フレーバーウォーターはいわゆる水ですし、体に悪いものは入っていないように見えますから体に悪いというのはにわかには信じがたいような気がしますよね。
ですが、実は普通の水と比べればカロリーも糖質も高く含まれているんだとか。
ということで今回は、
・フレーバーウォーターは体に悪いってどういうこと?
・フレーバーウォーターにはどれくらいの砂糖が含まれているの?
・フレーバーウォーターのカロリーと糖質は?
・おすすめのフレーバーウォーターはなに?
ということについてご紹介していきたいと思います。
フレーバーウォーターとは?体に悪いの?
そもそもフレーバーウォーターって、どういったものを言うのかご存知でしょうか。
読んで字の如くで、味(フレーバー)のついた水(ウォーター)のことを言い、カフェなどで出てくる手作りされたフレーバーウォーターは水に主に柑橘系の果物を輪切りしたものやハーブやスパイスなどを浮かべたもののことを指します。
そして、フレーバーウォーターにはもうひとつ種類があります。
それは、市販のペットボトル飲料のフレーバーウォーターです。
たとえばコカ・コーラ社から販売されているいろはすやサントリーから販売されている天然水の味付きのものがそれにあたります。
ですが、これらは実は水の部類ではないのです。
一見すると色は透明で、フレーバーウォーターとの表記が無ければ水と見間違えてしまいそうなところですが、商品の部類としては「清涼飲料水」になります。
つまり、大きなカテゴリーで言えばジュースと同じということになるんです。
そして、これらのフレーバーウォーターが体に悪いと言われているのには、それに含まれる原材料に問題があるからなのです。
フレーバーウォーターの原材料。砂糖の量はどのくらい?
では、市販のフレーバーウォーターには原材料としてどんなものが含まれているのでしょうか。
いろはすのみかんを例に見ていきましょう。
《原材料》
・ナチュラルミネラルウォーター
・糖類(果糖、砂糖)
・塩化Na
・ヒュウガナツエキス
・ウンシュウミカンエキス/ 酸味料
・香料
・塩化K
・乳酸Ca
・酸化防止剤(ビタミンC)
ベースとなるのはミネラルウォーターなのですが、そこには様々なものを入れて「みかん風味」を作り上げているということが分かりますよね。
そして気になるのが、ミネラルウォーターの次に多く含まれているのが糖類であるということです。
いろはすのみかんの場合、スティックシュガーで換算するとペットボトル1本で大体8本分に匹敵する量の糖分が含まれていることになるんです!
また、ある研究によると糖分が多いものだとスティックシュガー28本分にもなるフレーバーウォーターもあるというから驚きです。
「ウォーター(水)」という名称に騙されてたくさん飲むと、それだけの砂糖を摂取していることと変わらないことになるんですね。
気を付けなければいけません。
フレーバーウォーターのカロリーと糖質
では、フレーバーウォーターに含まれるカロリーと糖質は、具体的にどのようになっているのでしょうか。
いろはすのみかんと天然水のヨーグリーナで比較してみました。
《いろはす みかん》
・カロリー…99kcal
・糖質…25.3g
《天然水 ヨーグリーナ》
・カロリー…130kcal
・糖質…32.9g
このふたつで比べてみると、カロリーも糖質もわずかに天然水のヨーグリーナの方が高いことが分かります。
ですか、これはどんぐりの背比べに過ぎません。
フレーバーウォーターでなく、普通のミネラルウォーターの場合だとカロリーも糖質もゼロなのです。
ですから、水の代わりとして健康や美容のためにフレーバーウォーターを飲んでいるのであればやめておいた方がいいでしょうね。
おすすめのフレーバーウォーター
では、フレーバーウォーターのおすすめはあるのでしょうか。
私個人的には、フレーバーウォーターを飲みたいのであれば市販のものではなく手作りすることをおすすめします。
市販のものだと先ほどご紹介したように糖分のことが気になると思うのですが、手作りすれば果物やハーブ本来の味を楽しめて砂糖も使わずに作れますからね。
材料を切ってミネラルウォーターに漬けるだけなので、とても簡単に作ることができます。
フレーバーウォーターに興味がある方は是非お試しください!
【まとめ】フレーバーウォーターにはスティックシュガーが8本も入っていた!
一見すると健康に良さそうなフレーバーウォーターですが、市販のものは糖分がたっぷり含まれていてむしろ体に悪いとは驚きでした。
・フレーバーウォーターは水ではなく、あくまでも清涼飲料水の部類だった
・フレーバーウォーターには、多いものだとスティックシュガー28本分に相当する糖分が含まれている
・フレーバーウォーターのカロリーや糖質の量は、それぞれゼロであるミネラルウォーターと比べると圧倒的に多く含まれていた
糖分のことが気になるけどフレーバーウォーターが飲みたいという人は、是非手作りしてみましょう!