大好きなアーティストのライブに行くことを生きがいにしている方も多いのではないでしょうか？
私もライブ大好き人間ですが、妊娠中にライブに行っていいのか、赤ちゃんに影響はないのか不安ですよね。
妊娠中のライブ参戦は、「全て自己責任」と言うほかありません。
しかし、行けない訳ではないのです。
大好きなあのアーティストのライブにどうしても行きたい！という方。
この記事を読んで、ライブに行けるように頑張ってみてくださいね！
妊娠中のライブによる母子への影響とは
妊娠中のライブ自体は悪いことではなく、医師から安静指示などが出ていなければ行くことができます。
チケットなどにも、「妊娠中の方はご遠慮ください」とは書いていませんよね。
気になる母体と赤ちゃんへの影響ですが、ライブの大音量や振動でも赤ちゃんは羊水に包まれているので、ほとんど聞こえていません。よって赤ちゃんへの直接的な影響はありません。
しかし、ライブではどうしても興奮してはしゃいでしまいますし、人ごみですので、母体への影響が危惧されます。
長時間の立ちっぱなしはお腹も張りやすくなりますし、お腹に他のお客さんの腕などが当たる可能性もあります。
こういった危険があるので、妊婦さんのライブ参戦はやめたほうが良いと言われるのです。
少しでもそういった危険性を減らしていけば、ライブ参戦も叶います。次からはライブでの注意点を見ていきましょう。
ライブ参戦の注意点３つ
妊娠初期や臨月は避ける
妊娠初期は胎盤が安定しておらず、まだ流産しやすい時期です。
またつわりなどの体調不良もあるため、今まで大丈夫だったにおいにも敏感になってしまいます。妊娠初期のライブは避けましょう。
臨月の場合はいつ赤ちゃんが出てきてもおかしくない状況です。
ライブ中に破水したり、陣痛が来てしまったら大変ですね。自分のかかりつけの産婦人科がライブ会場から近いとは限りません。
また、妊娠３７週から正産期に入るのですが、そこからはいつ生まれてもおかしくない状況。
そのような行けるか行けないか瀬戸際のライブのチケットを持っているのは少しもったいないですね。
あなたの１席を、他の行きたがっている方に譲る気持ちでチケットを取るのは控えましょう。
ライブには安定期に、体調が良い場合に行くようにし、体調が思わしくない時は絶対に行かないようにしてください。
椅子がある会場を選ぶ
多くの場合は椅子のある会場だと思いますが、ライブハウスや野外フェスなどは椅子がありません。
妊婦さんの場合、立ちっぱなしだとお腹が張りやすいだけでなく、足がとてもむくみやすくなっています。
必ず椅子のあるライブを選び、ライブ中も出来るだけ椅子に座りましょう。「ノリの悪いやつ！」なんて思われても仕方ありません。
その空間にいれることが幸せなんですよね（ライブ好きな方なら分かってもらえるはず）。
また椅子があることで、スタンディングの場合に比べ、人との接触も少なくなります。自分と赤ちゃんを守る意味でも、椅子のあるライブを選びましょう。
時間には余裕を持つ
アリーナクラスやドームクラスのライブになると、一気に何万人という人が会場へ向かいます。
当然周辺は混雑しますし、人との接触も多くなり危険です。
開演に間に合わない！と思うと、人はどうしても走ったりしてしまうため、ぶつかってしまう危険性もあります。
また、会場のトイレも長蛇の列になります。
妊婦さん、特にお腹がどんどん出てくる時期は、トイレが近くなります。トイレも余裕を持って行くように心がけましょう。
とにかくライブ会場は人が多く、いつもの倍以上時間がかかってしまいます。
退場にも時間がかかりますので、ライブの終盤で会場を出るくらいの心の余裕を持ちましょう。
妊娠中のライブ参戦の持ち物は？
気になる妊婦さんの持ち物をご紹介します。
母子手帳
妊娠期間中はどこへ行くにも携帯しましょう。突然の出血や体調不良などで病院に運ばれた際にも安心です。
タオル
ライブにタオルは必需品ですね。急な破水などに備えても持参しましょう。
マスク
冬場のライブは感染症との戦いでもあります。人の多いライブ会場ですから、免疫の落ちている妊婦さんは風邪などの感染症をもらいやすくなってしまいます。ほこり対策にもなるので、マスクをしてライブ会場へ向かいましょう。
ブランケット
小さく折りたためるブランケットがあると、開演前やライブ中に足にかけて冷えを防止する事ができます。妊婦さんに冷えは大敵ですので、持ち運びしやすいブランケットを持参しましょう。
ライブ会場へは必ず誰かと行くようにしてくださいね。ご主人やご家族、いつものライブ友達など、理解を得て一緒に行かれてください。１人では何かあったときの対応が難しいですよ。
まとめ
私は妊娠中にどうしても行きたかった野外ライブがありましたが、行きませんでした。
とても素晴らしい会場、参加者、セットリストで、その当時は行かなかったことをとてもとても後悔しました。
しかし元気な赤ちゃんが生まれてくると、そんなことどうでも良かったなと思えています。
やっと授かった可愛い赤ちゃん。この子にもしものことがあったらと思うと、そのライブに参戦しなくて良かったのかもしれません。
赤ちゃんが生まれてしばらくすれば、ご家族に少し預けてライブに行くことも可能ですからね。また次があると諦める心も大事なのかもしれません。
とはいえ、行きたいものは行きたいと思いますので、体調に気をつけながら、上記のことを守ってライブに参加されてくださいね。
良い音楽はお母さんのリフレッシュにもなり、赤ちゃんにもその気持ちが伝わっていると思います。
大きくなったらお子さんとライブに参戦するのも、また楽しみの１つになるかもしれませんね。
