今回はそんな疑問にお答えしていきたいと思います。
【もくじ】
・じゃがいものえぐみの原因は毒素
・じゃがいものえぐみを取るための解決策は2通り
・簡単で美味しいじゃがいもレシピ
スーパーで売られているじゃがいもを買ってきて調理したとき、たまにえぐみのあるじゃがいもが混ざっているってことありませんか?
実はそのえぐみ、じゃがいもに含まれている毒素成分が原因となって発生しているものなんですよ。
それを知っていてえぐみのあるじゃがいもを食べるのは嫌ですよね。
しかし安心してください、どのじゃがいもがえぐみのあるものかどうかは見極めることができるんです。
もっと言えば、えぐみを取り除いて安全に食べることもできてしまうんですよ。
ということで、今回は主婦歴5年目の私がじゃがいものえぐみの原因や見極め方といったことについてご紹介していきたいと思います!
じゃがいものえぐみの原因は毒素
じゃがいものえぐみはグリコアルカロイドが原因
数あるじゃがいものなかでたまに遭遇するえぐみ、この原因となっているのが「グリコアルカロイド」という成分なのです。
このグリコアルカロイドという成分には、実は毒素が含まれているのです。
「じゃがいも・毒」と言えば、じゃがいもの芽を思い浮かべる方も多いと思うのですが、ずばりグリコアルカロイドはじゃがいもの芽に含まれている成分なのです。
グリコアルカロイドはすべてのじゃがいもに含まれている成分というわけではなく、日光をたくさん浴びてしまったじゃがいもに発生します。
ですから、収穫されてスーパーの売り場に並ぶまでにたくさんの日光を浴びたじゃがいもに関しては、グリコアルカロイドが発生してえぐみも出てきてしまうということになるのです。
グリコアルカロイドを食べると下痢や嘔吐を引き起こす可能性がある
「じゃあそのグリコアルカロイドを食べるとどうなるの?」
ということが心配になりますよね。
グリコアルカロイドを食べてしまうと下痢や嘔吐を引き起こしてしまう危険性があります。
とは言え、ちゃんと取り除いて食べれば問題ありませんしえぐみもなくなります。
ですが、どのじゃがいもが出荷までの間にたくさんの日光を浴びてきたかなんていうのは分かりませんよね。
でも安心してください!グリコアルカロイドの成分を含んでいる、つまりえぐみのあるじゃがいもがどれなのかということは私たち素人でも見極めることができるのです。
えぐみがあるじゃがいもの見極め方はふたつ!
えぐみがあるじゃがいもを見極める方法はふたつあります。
えぐみのあるじゃがいもには、
・芽が出ている
・緑色に変色している
といった変化が表れていることか多いです。
じゃがいもの芽にはソラニンとチャコニンという成分が含まれているのですが、それらが日光を浴びると先述したグリコアルカロイドを作り出してしまいます。
ですから芽が出ているじゃがいもはグリコアルカロイドを含んでいる可能性が非常に高いということになるのです。
また、じゃがいもが日光を浴びるとクロロフィルという成分が発生するのですが、これは緑色を作り出す原因となっています。
つまり、じゃがいもが緑色になっているということは日光をたくさん浴びているということになり、それは同時にグリコアルカロイドが発生しているということに繋がるのです。
そういったことから、じゃがいもにこれらの様子が見受けられるようであればえぐみを含んでいる可能性が高いのです。
じゃがいものえぐみを取るための解決策は2通り
じゃがいものえぐみを取る方法①しっかり取り除く
じゃがいものえぐみを取る方法のひとつめは、えぐみの原因となっている部分をしっかり取り除くということです。
芽が出ている場合は、たとえ小さなものでも掘り出して取り除きましょう。
緑色に変色している場合は、その部分をピーラーなどで剥きましょう。
このときのポイントは、どちらも深く取り除くということです。
また、緑色に変色している部分があまりにも広範囲なときはもったいないですが処分してしまった方がいいかもしれません。
じゃがいものえぐみを取る方法②水にさらす
ふたつめの方法は、水にさらすというものです。
グリコアルカロイドは水溶性の毒です。
そのため、水にさらしてあく抜きをすることでグリコアルカロイドは溶け出していってくれます。
このとき気を付けたいのが、水にさらしておくのは10分程度に留めておくということです。
それ以上の時間水にさらしてしまうとグリコアルカロイドのみならず栄養素も出ていってしまう可能性があるからです。
簡単で美味しいじゃがいもレシピ
最後に簡単にできて、尚且つ美味しいじゃがいもを使ったレシピをご紹介したいと思います。
ホクホク☆簡単!ジャーマンポテト♪
材料 (4人分)
じゃがいも(乱切り)中3個
玉ねぎ(スライス)1/2個
ブロックベーコン(1cm幅カット)160g
オリーブオイル大さじ2
にんにく1片
コンソメ(顆粒)小さじ2
塩・こしょう適量
パセリ(みじん切り)大さじ1
じゃがいも料理の定番であるジャーマンポテトです。
使う材料は一般的な食材で、手順はとても簡単です。
冷蔵保存で5日ほどもちますので、お弁当のおかずなんかでも重宝しますよね。
簡単!鶏もも肉とじゃがいもの照り焼き
簡単!鶏もも肉とじゃがいもの照り焼き by まこりんとペン子
材料 (3〜4人分)
鶏もも肉1枚
じゃがいも大3個(大きさで数は調整して下さい)
★醤油大さじ2
★みりん大さじ2
★料理酒大さじ2
塩コショウ適量
油大さじ1
こちらは、食材には鶏肉とじゃがいもしか使っていないにも拘わらずメインのおかずとして食卓に並べられるようなメニューとなっています。
じゃがいもも鶏肉も腹持ちがいいので、これだけでも十分お腹がふくれますよね。
【まとめ】じゃがいものえぐみの原因はグリコアルカロイド
じゃがいものえぐみの原因となっているのは、グリコアルカロイドという毒素であるということが分かりました。
グリコアルカロイドを食べてしまうと下痢や嘔吐を引き起こしてしまう危険性もあるわけなのですが、ちゃんと取り除いて食べれば問題ありませんしえぐみもなくなります。
ですから、今回ご紹介した方法でえぐみの原因を取り除き、美味しくじゃがいもを食べてあげてくださいね!