「赤ちゃんの離乳食でマヨネーズはいつから使えるのかな?」
初めての離乳食作りで悩むお母さんには、大事な問題ですね。
大人でも好きな食品の1つ、マヨネーズは油・卵が主原料なのですが、このような食品を離乳食で使えるのでしょうか?
離乳食は、まだ何もかもが未発達の赤ちゃんにとって大事な栄養源の1つです。
赤ちゃんの健康を考えれば、油の多いマヨネーズはちょっと不向きですが、摂り方によってはプラスの面もあるかもしれません。
この記事では、
「マヨネーズを赤ちゃんにいつから使えるのか」
「マヨネーズに含まれるアレルギー成分があるのか」
「離乳食に使うときの注意点やおすすめレシピ」
この点について詳しくお伝えしていきます。
赤ちゃんにマヨネーズはいつからOK?
結論からいえば、赤ちゃんの離乳期にはマヨネーズは決しておすすめできません。
大人でもマヨネーズの過剰摂取が、油脂や卵を原料とするためにさまざまな病気を招く原因になっているからです。
その食品を離乳期から使用するのは、量によりますが体の発達が完成していない赤ちゃんにはとても与えられません。
離乳食インストラクター協会では、マヨネーズを使うのは1歳半を過ぎてからと勧めています。
その理由としてやはり「原料に生卵を使用している」「油分が多い」この2点を挙げています。
コクがあってマヨネーズを好む大人が多いですが、赤ちゃんにはまだ早いので、食材の味そのものを味わってもらうのが一番ですね。
マヨネーズの含まれるアレルギー成分
マヨネーズに含まれる食品の中でアレルギーといえば「生卵」がまず浮かびます。
卵で発疹ができたなどのアレルギー反応が起こることがあります。
マヨネーズのパッケージには、原材料とアレルギー成分が記載されてありますので、まず確認してみましょう。
それを見て心当たりがあればマヨネーズは食べられません。
また、マヨネーズに多く含まれる菜種油・大豆油・米酢・からし(含まない物もある)もアレルギー成分としてはあり得るものです。
卵アレルギーでなくても、マヨネーズでアレルギー反応が出る場合もあるので、その場合は上記の食材が原因かもしれません。
病院で一度検査をしてみるのもいいですね。
離乳食にマヨネーズを使う場合の注意点
離乳食は、その子のペースに合わせて進め、1歳半頃までには完了する乳幼児の食事です。
離乳食インストラクター協会で勧められているように、マヨネーズに関しては1歳半を過ぎるまでは摂るべき食品ではないので、使うことは控えるべきです。
ただ、どうしても食べてくれないときは白湯で薄めたごく少量のマヨネーズを使ってみるのも良い方法です。
どうしても味が濃くて油っぽいので、毎日使うことはお勧めできませんが、週に2・3回程度なら赤ちゃんの便なども確認しながら使ってみて、異変があればすぐ中止します。
やはり離乳食は、素材の味やだしなどで調理したシンプルなものを赤ちゃんにあげるものですから、食べるからといって頻繁に与えるのはよくありません。
離乳食を卒業して、大人とある程度同じものが食べられる幼児食になったら、少しずつ増やしていきましょう。
マヨネーズを使ったおすすめ離乳食レシピ
ここでは、野菜の栄養もバッチリ摂れるサラダと家族みんなで食べられるメニューをご紹介します。
⦿青菜のポテトサラダ(1人分)
材料
- 青菜1~2枚
- じゃがいも1/4個
- マヨネーズ少々
- 削り節少々
作り方
- 青菜はやわらかくゆでて粗みじん切りにする。
- じゃがいもの皮をむき、5㎜角に切ってやわらかくゆでる。
- ②ができたら、ボウルに①と②とできれば薄めたマヨネーズと削り節を入れて混ぜる。
9カ月から1歳のお子様むけの優しいサラダです。
⦿家族で食べよう!お好み焼き(大人と幼児1人分)
材料
- 山芋10cmくらい
- キャベツ4枚
- 卵2個
- ゆでうどん1袋
- 鰹節小袋1
- 青のり少々
- コーン、ピザ用チーズ、お好み焼きソース、マヨネーズは適量
作り方
- 山芋は皮をむいてすりおろし、そこに細かく刻んだキャベツを入れて混ぜる。
- ①に卵と鰹節と青のりを入れてさらに混ぜる。
- ゆでうどんを1cmくらいに切って、やわらかく茹でる(大人用は普通でOK)。
- 離乳食用に②を取り分け、残りにコーンと大人用のうどんを入れる。
- それぞれフライパンの弱火でじっくり焼いて、出来上がり。
大人用には、ウィンナーや干しエビやツナなどを入れてもおいしいです。
これならみんなでわいわい同じものを食べられてお子様にも嬉しいですね。
ただし山芋のアレルギーがある場合は食べられません。
赤ちゃんにはマヨネーズはまだ早い!
1歳半まではまだ離乳食期なので、マヨネーズのように油が強い食品は避けましょう。
※離乳期には基本マヨネーズは必要ない
油と卵が多いマヨネーズは幼児食から取り入れて、離乳食では極力使わずに素材やだしの味を覚えさせましょう。
どうしても離乳食を食べてくれないようなときは、気分を変えるような感じでごく少量を与えると食べてくれる場合もあります。
※マヨネーズを使う時の注意とアレルギー
やむを得ずマヨネーズを使う場合は、アレルギーがあるかまずパッケージで確認することが大事です。
思わぬ他の食材が原因で、アレルギー反応が出ることもあります。
医療機関で調べてもらうこともできるので、受けてみるのもいいと思います。
マヨネーズはかなり高カロリーで油が多いので、離乳食に使う時は少量を白湯で薄めるなどして使いましょう。