ふくさはハンカチで代用できる【色や折り目には注意しよう】

「お通夜に参列しないといけない予定があるんだけど自宅にふくさが無い!」
「ふくさってなにか別のもので代用しても問題ないのかな?」

今回はそのようなお悩みを解決していきたいと思います!

【もくじ】
・ふくさはハンカチや風呂敷で代用できる
・ふくさは「敬意」をしめすために必要なもの
・おすすめのマナー本

冠婚葬祭に参列することって、人生で数えられるくらいしかないと思うんです。

なので、そういった場面で必要になってくる「ふくさ」を持っているという人はかなり少ないと思います。

しかし、突然お通夜に参列しなければならなくなったとき急にふくさを用意するのはなかなか難しいです。

そういったとき、ふくさはハンカチや風呂敷で代用することができるってご存知でしたか?

ハンカチなら普段使いもできるので、代用ができることが分かっていればあらかじめ買っておけば冠婚葬祭の場面に参列する機会がこなかったとしても無駄にすることはないですよね。

ふくさをハンカチや風呂敷で代用することはできるものの、色などの最低限のマナーはあるので気を付けなければなりません。

ということで今回は、そんなふくさに関する疑問やマナーについて社会人歴6年目である私がお答えしていきたいと思います。

ふくさはハンカチや風呂敷で代用できる

ふくさをハンカチや風呂敷で代用する方法

冠婚葬祭の場面で必要になってくるアイテムのふくさですが、これはハンカチや風呂敷で代用することができるんです。

ふくさをハンカチや風呂敷で代用した場合でも、御祝儀袋や香典袋の包み方は基本的には同じです。

ですが、御祝儀と香典袋では包み方が真逆です。

こちらの動画では御祝儀袋(慶事)と香典袋(弔辞)、それぞれの包み方について分かりやすく解説されています。

こちらを参考に、あなたもハンカチや風呂敷で御祝儀袋や香典袋を包んでみてくださいね。

ふくさをハンカチや風呂敷で代用するときは色に注意

ふくさをハンカチや風呂敷で代用する場合、色やサイズ感などに注意しなければなりません。

まず色について。

結婚式などの慶事では明るい色味のものを、葬式などの弔辞では暗い色味のものを選ぶようにしましょう。

これを逆にしてしまうとマナー違反になってしまい、相手方に失礼となりますので気を付けてくださいね。

ただし、紫色であれば慶事でも弔辞でも使用することができます。

ですから、いつどちらがきてもいいように紫色のハンカチや風呂敷を用意しておくと便利かもしれませんね。

そして、柄や飾りの付いているものは華美になりすぎるので避けてください。

無地のものがベストです。

また、ハンカチや風呂敷にくっきりと折り目がついているのは良くありません。

ですから、アイロンをかけるなどしてあらかじめ折り目のない状態にしておきましょう。




ふくさを利用するのには2つの理由がある

ふくさを使うのは御祝儀袋や香典袋を保護するため

そもそもふくさを利用することには、2つの理由があります。

まずひとつめが、御祝儀袋や香典袋を保護するためです。

御祝儀袋や香典袋をカバンにそのまましまっていると、シワや折り目がついてしまったり水引がぐちゃぐちゃになってしまう可能性は十分にあります。

ですからそれを防ぐためにふくさで包んでおくというわけなのです。

ふくさを使うのは敬意を示すため

ふたつめの理由は、相手に敬意を示すためです。

昔はふくさというのは、御進物を差し上げるために使われていた包みでした。

そこから、ふくさに包むという行為自体が相手に敬意を示すこととなったのです。




おすすめのマナー本

ふくさの存在や包み方というのは、案外あまり知られていません。

ですから、そういった必要最低限なマナーやしきたりのことを知っておくためにもマナー本を一冊は持っておいた方がいいでしょう。

・困ったときにすぐひけるマナー大事典

こちらのマナー本は冠婚葬祭から手紙やメールのマナー、イベント事のマナーまで、様々な事象でのマナーについて解説されています。

オールカラーなので非常に見やすくなっているのでおすすめです!

【まとめ】ふくさは紫色のハンカチや風呂敷があれば万事代替できる!

ふくさはハンカチや風呂敷で代用することができます。

ただし、色やデザインについては最低限の決まり事がありますから、それを間違ってしまわないようにしなければなりません。

ふくさに限らず、日本人には事細かな様々なマナーやしきたりというのがあります。

そういったことを常識として知っておくためにも、マナー本は家に一冊常備しておいた方がいいのかもしれませんね。