お茶というとなじみのある飲み物です。
毎日飲まれている方も多いのではないでしょうか?
そんなお茶ですが、「食茶」といって茶葉をそのまま食べて楽しむ方法もあるようです。
緑茶を飲んだり、緑茶ウガイをすることでインフルエンザ予防になるということは有名ですが、食べることでも病気の予防に良いと言われているようです。
ただし中には貧血になりやすくなるなどの噂も見受けられました。
そこで今回は
- お茶を食べると本当に病気予防になるのか?
- 貧血になる噂は本当なのか?
についてお伝えしたいと思います。
お茶っ葉を食べると病気予防になる?
お茶は飲むより、食べた方が成分摂取に効果的と言われていますので、インフルエンザや風邪の予防につながります。
予防に大きく貢献してくれる成分が「カテキン」です。
カテキンは抗ウイルス・抗菌作用があるので、その作用がインフルエンザの予防につながると言われています。
「カテキン」の以外の成分についてもみていきましょう。
お茶の成分について
お茶には代表的な成分が5つ。
成分と作用は下記の通りです。
カテキン
殺菌・抗菌作用、抗酸化作用、抗ガン作用、血糖値の上昇を抑制、コレステロールを下げる作用、抗ウイルス作用、虫歯予防、口臭予防、肥満予防
カフェイン
利尿作用、血流促進作用、自律神経の働きを高める作用、集中力を高める作用、老廃物の排出作用
テアニン
リラックス作用、ストレス軽減作用、睡眠の改善作用
ビタミン
抗酸化作用、皮膚粘膜の保護・維持
サポニン
抗酸化作用、血流改善作用、免疫UP作用、肝機能UP作用、肥満予防
こうしてみると、様々な病気の予防につながる作用があることがわかります。
カテキン、ビタミン、サポニンに共通しているのか「抗酸化作用」です。
この「抗酸化作用」が病気を防ぐには大切な作用です。
なぜ抗酸化作用が病気を防ぐのか?
「活性酸素」という言葉を聞いたことがありませんか?
酸素は私たちが生きていくにはなくてはならないものです。
本来の「活性酸素」はウイルスや細菌を殺菌してくれているのですが、増えすぎてしまうと細胞などを攻撃し破壊してしまう大敵に変身してしまいます。
大気汚染、たばこ、ストレス、紫外線などが原因で体内に活性酸素が発生します。
活性酸素の大量発生により、体内の物質が酸化してしまいます。
体内の物質の酸化というとピンと来ないかもしれませんが、リンゴを剥いたままにしているとオレンジ色に変色して「酸化」しますよね?
その状態が体内で起こってしまうということです。
体内で酸化が進むと老化、生活習慣病、ガン、動脈硬化などを引き起こします。
ですので、お茶に含まれている抗酸化作用は体を酸化させないためには重要な成分ということがおわかりいただけると思います。
お茶っ葉を食べると貧血になりやすくなる?
お茶っ葉を食べたからと言って「貧血」にはつながりません。
お茶に含まれている「タンニン」が鉄分の吸収を妨げると言われているようですが、影響はそれほどないと言われています。
かつて、鉄剤と緑茶を一緒に飲むことはもちろんのこと、鉄剤服用の30分から1時間前後は緑茶を飲むべきではないといわれてきました。これは、緑茶に含まれるタンニン酸と鉄とが結合して水に溶けにくい物質が生じ、鉄がうまく吸収されなくなると考えられていたからです。
しかし、現在ではそのような問題はないと言われています。引用元:NIPRO
普通に摂取する分には鉄の吸収を妨げることはないので心配はいりません。
お茶っ葉を使ったオススメレシピ3選
抹茶は食べると飲むの両方のイメージがありますが、お茶っ葉を食べるというと抵抗がありますよね?
