赤ちゃんは何にでも興味を示すため、色々なものを口に入れてしまう危険があります。
そんな赤ちゃんが誤飲しやすいものの一つに「シリカゲル」があります。
シリカゲルは乾燥材ですが、誤って赤ちゃんが誤飲してしまったときは一体どうすれば良いのでしょうか。
すぐに病院を受診するべき?様子を見ていても大丈夫?
今回は、赤ちゃんがシリカゲルを誤飲してしまったときの受診の目安と、対処法についてお伝えします!
赤ちゃんがシリカゲルを誤飲!すぐに病院にいくべき?
シリカゲルは青や透明の粒です。
赤ちゃんがこれを誤飲してしまったとき、まずは赤ちゃんの口の中を見てみましょう。
この時、赤ちゃんの口の中に異常が見られないようであれば、心配しすぎる必要はありません。
赤ちゃんも元気なようであれば、水か牛乳を飲ませてその後の様子をよく見守っていてあげましょう。
シリカゲルで中毒が起きる心配はほとんどありませんので、あまり騒ぎ過ぎずに赤ちゃんの様子をよく観察して見守っていてあげましょう。
赤ちゃんの口の中に炎症が起きている時は
赤ちゃんの口の中をチェックしてみたときに、口の中がただれている・赤くなっているようであれば、病院を受診して診察をしてもらいましょう。
赤ちゃんが誤ってシリカゲルを誤飲してしまった後に激しく泣くようであれば、赤ちゃんの口の中や食道に炎症が起きている可能性があります。
なるべく早く病院を受診し、対処をしてもらうようにしましょう。
この時、残っているシリカゲルがあれば持参し、どのような状態で誤飲してしまったのか、誤飲してからどのくらいの時間がたっているのかを伝えるようにしましょう。
誤飲してしまったシリカゲルはどうなるの?
シリカゲルは消化されずにそのまま便と一緒に体の外に排出されます。
ですから、万が一赤ちゃんが誤って誤飲してしまっても、体の外に出てくるので心配しすぎる必要はありません。
心配なのは赤ちゃんの口の中や食道に炎症を起こしてしまうことです。
シリカゲルの誤飲では中毒症状を起こす心配もほとんどありませんので、ママはあまり大騒ぎしすぎないようにしましょう。
赤ちゃんをビックリさせて不安を与えてしまうこともあります。
シリカゲル以外の乾燥材の誤飲について
乾燥材にはシリカゲル以外にも生石灰や塩化カリウムというものがあります。
シリカゲルは透明や青の色がついた乾燥材ですが、生石灰は白い粉状の乾燥材、塩化カリウムは湿気取りや除湿剤に使われているものになります。
生石灰や塩化カリウムを誤飲してしまったときは、シリカゲルよりも注意が必要です。
シリカゲルを誤飲したときよりも症状が重くなり、口や喉のただれ、出血などの症状が起きてしまうこともあります。
また、食べ物や飲み物を飲みこむことができなくなってしまうこともあるため、誤飲しないように注意しましょう。
生石灰や塩化カリウムを誤飲したときの対処法
生石灰や塩化カリウムを誤飲したときの対処法は以下のようになります。
生石灰を誤飲したとき
少し舐めた程度であれば、牛乳や卵白・ない場合は水を飲ませ、吐かせないでその後の経過をみます。
それよりも多い量を誤飲してしまったときは、牛乳や卵白、ない場合は水を飲ませて吐かせないようにして病院を受診しましょう。
塩化カリウムを誤飲したとき
少し舐めた程度であれば牛乳、ない場合は水を飲ませてその後の経過をみましょう。
赤ちゃんの体重10㎏につき1g以上の量を誤飲してしまった場合は、牛乳、ない場合は水を飲ませ、吐かせてから病院を受診しましょう。
湿気取りなど、容器に入っている水を誤って飲んでしまった場合は牛乳を飲ませるか、ない場合は水を飲ませてその後の経過をみてください。
まとめ
- 赤ちゃんが誤ってシリカゲルを誤飲したときはすぐに病院を受診せずにまずは様子を見る
- 赤ちゃんの口の中の状態を見て、問題が無ければ牛乳や水を飲ませてその後の様子を見守る
- 赤ちゃんの口の中や喉に炎症がうたわれるときはなるべく早めに病院を受診する
赤ちゃんがシリカゲルを誤飲してしまったときは、慌てずにまずは赤ちゃんの口の中を確認してみましょう。
口の中に炎症が起きていない時は、牛乳か水を飲ませて経過を観察しましょう。
赤ちゃんが泣くようであれば、口の中や喉に炎症が起きている可能性がありますので、早めに病院を受診してくださいね。
シリカゲル以外の乾燥材には、生石灰や塩化カリウムがあります。
これらを誤飲したときは、少量であればご紹介した対処をして赤ちゃんの経過を観察しましょう。
異常が見られる場合は自己判断せず、医療機関を受診してください。