そんな言葉をたまに耳にします。
なんとなくポジティブな意味ではないようなニュアンスで使うことの方が多いように感じますが、
「ミーハーって、どういう意味なの?」
と聞かれるとはっきりと明確な答えを出せないような気がしませんか?
そもそもどこの国の言葉なんだろう…?
ということで今回は、
・ミーハーという言葉の意味は?
・ミーハーという言葉の由来は語源は?
・ミーハーという言葉はどのように使ったらいいの?
・ミーハーに変わる、似ている言葉ってあるの?
・ミーハーの対義語はなに?
ということについてご紹介していきたいと思います。
ミーハーの意味
ワールドカップの時期にだけサッカー観戦したり、タピオカドリンクを頻繁に飲むようになったり…
そういうことをしている人を指して、
「あの人、ミーハーだね」
なんて言いますよね。
ミーハーの言葉のニュアンスはなんとなく理解していても、その言葉の意味を明確に説明できるでしょうか?
ミーハーというのは、それまでまったく興味が無かったにも拘わらず流行りに乗っかって、急にそれらに興味を示し出す人たちのことを総称してそう呼びます。
そこからなんとなく分かるように、この言葉にはポジティブな意味合いはありません。
むしろ馬鹿にしているようなニュアンスがあると言ってもいいでしょうか。
このミーハーという言葉、元々は若い女性に対して使う言葉だったんだとか。
昔は低俗な趣味であったり流行といったことに夢中になる人を教養が低いと捉えていたようで、そういった人たちのことを軽蔑しその人たちを指す蔑称としてミーハーという言葉が使われていたそうです。
これが若い女性に向けて使われていたというのは、なんだか昔らしい性差別のようなものを思わせますね。
ミーハーの由来・語源
ところで、文字におこすときは「ミーハー」とカタカナ表記することが一般的なこの言葉ですが、由来や語源はどのようなものなのでしょうか?
なんとなく外国語なような気もするこの言葉、実はれっきとした日本語なんです。
ミーハーの語源は、人物名である「みいちゃんはあちゃんを」略したものであるという説と、「me(私)、her(彼女)」という言葉からきているものであるという説があります。
前者は、その当時頭文字に「み」や「は」の付く名前が多かったことから、若い女の子を指し示す意味で使われるようになったと言われています。
後者は、当時の新しい物好きの若者たちがよく自分や相手のことをそのように言っていたことから、その言葉が生まれたと言われています。
ミーハーの使い方例文
では、具体的にはどのようなときにこの「ミーハー」という言葉を使えばいいのでしょうか。
ミーハーの使い方と共に、例文をご紹介しましょう。
ミーハーの意味をご紹介したときにも説明しましたが、この言葉は蔑称として使われているのでバカにしたようなニュアンスで使います。
元々は女性に向けて使われていた言葉ですが、最近では男女関係なく使われます。
この言葉がよく合うシチュエーションといえば、サッカーワールドカップの時期ではないでしょうか。
「今まで絶対サッカーに興味なんてなかったよね?」
という人たちでさえ日本代表のユニフォームを着用し、自宅やスポーツバーなどでリアルタイム観戦している。
そんな光景を見て、元々熱狂的なサッカーファンの人が一言。
「街中ミーハーなサッカーファンで溢れていてうんざりするなぁ…」
決してポジティブな意味では使っていないということはわかりますよね。
ミーハーの類義語
ところで、ミーハーの類義語はあるのでしょうか?
ミーハーのようなネガティブな意味合いを込めて使いたくない場合もあると思います。
そんなときは、「新しいもの好き」という言葉ではどうでしょう?
これなら嫌みったらしくも聞こえないので、かどが立ちません。
ミーハーの対義語
では、ミーハーの対義語はどうでしょう?
新しいものには見向きもせずに、以前から自分の興味のあることを貫いているという意味では「一筋」という言葉が合うと思います!
【まとめ】ミーハーにはあまり良い意味はなかった…
ミーハーという言葉の語源が日本語だったとは、とても意外なことでした!
・ミーハーとは新しいもの好きという意味で、蔑称として使われる
・ミーハーの語源は、人物名の「みいちゃんはあちゃん」からきているという説がある
・ミーハーの類義語は「新しいもの好き」、対義語は「一筋」
ミーハーという言葉自体が最近は死語として扱われているような節があるのであまり聞くこともなくなってきましたが、ちょっとした豆知識としてまわりの人たちに教えてあげると面白いかもしれませんね!