日本の食事の基本のかたちは「一汁三菜」と言われているので、それに倣って食事メニューのなかに味噌汁を入れるようにしているというご家庭は多いのではないかと思います。
でも毎日味噌汁を作るのも手間ですし、たくさん作っておいてそれを連日飲むという形を取られている方もたくさんいらっしゃるはず。
かく言う私も、味噌汁を作るときはそうしています。
でも、何日目かに味噌汁を飲むとき、その味噌汁は腐っていないか心配になりますよね。
夏場と冬場では腐るまでの期間に違いがあるんだとか。
ということで今回は、
・味噌汁はどれくらいで腐ってしまうの?
・味噌汁が腐っているかどうかの確認はどうすればいいの?
・味噌汁を長持ちさせるためにはどうすればいいの?
ということについてご紹介していきたいと思います。
味噌汁が腐るまでの時間はどのくらい?
味噌汁で使われる味噌はいわゆる発酵食品なので、腐りやすいのです。
まず大前提として言っておきたいのが、味噌汁は絶対に常温では保存してはいけないということです。
常温で保存していると味噌汁に菌が繁殖してしまい、一日ももたない場合もあります。
味噌汁が余ったら粗熱を取り、その後必ず冷蔵庫内で保存するようにしましょう。
冷蔵庫がいっぱいでどうしても常温での保存しか方法がないという場合は、3~4時間毎に味噌汁に火を入れるようにしてください。
そうすれば味噌汁に菌が繁殖してしまうことを防げるので、腐るスピードを抑えることが可能です。
また、夏場と冬場では味噌汁が腐るまでの期間は異なります。
夏場では2日間、冬場では4日間を目安に食べきるようにしましょう。
また、味噌汁は冷凍保存も可能です。
その場合、大体2週間くらいなら日持ちします。
ですが、味噌汁の冷凍保存には大きなデメリットがあります。
それは、具材の食感を損なってしまうということです。
特にじゃがいもやごぼう、豆腐の冷凍保存はおすすめしません。
味噌汁が腐っているかどうかの見分け方
味噌汁が腐っているとウェルシュ菌という食中毒に直結するような危険な菌が繁殖していることになります。
ですから、腐っている味噌汁は絶対に口にしてはいけません。
では、味噌汁が腐っているかどうかは、どのようにして見分ければいいのでしょうか。
味噌汁が腐っているかどうかは、見た目・臭い・味の三点で見分けることができます。
《見た目》
・カビが生えている
・ドロドロとしている(粘りけがある)
《臭い》
・酸っぱい臭いがする
・納豆のような臭いがする
《味》
・酸っぱい味がする
・粘りけのあるような食感になっている
・その他、普段食べている味噌汁とは明らかに違う味がする
これらどれかひとつでも当てはまるようであれば、その味噌汁は腐っている可能性が非常に高いです。
ウェルシュ菌は一度繁殖してしまうと、その後加熱しても消えることはありません。
ですから、味噌汁にこれらの異変が感じられたらもったいないですがすべて廃棄しましょうね。
味噌汁を長持ちさせる保存方法
あまり日持ちしない味噌汁ですが、それをなるべく長持ちさせるためにはポイントがあります。
まずは冷蔵保存する際は手際よく、すぐに冷蔵庫に入れるということです。
火を加えていない状態では菌がどんどん繁殖していきますから、そのリスクを少しでも低くするためにも粗熱が取れた時点で速やかに冷蔵庫に入れるようにしましょう。
また、塩分濃度の高いものは比較的長く保存がきくので、味噌汁を長期保存したい場合はあえて味噌を多めに入れて作るというのもひとつの手です。
【まとめ】味噌汁の味がいつもと違うと思ったら腐ってる証拠!
味噌汁って案外腐りやすい食べ物だったんですね。
・味噌汁は冷蔵保存したうえで夏場なら2日間、冬場なら4日間ほどしか日持ちしない
・味噌汁から変な臭いがしたりカビが生えていたりしたら腐っている証拠
・味噌汁を長持ちさせるためには、粗熱が取れた時点ですぐに冷蔵庫に入れるのがポイント
味噌汁はなるべくその日のうちに飲みきるのがベストなんですけどね。