駄菓子の中でも人気の麩菓子、量としては軽いし中も空洞ですが、食べ過ぎはやはり太ってしまうのでしょうか?
麩菓子は原料が小麦粉と黒糖というシンプルさで、カロリーもそんなに気にしなくていいかと思いがちですが、そこはやはり「お菓子」。
摂取カロリーが消費カロリーを超えれば太るという仕組みのため、麩菓子だけでなくどんな食品でも食べ過ぎは太ってしまうのです。
ここでは、ダイエットとは程遠く感じる麩菓子はダイエットに向いているかということや上手な食べ方をご紹介したいと思います。
麩菓子は食べ過ぎると太る?カロリーや糖質をチェック
結論から言えば、麩菓子の食べ過ぎは太ります!
その理由は素材と食べ方にあります。
原料の小麦粉が麩菓子の主体なので、糖質量は多いのですが製造過程の中でカロリー自体は低めになっていきます。
黒糖は通常の砂糖と比較しても糖度は低いため、大き目の麩菓子全体のカロリーは約200㎉と大きさの割に低めなのです。
今は大きさもさまざまな麩菓子がありますが、やはり大きい麩菓子が食べたくなりますね。
そこが落とし穴で、麩菓子の成分のグルテンは腹持ちがあまりよくないためについつい多く食べがちなんです。
一見、外側だけが黒糖で覆われているようですが、糖分はしっかりしみこんでいてるので食べ過ぎは糖の摂りすぎにもなるので注意しましょう。
どんな低カロリーの食品でも、多く摂取してしまえばその分カロリーオーバーで太る原因につながるので、カロリーや糖質で判断せずに、日頃の食生活や適度な運動に気を付けることが大事です。
ただ、食べ過ぎなければ普通のお菓子よりは低カロリーなので、その点は安心してくださいね。
ダイエット中の女性向け!麩菓子の太らない食べ方
大事なのは食べる量はもちろんですが、実は時間も関係してきます。
一般的には1日の食事で摂るカロリーの10%なら、間食してもさほどダイエットに影響はないといわれていますので、麩菓子を上手に取り入れれば成功にもつながるでしょう。
成人の女性なら運動量や体型によって差がありますが、ダイエット中の理想の摂取カロリーは約1500㎉~1600㎉となっています。
この数字から判断すると、麩菓子を間食にするならあの太い1本はちょっと多いですが、小分けタイプや細いものなどいろいろな形で販売しており、パッケージにはカロリーも表示されているので参考にして麩菓子を食べてみるのがいいでしょう。
また食後は、血糖値が上昇しているので麩菓子を食べるとさらに上昇するので避けます。
よく「3時のおやつ」と聞きますが、実はこの時間が糖質の多い間食にはいい時間帯なのです。
血糖値をコントロールする膵臓の活動がもっとも盛んになるのが午後3時頃なので、この時間帯に麩菓子をおやつにすれば、空腹時や食事の前に食べるより血糖値の上昇も少なくなるのです。
また、水分と一緒に摂ればグルテンという成分が水分を吸収してお腹の中で膨らむため、適度な満腹感が得られます。
ちえこ
意外と知られてない麩菓子の栄養素について
麩菓子の原料である「麩」は、小麦からでんぷんを抽出して残った「グルテン」です。
このグルテンには植物性たんぱく質やミネラルも多く含まれ、でんぷんがなくなる分炭水化物の量も減るために低脂肪・低糖質な食材なのです。
そこにミネラルやカルシウム・カリウムなどの栄養を多く含み、糖度の低い黒糖が加わった麩菓子は栄養満点のお菓子なのです。
また、グルテンによってアレルギー反応を起こす人もいるので気を付けて食べるようにしましょう。
ダイエット中に低カロリーで栄養もあるからといって麩菓子ばかり食べていては、栄養が偏ってしまいますね。
まして麩菓子を食事に置き換えるのは、糖分を摂りすぎることになるので栄養が偏って、痩せるどころか逆に太ってしまいます。
栄養価のある麩菓子の効果を引き出すためにも、食べる時間や量を決めて、食事の内容も見直せば効果は必ず出ます。
もちろん適度な運動も取り入れれば、なお効果が期待できますね。
日本のソウルフード「麩菓子」はダイエットにも大活躍!
ここでは麩菓子を食べ過ぎると太るのか、また麩菓子を取り入れたダイエットと栄養をお伝えしてきました。
ポイントをおさらいしてみましょう。
■食べ過ぎ注意!
量に対してのカロリーは低めですが、油断して食べ過ぎるとカロリーオーバーで太る原因にもなりかねませんので、食べる時間と量を決めて食べるといいでしょう。
■グルテン・植物性たんぱく質・カルシウム・ミネラルなどが豊富で糖質が低めである。
麩菓子には、実は栄養がたっぷりあったのですね。
ダイエットには甘いものは禁物ですが、黒糖はミネラルが豊富で麩にも多く含まれるので、摂りすぎなければ麩菓子はダイエット中の間食には最適です。