人間にとって大切な物の一つ「水」
健康な体作りのために「一日の水分摂取量は1.5ℓ」が理想と言われ、ミネラルウォーターを飲む人が増えています。
「コントレックス」は数あるミネラルウォーターの中でも「痩せる水」として注目されていますが、「飲み過ぎて下痢をした」との報告も多数上がっています。
そこで今回は、「コントレックスの飲み過ぎによる危険性」について調べてみましたので、コントレックスを愛飲されている方は、ぜひチェックしてみて下さいね!
コントレックス基本情報
商品名 | Contrex(コントレックス) |
容量/容器形態 | 500ml/PETボトル |
賞味期間 | 2年 |
価格 | 195円(税抜) |
原産地 | フランスのヴォージュ県コントレクセヴィル |
製造販売 | 1992年~「ネスレグループ」がボトリングして、現在は「ポッカサッポロフード&ビバレッジ」が販売 |
商品の性質 | 硬度が「1468」と極めて高く、カルシウムやマグネシウムなどの含有量が多い |
成分表(100mlあたり)
エネルギー | 0kcal |
たんぱく質 | 0g |
脂質 | 0g |
炭水化物 | 0g |
食塩相当量 | 0g |
カリウム | 0.28mg |
カルシウム | 46.8mg |
マグネシウム | 7.45mg |
<引用元:Wikipedia&ポッカサッポロフード&ビバレッジ公式サイト>
コントレックスの飲み過ぎは危険?と噂される理由
「コントレックスの飲み過ぎは危険なのでは?」と心配される大きな原因は、コントレックスは硬度の高い「硬水」であるという事です。
「硬水」には、カルシウムとマグネシウムが多く含まれているので、それらの作用により「軟水」を主に生活水として育ってきた私たち日本人にとってのデメリットがクローズアップされ、「コントレックスの飲み過ぎは危険」と言われ始めました。
では、カルシウムとマグネシウムの過剰摂取による体へ及ぼす影響をみていきます。
カルシウムの過剰摂取による影響
カルシウムを過剰に摂取すると腎臓に負担がかかり、最悪の場合「尿路結石」を起こす場合もあります。
又、「亜鉛や鉄」などの他のミネラルの吸収が妨げられたり、「高カルシウム血症」「高カルシウム尿症」「便秘」になるなど様々な健康障害が考えられます。
ただし、以下の2点を考えると「コントレックスを1日1・5リットル飲む」ことでカルシウムの過剰摂取になる可能性は低いと言えます。
- カルシウムは主に小腸で吸収されますが吸収率は成人で20~30%とあまり高くありません。
- カルシウムの過剰摂取により、健康被害を起こさない為の耐容上限量は、18歳以上男女ともに1日2,500mgと設定されています。
※コントレックス1.5ℓ中のカルシウム:46.8mg×15=702mg
マグネシウムの過剰摂取による影響
マグネシウムを過剰に摂取した場合、一番に考えられるのが「下痢」です。
マグネシウムには胃腸を刺激し活発化することで、便を柔らかくする作用があります。
又、本来「軟水」を飲み慣れている日本人が、急にマグネシウムを多く含んだ「硬水」を飲むことで起こる現象です。
下痢をするという事は、胃腸に負担がかかっているという事なので、「胃腸の発達が未熟な」小さなお子様には飲ませないで下さい。
腎機能が低下している場合には「高マグネシウム血症」が起きやすくなります。
https://twitter.com/u_t_a_e_n_a_i/status/1037975149209825280
https://twitter.com/zundabochi/status/1036336487371919360
https://twitter.com/1218Cathy/status/1038667467126583296
水のミネラル成分とはカルシウム、マグネシウムを主にさします。
マグネシウムは下剤の原料。つまり、ミネラル水を飲むと、お通じが良くなる。
硬度1500のコントレックスが女性に人気なのは、そこが理由なのかも。— au_user (@au_frecious) September 8, 2018
コントレックスを飲んで「下痢」をされた方、「便秘」が改善されない方と個人差があるようです。
コントレックスの飲み過ぎによる肝臓や腎臓への負担の可能性は低い
調べた結果として数値的には、コントレックスの飲み過ぎによる肝臓や腎臓への負担など、危険と言える可能性は低いと考えられます。
ただし、個人差や体調などにもよるので、常用しているお薬があったり体調面で気になることがある場合は、念の為かかりつけのお医者さんに相談されることをおススメします。
健康のために飲む水と上手につき合うために、水の飲み方のお話しを少し…
水の正しい飲み方
① 毎日1.5ℓほど飲む
一日に補わないといけない水分量は「2.5ℓ」と言われています。
一般的に食事から摂取できる水分量を1ℓとして考えられていますので、残りの1.5ℓは飲み水などで補う必要があります。
野菜を多く摂るような食生活なら飲む水の量は1.5ℓより少なくても良いかもしれませんが、野菜が不足していて脂分の多い食生活だと、1.5ℓより多く飲まなくてはいけない事になります。
食生活の見直しも大切ですね。
② 夏だけ水分補給が必要なわけではない
人間は通常毎日「2・5ℓ」の水分を排出しています。これは、季節を問わず同じです。
汗を沢山かく方や、お酒を飲んだ時はそれ以上です。
普通の場合、「のどが渇いたな」と感じたら水分を摂りますが、実際はのどが渇いたと感じた時点で体からはすでに水分が1~2%失われています。
なるべく「のどの渇き」を感じる前に水分補給することが大切です。
タイミング的には…「朝起きたとき」「スポーツをするとき」「入浴後」「就寝前」と大まかに分けて、その間に何回か入れるのが良いです。
③ こまめに時間を空けずに水分補給
水は一度にたくさん飲んでも吸収されず、むしろ臓器に負担をかけて体を冷やすことにもつながります。
理想としては、180~200mlくらいを1日7、8回に分けて飲むのが効率的です。
タイミング的には…「朝起きたとき」「スポーツをするとき」「入浴後」「就寝前」と大まかに分けて、その間に何回か入れるのが良いです。
健康な体作りのための水は無理なく続けて…
さて、いかがでしたでしょうか?
もうすでにコントレックスを飲んで、「下痢」を経験されたかもしれませんが、飲み過ぎによる「肝臓や腎臓への負担」などの危険性は低いと考えられます。
でも、いつまでもコントレックスとの相性が合わないようだったら、他の水を試してみるのも良いのではないでしょうか?
最後までご覧頂き、ありがとうございました。