その量はほんの少しではあるものの、無くてはならない存在となっているはず。
名脇役である紅生姜ってすごく赤い色をしていますが、あの色は生姜の自然な色ではないんですよね。
明らかに身体に悪そうな赤色、そしてかなりしょっぱい味付け。
もしかして、紅生姜って体に悪いのでは?
ちょっと心配になってきますよね。
ということで今回は、
・紅生姜って、実は体に悪いの?
・紅生姜に含まれる栄養価と、その効能とは?
ということについてご紹介していきたいと思います。
紅生姜は体に悪い?
自宅でお好み焼きや焼きそばを作るときに、必ずと言っていいほど買ってくるのが紅生姜。
美味しいんですけど、それにしてもあの赤色、不自然な濃い色をしていますしなんとも体に悪そう。
味も、紅生姜単体で食べるとかなりしょっぱい!
紅生姜を浸けている汁にも色が移ってピンクになっているようすを見ると、
「どれだけの着色料を使っているんだろう…」
なんて心配をしてしまいます。
紅生姜に含まれる塩分ってどれくらいで、紅生姜に使われている着色料って安全なものなのでしょうか?
塩分はどのくらい?
紅生姜は、新生姜を酢漬けにしたもののことを言います。
ほとんどの紅生姜がお酢と塩だけで味付けをしています。
そのため、カロリーはかなり低めなのですが、お酢と塩のみで味付けをしているということで塩分はかなり高いです。
その量はなんと、100gあたり7.1g!
これは、生姜の甘酢漬けの約2倍もの量になります。
そりゃあれだけしょっぱいわけですね。
ちなみに、塩をたくさん使っているであろう食べ物で言うと海苔の佃煮や明太子がありますが、それぞれに含まれる塩分は
・海苔の佃煮…5.8g
・明太子…5.6g
となっています。
これを見ただけでも、紅生姜がどれだけ多くの塩分を含んでいるのかがお分かりいただけたかと思います。
これだけ多くの塩分を含んでいる紅生姜、食べ過ぎてしまうと高血圧や胃ガンといった病気のリスクを高めてしまいます。
なので、紅生姜はの食べ過ぎには気を付けてくださいね!
着色料は安全?
紅生姜を浸けてある汁までもピンク色に染めてしまう、紅生姜の赤色。
あれって着色料からくる色なのでしょうか?
本来の紅生姜は、梅酢に生姜を漬けて作るという製法が取られてきていました。
なので、紅生姜の赤色は梅酢に漬けたことによってできる赤色だったのです。
しかし、私たちが普段着スーパーで買う紅生姜の多くには、より鮮明な赤色を出すために着色料が使用されています。
紅生姜に使われる着色料で一般的なのが食用タール色素という種類の着色料で、「赤色102」という色が使われているんだとか。
この食用タール色素というのは食品添加物として使用されているもので、その安全性は厚生労働相によって認められています。
なので、見た目ではかなり体に悪そうな色をしていますが、安全性はちゃんと確保されたものとなっているのです。
紅生姜の栄養価と効能
かなり多くの塩分を含んでいることが分かった紅生姜はですが、栄養価はどのようになっているのでしょうか。
紅生姜はには炭水化物がほとんど含まれていないため、かなり低カロリーです。
また、ナトリウムやマンガンといった栄養素も含まれています。
紅生姜には血流改善の効果があるため、それによって冷え性も改善してくれる効果が期待できます。
血流が良くなれば体温も上がり、免疫力も上げてくれます。
更にはそれに相乗して代謝アップの効果も得られ、ダイエット効果も期待できるというのです。
とは言え、先ほどからもご紹介している通り紅生姜の塩分は非常に高いため、これらの効果を得たいからと言って過剰に摂取するのは体には良くありません。
適量をまもって食べるようにしましょうね。
【まとめ】紅生姜には様々な効能あり!
紅生姜の本来の赤色は着色料によるものではなかったというのが意外でしたね。
・紅生姜の塩分は非常に高く食べ過ぎるのは身体に悪い
・市販されている紅生姜の多くは着色料で赤色に染めているが、体に害があるものではない
・紅生姜には冷え性改善、免疫力アップ、代謝アップといった効果が期待できる
お好み焼きや焼きそばの脇役の紅生姜にも、ちゃんと様々な効能があったんですね!