そんな疑問を解決していきたいと思います。
【もくじ】
・サツマイモの皮は食べられる
・サツマイモの皮を食べるときのポイントは3つ
・サツマイモを使ったおすすめのレシピ3選
野菜によっては皮は雑味の原因にもなったりするので剥いてしまった方がいいものもありますが、サツマイモの場合はそうではありません。
サツマイモの皮には栄養が豊富に含まれている部分なので、むしろ食べた方がいいんですよ。
ただし、サツマイモを皮ごと食べるのであれば調理をする際に気を付けたいこともいくつかあります。
ということで今回はそんなサツマイモの皮に関する疑問について、主婦歴5年目の私がお答えしていきたいと思います!
サツマイモの皮は食べられる
サツマイモの皮には栄養たっぷり
ゴミとして捨ててしまいがちなサツマイモの皮ですが、実は食べられるんです。
むしろサツマイモの皮部分には栄養が豊富に含まれているので、剥いて捨てずにそのまま食べた方がいいんですよ!
サツマイモの皮には、
・食物繊維
・アントシアニン
・ヤラピン
・クロロゲン酸
といった4つの栄養成分が含まれており、これらは皮を剥いてしまった状態のサツマイモからでは摂取することができないのです。
そのため、サツマイモを使った料理を作るときは皮を剥かないようにしましょう!
サツマイモの皮はきれいな赤紫色をしているので、皮を残しておいた方が料理の見栄えも良くなりますしね。
サツマイモの皮を食べることで得られる効果は4つ
サツマイモの皮に含まれる栄養成分は4つあり、その数だけ得られる効果もあるわけです。
まず食物繊維についてですが、これは大きく分けて「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の二種類に分類することができます。
サツマイモに含まれている食物繊維はどちらなのかと言うと、実は水溶性・不溶性どちらも持ち合わせているのです。
そのため、水溶性の食物繊維で得られる「血糖値の上昇を抑えるはたらき」と不溶性の食物繊維で得られる「便秘解消のはたらき」、どちらの効果も得ることができます。
そしてサツマイモの皮の赤紫色を出しているアントシアニンには、生活習慣病を発症するリスクを抑えてくれるはたらきがあります。
あまり聞き馴染みのないヤラピンですが、これには腸の動きを活発にする働きがあり便を柔らかくしてくれます。
ちなみにこのヤラピンの正体は、サツマイモを切ったときに染み出してくる白い液体です。
これはほとんどが皮の近くに含まれているんですよ。
そしてこちらもあまり聞き馴染みのないクロロゲン酸、動脈硬化や糖尿病、ガンの発症リスクを低くしてくれる働きがあります。
また、脂肪の吸収を抑えてくれるということでダイエット中の方にとってはとても嬉しい効果も期待できるのです。
サツマイモの皮を食べるときのポイントは3つ
サツマイモの皮を食べるとき、気を付けてもらいたいポイントが3つあります。
①広範囲が黒く変色しているものは要注意
②しっかりと水で洗ってから調理する
③10分ほど水にさらしておく
以上の3点が、サツマイモを皮ごと食べるときに気を付けるべきポイントです。
まず①についてですが、サツマイモの皮が広範囲に渡って黒く変色している場合は腐っている可能性が高いので食べるのをやめるようにしましょう。
黒く変色している部分を押してみてぐにゅっとしていれば腐っている証拠です。
②については、皮には土が付いているのでしっかりと汚れを落としておきたいところ。
たわしなどの硬い素材のもので擦ると皮がめくれてしまいますから、柔らかいスポンジなどで優しくこすりながら土などの汚れを落とすようにしましょうね。
③は、サツマイモの変色や苦味を防ぐために行います。
苦味は先ほどご紹介したヤラピンが原因となっているのですが、長い時間水にさらしておくとヤラピンが流れ出ていきすぎてしまい貴重な栄養成分までも失ってしまうことになり兼ねません。
そのため、水にさらしておくのは長くても10分までにしておきましょう。
サツマイモを使ったおすすめのレシピ3選
最後に、サツマイモを使ったおすすめのレシピを3つご紹介しましょう。
さつまいもを揚げない!簡単☆大学いも
材料 (さつまいも200gで作る分量)
さつまいも(皮つき)200g位
砂糖大さじ3
しょうゆ小さじ1/4
酢小さじ1/4
水小さじ1/4
油(サラダ油やオリーブオイルなど)大さじ1
黒ごま大さじ1/2~1
サツマイモを使った料理の代表格として挙げられるのが、大学いも。
サツマイモにからんでいる甘い飴が美味しいんですよね。
でも、大学いもってサツマイモを揚げる行程がとても面倒なんですよね。
かくいう私は、大学いもがとても好きなのに揚げるのが面倒だというたったそれだけの理由で大学いもを作ることを幾度となく諦めてきました。
ですが、このレシピはでサツマイモを揚げずに大学いもを作ることができるというのです。
このレシピなら簡単で、なのに本格的な大学いもが作れちゃいますよ!
マジ旨!薩摩芋とレンコンのデパ地下風
材料 (3人分)
さつまいも(小)1本(200g~)
れんこん1節(150g~)
★醤油・砂糖各大さじ2
★酢大さじ1
ごま(仕上げ用)たっぷり
片栗粉適量
こちらは、デパ地下のお惣菜屋さんで売られていそうな、おしゃれなサラダ風デリです。
これに鶏肉や豚肉を加えれてアレンジすれば、メインのおかずとしても食卓に並べることができますよ。
さつまいもとりんごの天板ケーキ
材料
さつまいも大1本
りんご中2個
薄力粉200g(2カップ)
砂糖120g(1カップ)
卵3個
ベーキングパウダー小さじ1
サラダ油(私はオリーブオイル使います)100ml(カップ半分)
シナモン好みで
秋の味覚であるサツマイモとりんごを使ったケーキのレシピです。
材料をすべて混ぜ合わせただけの生地を、大胆に天板に流し込むだけで完成するケーキなのでスイーツ作りだからと言って尻込みせずにハードルも低く作りやすいケーキになっていますよ。
お子さんと一緒に作ってみてもいいかもしれないですね!
【まとめ】サツマイモの皮には4つの栄養成分がたっぷり!
サツマイモの皮は食べられないどころか、栄養がたっぷり含まれている重要な部分だったのです。
今までサツマイモの皮を剥いて捨ててしまっていたあなたも、これからはサツマイモは皮ごと食べるようにされてみてはいかがでしょうか!
サツマイモの皮にたまに密が伝ったような黒い跡がついていることがありますが、これは先にご紹介した広範囲に渡る黒い部分とは異なり腐っているというわけではなく、そのサツマイモが甘いという証拠になります。
その黒い部分は削ぎ落とすなどして取り除けば、なんの問題もなく食べることができますよ。
ですから、スーパーで美味しいサツマイモを選ぶ際の見極めポイントとして、皮の部分に密が伝っているような黒い部分がないかどうかを是非とも注目して見てみてくださいね。