(上の画像の中に大三角形が!見つけられますか?)
空気が冷たくなり、夜空の星が綺麗に見えるようになってきましたね。
冬は日の入りが早く、気温が下がり、空がくっきり綺麗に澄んでいます。
季節ごとに、夜の空には数多の星座がありますが、その中でも有名なものの一つ、今回は冬の大三角形について、知っているようで知らない三つの星の見つけ方、覚え方をご紹介します!
星座の位置や、見える方角、時間帯、時期についても、バッチリお伝えしますので、しっかり押さえましょう。
最後には上の画像の答え合わせもありますから、ぜひ探してみてくださいね。
それでは参りましょう~。
冬の大三角形とは?簡単な覚え方
まずは冬の大三角形の三つの星を確認しましょう。
- オリオン座の左上、肩に当たる部分にて赤く光る明るい星がベテルギウス
- オリオンの左側にある、白く光る星が、こいぬ座のプロキオン
- オリオン座の左下にある、明るい白に光る星が、おおいぬ座のシリウス
このようにオリオン座を中心にして覚えると、覚えやすいと思います。(オリオン座は特徴的な三つ並んだ星を持つ、明るく目立つ星座です)
また、形の特徴として春や夏の大三角形との大きな違いは、冬の場合は正三角形に近い形をしているということ。
そのため、他の三角形よりも見つけやすいのではないでしょうか。
また、覚え方の語呂合わせなんかもあるようで…
「来いよ、おーい、オリオン」(こいぬ、おおいぬ、オリオン)
↑星座の覚え方ですね。「冬に、プロは、しらべてる」(プロキオン、シリウス、ベテルギウス)
↑星の名前の覚え方です。
という語呂合わせで覚えてみるのも面白いかもしれません。
大三角形が見られるのはどの方角?いつごろ?
それでは実際に空を見上げて探してみたい!と思いますが、実は冬の大三角形と言われるだけあって、見られる時期がある程度決まっているのですね。
冬の大三角形が最もはっきり姿を表すのは、1月~3月ころ、南東の方角に見られます。
時間帯は午後8時ころが目安。
プロキオン、シリウス、ベテルギウスの三つはどれもとても明るい一等星なので、時期や時間が合えば、晴れた夜空では比較的みつけやすいと思います。
なかでも最も明るく白く輝くのはおおいぬ座のシリウス。
おおいぬの牙のあたりで、非常に強く白い明かりを放っています。
オリオン座の並んだ三ツ星を、まっすぐ延長した先にあるのがシリウスですが、オリオン座から探さなくても夜空を見上げただけでわかるくらいに非常に明るい星です。(シリウスは恒星や月などを除くと最も明るい天体なのです!)
オリオン座のベテルギウスは赤く光っているので、こちらも特徴的で見つけやすいのではないでしょうか。
あとは正三角になる位置を探すと、こいぬ座のプロキオンが見つけられるはず。
冬の大三角形まとめ
さて、ここまで冬の大三角形についてご紹介しました。
以下にまとめますね。
・冬の大三角形はこいぬ、おおいぬ、オリオンの三つの星座からなる(来いよ、おーい、オリオン)
・星の名前はプロキオン、シリウス、ベテルギウス(プロは冬に調べてる)
・見える時期は1月中旬~3月ころ
・夜8時ころ、南東の方角にあらわれる
以上がポイントでした。
さて、ここで冒頭の画像の答え合わせです!
皆さんいかがでしたか?
冬の大三角形、うまく見つけられたでしょうか。
真ん中より少し右上あたりにオリオン座が見えますので、そこから追って行くと残りの星も見つけやすいでしょう。
また、画像では少しわかりにくいですが、実際の空では星は瞬いていますし、場所によってはより暗い場所もあるので、もっと簡単に見つけられると思います。
冬の夜空、雲一つないときはぜひ、外に出て綺麗な三角形を探してみてはいかがでしょうか。
神話のお話なども合わせて覚えていたらきっと楽しい天体観測ができると思いますよ!
くれぐれも、温かい格好をしてお出かけくださいね。