生クリームいつから食べられる?赤ちゃんにダメな理由とは

お宮参り・お食い初め・ハーフバースデー・初めてのお誕生日など…。

子育てにはたくさんのお祝いイベントがあります。

お祝いのときに欠かせないものと言えばケーキですが、

「赤ちゃんっていつから生クリームを食べてもいいの?」

と、疑問に思っているママさんも多いのではないでしょうか。

赤ちゃんと甘いケーキを一緒に食べれば、お祝いムードもさらに盛り上がりそうですよね。

けれど、食べられる月齢に達していないのにあげてしまって、赤ちゃんの身体に不調が起きては大変です…。

この記事では、そんな疑問やお悩みを抱えるママさんに向けて、

・赤ちゃんはいつから生クリームを食べられるのか?
・赤ちゃんが生クリームを食べてはダメな理由とは?
・子どもに生クリームを食べさせる場合の注意点

について調べたことをお伝えします。

生クリームはいつから食べられる?

基本は1歳頃からが目安

一般社団法人母子栄養協会では、生クリームが食べられる年齢の目安を、1歳頃からとしています。

生クリームは「油」に分類され、油は離乳食後期(生後9か月頃~)は使えるようになります。

離乳食を作る際の風味付けにほんの少しを混ぜる程度なら、離乳食後期からでも問題ありませんが、ケーキやおやつの飾りとしては1歳を超えてからと考えておくのがいいでしょう。

生クリームが赤ちゃんにダメな理由は?

先述の通り、生クリームは油(乳脂肪)です。

赤ちゃんの胃腸は消化機能が未熟なため、離乳食後期に入るまでは油を上手に消化できず、お腹を壊して下痢になったり肌荒れが起こったりなどのトラブルにつながる恐れがあります。

また、離乳食のガイドラインでは、加熱していない牛乳の飲用は1歳からとなっています。

こちらもやはり消化機能の問題やアレルギーの問題が指摘されています。

早い段階で赤ちゃんに生クリームを食べさせることはやめましょう。




もし赤ちゃんが生クリームを食べてしまったら?

もし誤って赤ちゃんが生クリームを食べてしまったらどうすればいいのでしょうか?

まずは落ち着いて、しばらく赤ちゃんの全身症状を注意して見守りましょう。

心配なのは、

・消化不良を起こすこと
・アレルギー症状が出ること

です。

・いつもよりも緩い便や下痢をした
・嘔吐した
・身体に発疹が出た
・発熱した
・咳をしたり呼吸が荒くなった

など、いつもと違う様子があれば、医療機関に連絡を取って事情を説明し指示に従うようにしましょう。

食べてすぐに症状が出なくても、翌日に緩い便が出ることもあります。

その場合も、医療機関に連絡を取って指示に従う方がより安心だと思います。

既に「牛乳アレルギー」と診断を受けている赤ちゃんの場合は、症状が出ないように見えても、医療機関に相談しましょう。

生クリーム入りの食パンは食べられる?

では、生クリーム入りの食パンなら食べられるのでしょうか?

食パンは、離乳食初期からパンがゆなどにして赤ちゃんに与えることができます。

しかし、先述のとおり赤ちゃんの消化機能は未熟ですので、油分や塩分等の高いパンは胃腸の負担になってしまいます。

離乳食にはシンプルな食パンを使うようにしましょう。

生クリーム入りのパンは油分や砂糖も多く使われていますので、1歳6ヶ月以降から食べさせる方がいいでしょう。

あまり多く食べさせ過ぎず、少量に留めておきましょう。




子どもに生クリームを食べさせる場合の注意点

赤ちゃんや子どもに生クリームを食べさせる場合は、以下のことに注意しましょう。

初めて食べさせる場合は少量ずつ。食べた後の全身状態にも注意

初めて食べさせる場合は、アレルギー症状が出ないか注意して見守りましょう。

一口ずつ様子を見ながらあげて、いつもと様子が変だと感じたらすぐに食べさせるのを止めましょう。

食べさせ過ぎに注意!

生クリームは脂肪分や糖分を多く含み、カロリーも高いです。

1歳を超えていても、子どもの消化器官にとって負担がかかるのは確かで、お腹が緩くなる子もいます。

ケーキの場合は生クリームを削いであげたり、小さめにカットしてあげるなど、食べる量を調整してあげましょう。

また、食後はお茶やお水を飲ませたり歯磨きをするなどして、虫歯も予防するとよりいいですね。

【まとめ】

赤ちゃんに生クリームを食べさせる場合のポイントは、

・1歳を超えてから食べさせる
・あまり多くあげすぎない
・消化不良やアレルギーなどに注意をする

ということでした。

特に、アレルギーは場合によっては赤ちゃんの命に関わることでもあります。

「甘くておいしいものを早く食べさせてあげたい」と思う気持ちも素敵な親心ですが、早い時期から食べさせることはしないようにしましょう。

パパさんやおじいちゃん・おばあちゃんたちとも情報を共有し、「ママが知らないうちに赤ちゃんが食べてしまった…!」という心配もないようにできるといいかもしれませんね。

ここまで、注意点も多く伝えてきましたが、子どもと一緒にケーキを食べてお祝いをしたり、甘いお菓子を食べる時間は、とても幸せな時間です。

体調には注意をしながらも、初めてのケーキをお子さんもママさんも楽しんで、素敵な記念になればと願っています。










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