都会に住んでいる方にはあまり馴染みはない分、旅行などで田舎の方に行って無人駅を利用するとなったとき、普段使っている大きな駅との違いに戸惑うかもしれません。
「無人駅で人がいないのに切符はどうしたらいいの?」
「人がいないなら無賃乗車できちゃうんじゃない!?」
等々。
様々な疑問が生まれるかもしれませんね。
ということで今回は、
・無人駅から電車に乗るとき、切符はどうすればいいの?
・無人駅を利用するとき、不正乗車ができちゃうんじゃないの?
・乗り越してしまった駅が無人駅だった場合、乗り越し精算はどうすればいいの?
ということについてご紹介していきたいと思います。
無人駅から電車に乗る場合切符はどうする?
無人駅のような古い駅舎でも、さすがに今日の駅では自動切符売り場くらいは設置されているのかと思いきや、意外にもそれすらない無人駅も結構あったりします。
「切符が買えないのに、どうやって電車に乗ればいいの?」
そんな単純な疑問が頭を過ります。
無人駅を通過する電車の多くが、車内に整理券発行機なるものを設置しています。
駅に到着する度、駅毎に異なる番号が記された整理券が出るようになっているので電車に乗り込んだらその整理券を受け取ります。
そこに記された番号は乗車した駅がどこなのか分かるようになっているため、目的地までの運賃がいくらなのかを車内にある運賃表示機で確認する必要があります。
そして、その運賃を目的地到着後に電車から降りる際運転士か、降りる駅が有人駅なのであれば改札にいる駅員に支払いをします。
とても簡単な仕組みですよね。
ごまかし(不正乗車)はできちゃうの?
無人駅から電車に乗車した場合の運賃の支払い方についてご紹介しましたが、駅や路線によっては運賃を運賃箱に入れるというシステムを取っているところもあるというから驚きです。
そのため、乗車した駅と降車する駅が無人駅な場合、極端なことを言えば無賃乗車なんかし放題なわけです。
日本人は世界中を見てみても、比較的マナーが良くモラルもあるとされていますし、無人駅は乗客のモラルによって成り立っているようなところがあるような気がします。
とは言え、やはり中には悪いことを考える人もいっていすういるわけで、お金を払わずに電車に乗るといった不正乗車は無いわけではないみたいです。
ですが、無人駅で人目がない代わりに監視カメラが必ず設置されており、それにより監視されています。
監視カメラの映像は常に見られているため、不正乗車をした瞬間に犯人を捕まえるということはどうしてもできませんが、何度も不正乗車している乗客に関してはしっかりマークされています。
だからと言って一度だけならいいのかと言うと、もちろんそれは違いますし不正乗車はれっきとした犯罪です。
見られている、見られていないに限らず、電車に乗る際にお金を払うことは当たり前のことですから規則はちゃんと守りましょう。
無人駅で降りる場合、乗越し精算はできる?
長旅に疲れて気付いたら寝てしまっていて、起きたときには電車を乗り過ごしてしまった…
そんなこともあると思います。
乗り過ごしたことに気付いて降りた駅が無人駅だったとき、乗り越し精算はどうすればいいのでしょうか!?
駅員がいなければお金を払うこともできませんし、その場では乗り越し精算ができなくても仕方ありません。
ただ、次に電車に乗った際に運転士や降りた駅にいる駅員に、以前電車を乗り過ごしてしまったことをちゃんと自己申告してください。
そこで乗り越し精算分の料金をちゃんと支払えば全く問題はありません。
これも、乗り過ごしてしまったあなたの良心やモラルによるものになってくるというわけですね。
【まとめ】無人駅はあなたのモラルによって成り立っている!
無人駅は多くの常識人(良心やモラルの持ち主)がいることによって成り立っている駅と言っても過言ではないような気がします。
・無人駅から電車に乗る場合は車内で発見されている整理券を受け取り、降りる駅で運転士か駅員に運賃を支払う
・無人駅では不正乗車が出来ることは出来るが、監視カメラでしっかり監視されているということをお忘れなく
・無人駅まで乗り過ごしてしまった場合、後日有人駅などで駅員に自己申告をした後乗り越し分の精算をすれば問題ない
非日常感を味わえるという意味でも、無人駅に一度は行ってみたいですよね!