ある噂によると、くるみの食べ過ぎは認知症のリスクを高めてしまうことがあるんだとか。
そう聞くとくるみって食べない方がいいのでは!?なんて思ってしまいそうになりますが、この噂は本当なのでしょうか?
また、くるみを食べるということは決してデメリットだけでは無いんですよ。
ということで今回は、
・くるみを食べ過ぎると認知症のリスクが高くなるってホント?
・くるみを食べることによって得られるメリットとデメリットとは?
・くるみの1日の摂取量はどれくらいが適量なの?
ということについてご紹介していきたいと思います。
くるみの食べ過ぎは認知症リスクを高める?
ナッツ類ってとても健康に良さそうなイメージがありますし、習慣的に食べているという人も結構多いのではないでしょうか。
ですが、くるみを食べ過ぎると認知症を発症してしまうリスクが高まるということが噂されているようなのです。
これはあくまでも噂で、実際はその逆です。
くるみには認知症に有効なはたらきをしてくれるということが言われています。
その有効となっている成分というのが、植物由来のオメガ3脂肪酸というものです。
オメガ3脂肪酸は様々なナッツ類に含まれているのですが、実はくるみが一番多く含まれています!
これは脳の発達に必要不可欠であるDHAの大元となっている成分で、脳に必要な栄養を供給し認識機能をサポートしてくれます。
人は加齢が進むと必然的に脳の認知機能や運動機能が劣っていくのですが、くるみを食べることでそれらを改善していってくれるというわけなんです。
くるみのメリット・デメリット
くるみが認知症に有効なはたらきをしてくれるということが分かったところで、くるみには他にもメリットがあります。
また、それと同時にデメリットもあるのです。
それぞれどのようなことが挙げられるのでしょうか。
くるみを食べることによって得られるメリットとは?
ではまず、くるみを食べることによって得られるメリットについてご紹介しましょう。
先述したオメガ3脂肪酸以外にも、くるみにはメラトニンやポリフェノールといった成分も多く含まれています。
メラトニンは睡眠の質を良くしてくれるはたらきを待ち合わせています。
くるみを食べることでメラトニンの血中濃度が3倍になるという研究結果も出ており、日々の睡眠に満足していないという方はくるみを食べることで改善されることが期待できます。
また、ポリフェノールには抗酸化作用があるので動脈硬化を予防してくれたり美肌効果があったりと、これだけでも様々な効果を得ることができます。
そしてビタミンやミネラルも豊富に含まれているので、血糖値を安定させてくれたり腸内環境を改善してくれるといったはたらきもあります。
くるみひとつでこれだけたくさんの効果を得ることができるだなんて、びっくりですよね!
くるみを食べることによって生じるデメリットとは?
くるみには本当にたくさんのメリットがあることが分かりましたが、逆にデメリットとなる事もあります。
くるみはとてもヘルシーな食べ物のように思われがちですが、実は脂質を多く含んでいます。
そのためあまりにたくさんの量を食べると、その分カロリーや脂質の取りすぎになってしまい太る原因となってしまいかねません。
また、ミックスナッツなどに入っているくるみの場合、味付けで塩がかかっているものもあるので、そういったものをたくさん食べると塩分の取りすぎにもなってしまいます。
塩分の取りすぎは生活習慣病とも強い関わりがありますし、そのあたりは十分に注意する必要がありますね。
1日の摂取量はどのくらいがベスト?
では、くるみの1日の適切な摂取量とはどれくらいなのでしょうか。
これについては色々なことが言われていますが、多く言われているのが「ひと掴み分」です。
これはおよそ28gです。
くるみなどのナッツ類は口当たりが非常に軽いので、一度食べ出すとついついたくさんの量を食べてしまいがちですが、この適量を意識して食べるようにしてくださいね。
【まとめ】くるみは認知症の予防に最適なスーパーフード!
くるみの食べ過ぎは良くないですが、適量を守って食べていれば嬉しい効果ばかりということが分かりましたよね。
・くるみに含まれるオメガ3脂肪酸は認知機能の改善を促してくれるはたらきをする
・くるみを食べることで睡眠の質を改善してくれたり美肌にしてくれるといった効果がある
・くるみを食べ過ぎると脂質やカロリーの取りすぎになってしまうので、1日ひと掴みくらいの量を意識して食べすぎないようにする必要がある
生で食べる以外にもローストしたりくだいたりと様々な食べ方がありますから、日々の食生活の中に上手に取り入れていきたいですね。
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