お茶っ葉を少量だけ使ったレシピをご紹介します。
茶葉だんご
材料
・だんご粉————-100g
・水———————110㏄
・砂糖—————–大さじ4
・お好みの茶葉———-4g
・抹茶粉末———–小さじ2
作り方
- ボウルにだんご粉、砂糖、茶葉、抹茶粉末を入れて混ぜ合わせたら、水を加えながら捏ねます。。
- 耳たぶ程度の固さになったら、丸めていきます。
- 耳たぶ程度の固さになりましたら、丸めていきます。
- 水を沸騰させて団子を入れていきます。
- 浮いてきてから更に1分茹でます。
- 冷水にとり気を切ったら完成です。
抹茶も入っているので、お茶っ葉に対する抵抗なく美味しく食べることができます。
そのまま食べても美味しいですが、お好みで餡子を添えたりまたはお汁粉にしても良かったです。
茶葉入りマドレーヌ
材料
・ホットケーキミックス—-100g
・卵—————————-2個
・砂糖————————30g
・ケーキ用マーガリン—–70g
・お茶の葉——————–2g
・牛乳——————–大さじ1
(シェル型15~20個分)
・バター———————適量
・強力粉——————–少量
作り方
- マーガリンを電子レンジで溶かします。オーブンを180℃にして余熱開始。
- 砂糖と卵、牛乳を混ぜ合わせ、ホットケーキミックスを加えて混ぜていきます。更に溶かしたマーガリンとお茶の葉を入れて良く混ぜ合わせます。
- 型にバターを塗り、強力粉を振り落とします。
- 生地を容器の8分まで流し入れます。
- オーブンの温度を170℃まで下げて15分くらい焼きます。焼きあがったらすぐに型から外して冷ましたら完成です。
完成のイメージは紅茶のマドレーヌです。
紅茶のマドレーヌのレシピを引用して作ってみました。
紅茶に比べると苦味はありますが、緑茶の苦味がお好きな方にはオススメです。
また、ホットケーキミックスを使うので簡単に作ることができました!
引用元 ホットケーキミックスで紅茶マドレーヌ by :sakura:
お茶入りつくね
材料(4人分)
・鶏挽肉———————200g
・茶葉—————————-5g
・ニンジン———————-30g
・長ネギ————————20g
・サラダ油——————大さじ1
・大葉—————————4枚
<A>
・卵—————————1/3個
・しょうゆ——————-小さじ2
・砂糖———————–小さじ2
<たれ>
・しょうゆ——————-大さじ1
・みりん——————–大さじ2
作り方
- ニンジン、長ネギはみじん切りにします。
- ボウルに鶏挽肉と①、茶葉、Aを入れて粘りがでるまでよく混ぜ合わせます。8~12等分にして平らな円形に丸めます。
- フライパンで油を温め、②を片面焼き、こんがり焼けたら裏返して蓋をして蒸し焼きにします。中火で火を通して最後は強火にすると照りが出ます。
- ③に火が通ったら、タレの材料を加えて絡めます。
- 器に大葉をしき、つくねを盛りつけたら完成です。
引用元:伊藤園HP
茶葉を調理というとスイーツのイメージですが、おかずにもできます。
味はもちろんですが、香りも楽しむことができそうですね。
おばあちゃんの習慣
私の小さい頃は、ご飯の後に必ず緑茶を飲む習慣がありました。
必ず、おばあちゃんが注いでくれていました。
小さいながら、「なんだろうこのお茶の時間・・・」と思っていましたし、「なんで飲むの?ジュースは?」と聞いた記憶がありますが、「いいから黙って飲みなさい!」としか返事は帰って来ませんでした。
我が家は甘いものが大好きな家でもあります。
おやつの時間の緑茶でした。
お茶には血糖値を抑制する効果があるので、おばあちゃんが食後やおやつの時のお茶の習慣は実はすごく体のためになっていたのです。
確かに、我が家に血糖値が高い人はいません。
飲んで効果があるのであれば、食べることでより効果を得られることがわかります。
しかし、健康に良いからと言って食べすぎてはいけませんので、適量を取り入れることが大切です。