妊娠中は食べてはいけないものが多く、妊婦さんも気になりますよね。私も妊娠中は「これは食べてよかったかな?」と検索をして気にしていたものです。
しかし、食べてはいけないものが多く、実際のところ覚えきれないのではないでしょうか?
ここでは、「食中毒をおこすもの」など、4つの分類に分けて食べてはいけないものをご紹介します。これから食事をする際に「あ、これは食中毒を起こしやすいからダメだな」とわかりやすいかと思います。
赤ちゃんを守るためにも、是非ご覧になってみてください。
妊娠中に食べてはいけないものとは?
食中毒をおこすもの
妊娠中は免疫力も低下しており、食中毒に感染しやすくなっています。
妊婦さんが食中毒になると重症化しやすいだけでなく、流産や早産の可能性を高めてしまうため注意が必要です。
妊婦さんが注意するべき食中毒と食品をまとめました。
- リステリア菌…生ハム、ナチュラルチーズ、乳製品、スモークサーモン
- サルモネラ菌…生卵、生肉、乳製品
- トキソプラズマ…生ハム、ユッケやたたきなどの生肉(生焼けのお肉も注意)
- ノロウイルス…生貝、生魚
上記のものを見てみると、火の通っていないものも多く、これを食べると食中毒の可能性がありそうだなとわかるのではないでしょうか?嗜好品が多く、好きな方も多いかもしれません。出産したら食べることができますので、妊娠中は食べないように気をつけてくださいね。
リステリア菌やトキソプラズマは胎児にも感染し、水頭症などの障害を残すこともあります。生肉を切ったまな板や包丁は綺麗に洗う、焼肉のトングは使い分けるなど、徹底して感染予防に努めてください。
摂取量に気をつけるもの~水銀・ヨウ素・ヒ素・ビタミンA~
食品の中には、過剰摂取により胎児に影響を与えるものがあります。
パッと見は体に良さそうなものも多く、たくさん摂取してしまいそうですので、是非注意してください。以下ご紹介します。
- 水銀…マグロ、金目鯛、メカジキなど(鯖より大きな魚と考えてください)週に80gまで
- ヨウ素…わかめや昆布などの海藻類 1日3g程度
- ヒ素…ひじき 1日0.9g程度
- ビタミンA…レバー、うなぎ、銀だら、あゆ、フォアグラ 1日2000IU程度
どの食品も、適量はむしろ妊婦さんや赤ちゃんにいいものばかりです。これらの食品を毎日たくさん食べるようでしたら問題ですが、毎日食べるようなものでもないため、そんなに神経質にならなくて大丈夫ですよ。
カフェインやアルコール
カフェインやアルコールは妊娠中にはよくないとよく聞きますね。
アルコールは胎児性アルコール症候群を引き起こすため、妊娠中は辞めるようにしましょう。
カフェインはカルシウムなどの栄養の吸収を妨げ、流産の危険性が増しますが、1日1~2杯程度なら大丈夫です。最近はデカフェでも美味しいコーヒーも出ていますので、是非そちらに切り替えてみてください。
危険なスパイス類
スパイスの中には、子宮収縮を引き起こすものもあります。
安産のお茶として知られるラズベリーリーフティーも、子宮収縮を起こす作用があるため、必ず正産期に入ってから飲むように気をつけましょう。
他にも注意するスパイスとしてシナモン、ウコン、セージ、ターメリックシナモン、ナツメグ、パセリ、タイムなどがありますが、料理に含まれる程度の少量なら問題ありません。大量に摂取するのはやめましょう。
適量を守って健康的な食生活を
妊娠中に食べてはいけないものを見ると、生ものなどの食中毒を起こすものやアルコール以外は、適量を摂取すれば赤ちゃんにも影響はありません。
むしろヨウ素やヒ素、ビタミンAは赤ちゃんの体を作る上でも必要な栄養素です。
「毎日同じものを大量に」食べ続ける場合は問題ですが、1日の量が超えたくらいでは問題ありません。妊娠中は色んな食べ物をバランスよく食べ、食生活にストレスを抱えないことが大切です。
妊娠中は食べ物だけでなく、薬を飲めなかったり、行動を制限したりと、色々ストレスが溜まってしまいますね。美味しいものを美味しく食べることで、赤ちゃんにもよく栄養が行き渡ると思います。
不思議なもので、私もそうでしたが、妊娠すると生ものやアルコールを受け付けなくなるんですよね。これもお母さんの1つの防御反応なのかもしれません。
食べてはいけないもの、過剰摂取に気をつけるものの知識を頭に入れ、素敵なマタニティライフを送ってください。