海にいくと波の音とともに聞こえてくる鳥の声。
よく上空を飛んでいたり、テトラポットに止まってる鳥を見かけるけれど、あれってカモメなの?ウミネコなの?わからない方も多いハズ。
そこで今回は気になるカモメとウミネコの違いをしっかりご紹介します!
見た目だけでなく、鳴き声が違うという噂もばっちり検証しますヨ。
これを読めばあなたもカモメ・ウミネコ博士になれます!
カモメとウミネコの違いとは?
実際にくらべて見てみると尚の事とても良く似ているこの二種ですが、それもそのはず、二種とも同じカモメ科カモメ属の鳥なのです。
そんなそっくりの二種の一番の違いは、実はくちばしにあります。
カモメのくちばしは黄色、一方ウミネコのくちばしには先端に赤と黒でできた模様があるのが特徴的です。
実際に写真で確認してみましょう。
↑カモメ
↑ウミネコ
このように見てみると、くちばしの特徴だけでもずいぶん分かりやすいですね。
ある程度近い距離にいる時や、どこかに止まっている姿を見たときは、くちばしで見分けるのが良いと思われます。
そしてもう一つ、上空を飛んでいるときにわかりやすい特徴が、尾羽根にあります。
下から見たほうがよりよく見分けられるのですが、尾羽根の先端が、カモメは白、ウミネコには黒い模様が入っているのです。
これらの特徴は飛んでいるときにより分かりやすいので、くちばしが見えないときや飛んでいる姿を見かけたときは尾羽根をチェックしてみてください!
こちらも写真で確認してみます。
↑カモメ
↑ウミネコ
尾の先が白と、黒で違うのがわかるでしょうか?
特に飛行中は尾の先の色が結構確認しやすいので、良い見分け方になると思います!
さてここでひとつ問題です。
冒頭の写真を思い出してみてください。↓
この子はカモメかウミネコか…わかりますか?
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正解は、カモメでした!
しっかり見分けられたでしょうか?^^
鳴き声が違うって本当なの?
続いてはこれまた気になる疑問、鳴き声の謎について。
ご存じの方も多いかと思いますが、ウミネコは名前の由来が「鳴き声がネコに似ているから」と言われるくらい特徴的な鳴き声をしています。
ミャー、ミャー、と表現されることが多いですね。
とは言え、知識として知っていても実際の鳴き声がどのようなものかわからない!という場合も多いですよね。(筆者も聞き分けられるかは自信がありません…)
ということで、実際の声はこんな感じです。
ウミネコの鳴き声▼
また、繁殖期などは威嚇した声も出すようですので、ちょっとどすの利いた声がウミネコ、という印象です。
一方のカモメは、ザ・海の音!という声。
カラスを可愛らしくしたような声で鳴きます。
実際の声はこんな感じです。
カモメの鳴き声▼
聞いてみると、あぁ~、これね!となる方も多いのではないでしょうか。
誰しも一度は聞いたことがあるのではないかと思います。
カモメのほうが高らかに鳴いているような声ですね。
伸びがいいというか、海でよく聞く声はこちらのような気がします。
よく似た二種ですが思った以上に違う声で、筆者も驚きました!
ウミネコとカモメ、まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はよく似た海鳥、ウミネコとカモメの違いを調べてみました。
生物学的にも近い種族で、ぱっと見た目では非常によく似ている二種ですが、はっきりと見分けられる特徴がありましたね。
○カモメ→くちばしが黄色、尾羽根の先は白色。鳴き声はクァ、クァ。
○ウミネコ→くちばしの先が赤と黒、尾羽根の先は黒。鳴き声はミャー、ミャー。
これさえ覚えていれば、どこの海に行っても見分けられること間違いなしです。
船の上から餌をあげるツアーなどに参加すると、海鳥がたくさん集まってきますから、そういった場面でも見分けられると少し得した気分になれますね☆
知っているとちょっと嬉しい、プチ知識でした。
筆者も今度海に行くときはちょこっと自慢したいなと思いました。
それではまた!