなくてはいけません。常温で置いておくと2日程で熟してくるので、急ぎましょう。熟した梅で作ると甘みが増して、酸味や風味が失われてしまいます。
作り方
①ビンを消毒する
ビンを熱湯で煮沸消毒し殺菌します。水気を切ってふきとり、ビンの口を下にして乾燥させておきます。
梅酒のビンをチェック▼
②梅を水で洗う
青梅をボウルなどに入れて、流水で一つ一つ丁寧に洗います。
③水気を拭きとる
カビを防ぐために水気はキレイに拭きとっておきましょう。
④梅のヘタを取る
用意しておいた竹串を使って一つ一つ丁寧にヘタを取ります。一番手のかかる作業ですが、キレイにヘタを取ることで爽やかな味わいになります。(ヘタを残すとエグ味が出ます)
ヘタの取り方参考→https://youtu.be/ILVBkdeU07Q
⑤ビンに青梅と氷砂糖を入れる
青梅と氷砂糖をビンに交互に入れていきます。先ずビンの底に青梅を敷き詰めてその上に氷砂糖を乗せ、それを繰り返します。
<出典:紀州梅園>
⑥ホワイトリカーを注ぐ
全量イッキに入れて大丈夫です。
⑦密封して冷暗所に置く
必ずキチンとフタを閉めて冷暗所で保存します。漬け込む期間は6か月~1年くらいですが、お好みによります。半年くらいではまだ軽い味わいなので、梅のエキスがたっぷり出た深みのある味がお好みの方は長く漬け込む方が良いです。
梅酒が濁ったようになったり、青梅が潰れてきた場合は梅を取り出しましょう。(私は漬け込んだ後の梅を食べるのも好きです。)
<出典:紀州梅園>
梅酒作りは、青梅が出回る季節「5月末~6月」が最適です。この時期にはスーパーに「梅酒コーナー」ができ、全ての材料が揃っているのでチャレンジしてみましょう。
先ずはご紹介した基本の作り方で漬けてみて、お好みでアレンジして「わが家の梅酒」を作るのも楽しいですね!
梅酒は美容と健康に効果的!毎日少しずつ!
長年当たり前のように梅酒を飲んできましたが、あらためて調べてみると梅酒には沢山の嬉しい効果効能があって、ビックリしています。(お婆ちゃん、お母さん!ありがとう!)
まとめてみると…
梅酒の効果効能
①疲労回復
②食欲増進
③便秘解消・下痢予防
④成人病予防
⑤ダイエット効果
⑥美肌効果
⑦血行促進
梅酒は1日コップ1杯程度を「食前」又は「夜寝る前」に飲むのが効果的
という事です。
先ずは「さ~らりとした梅酒♪」から、手軽に生活の中に梅酒を取り入れてみませんか⁈
そして、「わが家の梅酒」も作ってみましょう。
最後までご覧頂きありがとうございました。