「妊娠してから、果物が大好きに!でも食べ過ぎは良くないのかな?」
みなさん、こんにちは。
妊娠をすると、食の好みが変わったり、つわりなどで食べられるものが限定されることがありますよね。
そんなとき多くの女性を救ってくれるのが、果物。
さっぱりとした味わいが、つらい妊娠生活の支えになっている!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、気になる点もいくつか。
「果物をたくさん食べているけど、一日に摂取してもよい限度はあるのかな?」
「果物を食べ過ぎると、何か悪いことがある?」
今回は、そんな妊娠中の果物に関わる疑問についてご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね!
妊娠中の果物。一日に摂取してもよい適度な量とは?
果物はサッパリとした味わいで、食欲がないときでも食べやすい食材の一つ。
ついついたくさん食べてしまうこともありますよね。
特に妊娠中は赤ちゃんの成長ために、妊娠前よりも栄養を摂取するが必要になりますが、すべてに適度な量というものがあります。
厚生労働省が出している『妊産婦のための食事バランスガイド』では、以下のような目安を掲げています。
<一日分の望ましい果物の摂取量(例:みかん)>
■非妊娠時・妊娠初期:みかん2個
■妊娠中期~後期・授乳期:みかん3個
これは通常の食事(主食、副菜、主菜、乳製品など)をバランスよく食べたうえで、プラスアルファで果物を摂取する場合の目安です。
果物の種類により量は異なりますが、目安として覚えておくことができますね!
ちなみに私が通っていた病院では、「手の平(片手)に乗るくらいの量が一日の適度な量」と習いました。
旬の果物などはついつい止まらなくなってしまいがちですが、ぜひ参考にしてみてくださいね。
果物の食べ過ぎは良くない?起こりうるリスクとは?
さて続いて気になるのが、果物を食べ過ぎるとどうなるのかという点。
①糖度が高く、体重の増加につながる
「果物=健康的」というイメージがありますよね。
確かにスナック菓子などを食べるよりも体には良いですが、果物には多くの糖分が含まれています。
そのため、食べ過ぎれば太ってしまう原因になります。
特に妊娠中は体重管理が非常に大切であり、肥満は難産や妊婦糖尿病、妊娠高血圧症などといったリスクを引き起こします。
②体を冷やしてしまう
果物の中には、体を熱を下げる冷却作用のあるものがあります。
しかし妊婦さんにとって、体を冷やしてしまうことは厳禁。
冷えはつわり症状を重くしたり、お腹のハリや腰痛を引き起こす原因にもなるからです。
特に、スイカやメロン、パイナップルといった夏の果物には冷却作用が強くありますので、食べ過ぎには注意しましょう。
妊娠中の果物摂取で得られる、嬉しい効果とは?
一方で、果物を摂取することで得られる嬉しい効果もたくさんあります。
種類によって栄養価は異なりますが、フルーツ全般にはビタミン、ミネラル、食物繊維などが豊富に含まれています。
ビタミンは肌荒れ予防に加え、カルシウムの吸収率を高める効果が期待できます。
また食物繊維はお通じがよくなるため、妊娠中に多くの女性が悩まされる便秘改善に繋がります。
妊娠中におすすめの果物は?
旬の果物はどれもおいしいですが、妊娠中に特におすすめの果物をご紹介します。
自分の悩みに合わせて、適度な量を積極的に日々の食事に取り入れていきましょう!
<つわりを軽減する作用がある>
バナナ、夏ミカン、柿 など
<免疫力を高め、感染症予防になる>
オレンジ、グレープフルーツ、キウイ、レモン、いちご など
<お通じが良くなる>
リンゴ、キウイ、みかん、バナナ
妊娠中は赤ちゃんに栄養を送り続けるため、おなかが空きやすいという妊婦さんも多いはず。
間食をする場合には、スナック菓子やケーキではなく果物に置き換えると、甘いものを食べたい欲も上手に満たされます。
また夜に果物を摂取するよりは、一日のエネルギー源として消化されるように、朝ごはんや午前中に食べるようにするのがオススメです。
妊娠中の果物まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、妊娠中に摂取しても良い適度な果物摂取量についてご紹介してみました。
ポイントは4点。
- 一日の果物摂取量は、手の平にのる程度と覚えておく
- 果物の食べ過ぎは、肥満や体の冷えを引き起こすリスクがある
- 果物は栄養価が高いため、適度な量の摂取は、赤ちゃんの発育やマイナートラブル軽減に役立つ
- 一日のエネルギー源として消化されるように、果物は午前中の摂取がおすすめ
以上です。
ぜひ参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。