我が家では辛党である主人が、辛味を増したい料理から「え、そんなものにまで!?」という料理まで、とにかくなんでも一味唐辛子を掛けて食べています。
世の辛党のみなさんも、同じなのでしょうか。
しかし、辛いものって食べ過ぎるとなんだか体に悪そうなイメージありませんか?
一味唐辛子の場合もやはりそうなのでしょうか。
ということで今回は、
・一味唐辛子は食べ過ぎると体に悪いのか?
・一味唐辛子を食べると、どんな効能と副作用が得られるのか?
ということについてご紹介していきたいと思います。
一味唐辛子の食べ過ぎは体に悪い?
ハバネロソースやデスソースほどは辛くないけれど、七味唐辛子よりはピリっと辛い一味唐辛子。
辛いものがそれほど得意でない私にとって、一味唐辛子は十分なほど辛さがあります。
それゆえ、主人がなんにでも一味唐辛子をたくさん振りかけている姿を見ていると「体に悪いのでは…?」と心配になってきます。
調べてみるとやはり、一味唐辛子は過度に食べ過ぎると体に悪い影響があるようです。
どのような悪い影響があるのかというと、
・味覚障害
・喘息の悪化
といったことが起こる可能性があるというのです。
一味唐辛子を食べ過ぎると味覚障害を起こす?
まずひとつめの味覚障害については、辛いものを食べ過ぎると味覚を関知する部分が鈍感になってしまうからたいうことなんです。
その味覚を関知する部分のことを「味蕾(みらい)」と言います。
これは舌の付け根のところにあり、歳を取れば取るほど自然と減っていくものなのです。
ちなみに、味蕾は成人で大体3,000個ほど存在しているのですが、これが2,000個以下になると味覚障害とみなされるとのことです。
味覚障害を引き起こす原因のなかには糖尿病や脳卒中といった病気もありますが、「心因性」というのが原因の場合もあります。
これは、自発性異常味覚や異味症といったことが主な原因になるのですが、つまりそれは「辛いものを過度に食べ過ぎる」人もここには含まれています。
もちろん辛いものに限ったことではなく、極端に濃い味を好む人なんかもこれに含まれ、味覚障害を引き起こしてしまう可能性が非常に高くなります。
一味唐辛子を食べ過ぎると喘息が悪化する?
もうひとつの悪い影響というのが、喘息の悪化です。
一味唐辛子には辛味成分のカプサイシンが多く含まれています。
このカプサイシンは体外に排出されるまで、体内の様々なところに刺激を与える働きをします。
これが、喘息を持っている人には危険を及ぼす可能性があるというのです。
カプサイシンは気管支にも刺激を与えてしまい、その結果気管支収縮を引き起こしてしまうことがあります。
それにより息切れであったりひどい咳が止まらなくなってしまったりするので、喘息を持っている人にとっては危険な状態に陥ってしまう可能性もあるのです。
一味唐辛子の効能と副作用
では、一味唐辛子は体に悪い影響しか与えないのでしょうか?
決してそんなことは無く、適量を守れば良い影響もありますし、逆に副作用が起きてしまうこともあります。
一味唐辛子の効能とは?
ではまず、一味唐辛子を食べることによって得られる効能についてご紹介していきましょう。
先程もご紹介した通り、一味唐辛子にはカプサイシンという成分が含まれています。
これには発汗作用があり新陳代謝を良くしてくれ、脂肪の燃焼を手助けしてくれます。
つまり、ダイエットをしている人にとっては有難い効能があるというわけなんですね。
また、血行や血流が良くなるので、冷え性で悩まれている方にとってはカプサイシンを摂取するのは良いことなんです!
ただ、先程もご説明した通り発汗作用があるので、かいた汗をそのまま放置してしまっていると体を冷やすことにもなってしまいますのでご注意を。
血流が良くなるということは、むくみの改善にも繋がるんですよ。
一味唐辛子の副作用とは?
では逆に、一味唐辛子を食べて起こる可能性のある副作用ってどんなことが考えられるのでしょうか。
一味唐辛子を慢性的に食べていると、胃腸の粘膜が刺激され過ぎてしまい、それにより胃腸が荒れてしまうことがあります。
それに連動して下痢を引き起こしてしまう危険性もありますので、過度な摂取には気を付けましょうね。
【まとめ】一味唐辛子は量を守れば色んな効果を得られる!
一味唐辛子は辛いだけでなく、色んな効能が得られる調味料だったんですね。
・一味唐辛子を食べ過ぎると味覚障害や喘息の悪化を引き起こしてしまう危険性がある
・一味唐辛子には、新陳代謝を良くしたり冷え性の改善をしてくれる効能がある
これは決して一味唐辛子に限ったことではありませんが、過度な摂取は控えて良い効果を積極的に得ていければいいですね!