カズのCMで一躍有名になったデカビタC。
飲むといかにも元気になりそうなイメージですが、
「そもそも本当に何かの効果があるの?」
「栄養ドリンクのように、飲むと元気になるものなの?」
「飲み過ぎると良くないの?」
など疑問に感じている方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は「デカビタCの効果や飲み過ぎた場合のデメリットは何なのか?」について書いてみました。
この記事が、デカビタCって効果あるの?飲みすぎは良くないの?
と気になっている方のお役に立てると幸いです。
デカビタCに含まれる成分とは?
- 糖質
- ローヤルゼリーエキス
- ビタミンC
- ビタミンB群(B1、B2、B6、B12)
- 溶性ビタミンP
- ナイアシンアミド
- パントテン酸Ca
- スレオニン
- グルタミン酸Na
- β―カロチン
- カフェイン
などです。
なんだか、たくさん入っているから体には良さそう。という印象ですね。
はたしてデカビタcには体に対する効果が期待できるのでしょうか。
実際デカビタCには効果があるの?
上に示したように、たくさんの成分がふくまれるデカビタCです。
でも、効果は実際にあるのか?
という質問の答えとしては、健康に対する良い効果は得られないとしか言えません。
なぜなら、効果や効能の表記が認められているのは栄養ドリンクに限られているからです。
栄養ドリンクとは、指定医薬部外品もしくは、第2あるいは第3類医薬品として効果が認められているものです。
これに対し、デカビタCはエナジードリンク(清涼飲料水に含まれる)であって、栄養ドリンクではないのです。
デカビタCを飲みすぎるとダメなの?
まず、飲み過ぎると問題が出そうなのは「糖分」。
そして次に「カフェイン」。
これについてそれぞれ説明してみますね。
糖分
デカビタcの210mlビン一本の中には、28.35gもの糖質が・・・。
100mlあたりの糖質で考えると、コカ・コーラやファンタなどよりも多い量。
効果を求めて飲んでいたのに、そのウラで糖質の摂りすぎになってしまう危険性をはらんでいます。
厚生労働省では、一日の消化性炭水化物(ぶどう糖)の最低必要量は100gとしています。(ただし体内でぶどう糖を作る工程もあるので、一日100g以上でないとダメ、というわけではない)
一日の必要量の5分の1以上の糖質がとれてしまうわけです。
意外と糖質が多いことは忘れてはいけません。
カフェイン
カフェイン摂取がいちばん気になるのは、妊婦のカフェイン摂取ですね。
カフェインは、デカビタCの100ml当たりに10㎎未満の含有量がありますので、210mlビンには約20㎎未満と考えられます。
妊娠中の一日のカフェイン摂取量に関しては、さまざまな制限がありますが、WHO(世界保健機関)および、数値として打ち出している各国の制限をトータルすると、一日のカフェイン摂取量は200~300mg以内に、となっています。
しかし一部の国で、一日100㎎を超えると低体重児の出産リスクが出てくるという考え方があります。
このため、一日100㎎以下とするのが無難だと考えられます。
この100㎎と言うのは、デカビタCでいうと5本以上の摂取にあたりますね。
デカビタcを一日5本飲むというのも逆に大変だと思いますが、つわりでデカビタCだけしか受け付けない、という場合は注意が必要かもしれません。
同時にカフェインは、コーラ、緑茶やココア、チョコレートなどにも含まれているので、このような食品や飲み物もよく摂っている場合も注意が必要で、先ほど提示した5本よりも少なく抑える必要があります。
【まとめ】デカビタCに健康効果はない!
デカビタは清涼飲料水なので、効果を期待することまではできません。
そして、日常的に飲み続けることで糖質の摂りすぎやカフェインの摂取が不安要素であることは忘れてはいけません。
しかし、デカビタcの炭酸とさわやかな飲み口、充分な糖質や少量のカフェインが含まれていることなどから、エネルギーを充足して、気分をすっきりさせて「よお~しがんばるぞ!」と気持ちを切り替えるのには一役買ってくれるでしょう。
たまに気分転換に飲む程度にすれば良いのではと思います。
この記事が、「デカビタCって効果があるの?飲みすぎると何が良くないの?」とお悩みの方のお役に立てると幸いです。