焼きたてのパンにバター、最高の組み合わせです!
お料理やお菓子作りにも重宝され、常備しているご家庭も多いのではないでしょうか?
でも、バターって一度に使う量が少ないからなかなか減らないですよね。
いざ使おうと思った時に賞味期限が切れていた!という経験をした方も多いのではないでしょうか?
そんな時に「これっていつまで食べて大丈夫なんだろう?」と疑問に思う人も多いハズ!
ということで、今回はバターの賞味期限切れについて気になる部分をまとめてみました。賞味期限が切れてしまったバターの活用方法などもご紹介するのでぜひ最後まで読み進めてみてください☆
バターに表示されているのは「消費期限」ではなく「賞味期限」
まず前提としてバターに表示されているのは”賞味期限”です。
賞味期限と消費期限はよく間違われやすいのでしっかり違いを理解しておきましょう。
- 消費期限・・・安全に食べられる期限。お肉や卵など腐りやすい食材に設定され、過ぎた食材はなるべく食べない方が良いです。
- 賞味期限・・・美味しく食べられる期限。多少過ぎても食べることは出来ますが、味は落ちてしまいます。
バターに表示されているのは賞味期限なので、表示されている期限を過ぎても多少は大丈夫ということですね。
ただし、バターは開封後一気に賞味期限が短くなるので注意が必要です。
バターの賞味期限、開封後はなんと2週間…
パッケージを確認してもられば分かりますが、スーパーなどで市販されているバターの多くは、未開封と開封後では賞味期限が以下のようになっています。
- 未開封→6ヶ月
- 開封後→2週間
ちえこ
なんて人もいるかもしれませんね。(筆者がそうでした笑)
そう、実はバターは開封しちゃうと一気に賞味期限が短くなるんです。
そしてその原因は酸化にあります。
バターは開封して空気に触れると一気に酸化が始まります。
その結果、どんどん硬くなり、風味も落ち、美味しくなくなっていくというわけです。
じゃあ食べれないのかと言えば、そういうわけではありません。
あくまで味が落ちてしまうというだけですからね。
そこで気になるのが今回の本題。
「賞味期限切れのバターはいつまで食べても大丈夫なのか?」
ですね!
それでは、そちらを見ていきましょう。
賞味期限切れのバターはいつまで食べれる?
ちえこ
バターは油脂で出来ており水分が少ないので、非常に腐り難い食品です。そのため普通に冷蔵庫で保管していれば、賞味期限が半年や1年過ぎても食べることは可能なようです。
実際に筆者も開封してから半年過ぎぐらいのバターは普通に食べちゃってますね。(真似しないでください笑)
まあ安全圏で考えるのであれば、
- 開封後は賞味期限後2ヶ月以内
- 未開封は賞味期限後半年以内
ぐらいに食べきった方が良いとは思いますね。
ただし、酸化したバターを食べるとある健康リスクがあるので、そちらも知っておきましょう。
知っておくべき酸化したバターを食べるリスク
実は酸化したバターを食べることで「動脈硬化」のリスクが高まる可能性があります。
なぜなら酸化したバターは黄色く硬くなるので、血管に付着しやすくなるからです。
ちえこ
そうですよね。
私も初めて知ったときはもう半年過ぎのバターなんて絶対に食べないって思いました。笑
なので、特に開封後のバターに関しては早めに食べきることを意識してくださいね!
食べちゃいけないバターの見分け方
バターは、保存方法や使用方法が悪いと思った以上に早く腐ってしまう場合があります。
なので、賞味期限切れのバターを食べる場合は、状態もしっかり確認していくようにしましょう。
チェックすべきポイントは、
- カビが生えていないか
- 腐敗臭がしないか
- 色が濃い黄色になっていないか
の3点です。
カビが生えていないかどうか
カビがバターの表面にホワッと生えている場合は流石に食べない方が良いです。
カビのついてる部分だけをくり抜いて食べるのも出来れば辞めときましょう。カビが生えてる時点でそれなりに劣化してる可能性大ですからね。
腐敗臭がしないか
腐敗臭がするケースはそこまで多くありませんが、万が一いつもと違う匂いがしていたら食べずに即刻廃棄しましょう。
色が濃い黄色になっていないか
さきほど説明したように、黄色く固まったバターは動脈硬化のリスクを高めます。
特に酸化したバターは表面が黄色くなりやすいので、その場合は黄色い部分だけ取り除いてから食べるようにすると良いです。
開封後のベストな保存方法
バターを2週間で使いきるのは難しく、開封後賞味期限が切れても美味しく安全に食べたいですよね。先にも紹介したように、バターは開封後空気に触れてしまうと酸化して風味が落ちてしまいます。
また、酸化して硬くなってしまったバターはあまり体によくありません。
そのため、開封後の酸化を防止するためにラップで包むなどして少しでも空気に触れないように保存するのがオススメです。また、バターは10℃以下で保存するのが基本なので、必ず冷蔵庫で保管してくださいね。
ちなみにあまりよく知られていませんが、バターは冷凍保存もできます!
塊のまま冷凍してしまうと使いにくいので、1回分ずつ小分けにカットして冷凍すると必要な分だけ使うことができるので便利です。こうすることで酸化を大きく遅らせることが出来ますよ☆
また、バターを使用する際にバターナイフやスプーンをそのまま使いまわすのはNGです。これは細菌やカビの繁殖の原因になるので止めましょう。
賞味期限切れのバターの活用方法
バターは賞味期限が切れても食べることができますが、あまり使用しない人はなかなか減らず破棄してしまうことも多いでしょう。
しかし、バターには食べる以外の活用方法もあるんですよ!
せっかくのバターを無駄にしないためにもぜひ知っておきましょう。
絡まったネックレスを解く
ネックレスが絡まるとなかなか解けなくてイライラしますよね。
そんな時にバターを絡まった部分に少し付けて優しく指で擦ると、チェーンが滑りやすくなって簡単に解くことができます。
抜けない指輪を抜く
指がむくんで指輪がなかなか抜けない時は、バターを少しずつ付けて軽く擦ると簡単に指輪を抜くことができます。
玉ねぎを保存する
玉ねぎを半分だけ使用して残りを保存しておくときに切り口にバターを少し塗っておくと切り口が悪くなるのを防いでくれます。
革製品を磨く
革製品のお手入れのために布にバターを付けて磨くと、革がとても綺麗に見えます。
髪に付いたガムを取る
ガムがくっついた部分に溶かしたバターを付けて数分置くと、ガムがスルッと取れます。
ちえこ
バターの賞味期限切れまとめ
- バターの表示は賞味期限なので多少過ぎても食べれる!
- 開封時は賞味期限切れ後2ヶ月、未開封時は賞味期限切れ後6ヶ月以内に食べきろう!
- 酸化しているバターは動脈硬化のリスクが高まるので注意!
- 保存するときは冷蔵庫でラップに包むのが基本!冷凍保存もOK!
- 廃棄する前に他の使いみちを考えてみよう!
バターの賞味期限切れは案外大丈夫だということが分かりましたね。
ただし、酸化したバターを食べることはあまり体に良いとは言えないので、食べるときは硬くなった部分を取り除きながら食べてくださいね。