出産の前後で引っ越しの予定が入っている場合、妊娠中に引っ越すべきか、産後に引っ越すべきか悩みますよね。
でも、実は妊娠中の引っ越しはあまりよくありません。
この記事では、妊娠中の引っ越しが良くない理由を解説するので、引っ越しを決断する前に是非参考にしてみてくださいね!
妊娠中の引っ越しが良くない2つの理由
妊娠中の重労働は流産や早産のリスクを高める
妊娠中に重いものを持ってはいけないということは、誰もがご存知だと思います。これは重いものを持つことで腹圧がかかり、流産や早産の危険が増すからです。
また妊娠中は血流が増え疲れやすく、少し動いただけで動悸・息切れしてしまいます。ホルモンバランスも崩れているため、イライラしやすくなっています。
引っ越しの準備は集中してしまうものが多く、時間を気にせず作業してしまうため、知らず知らずのうちに母体にも負荷がかかってしまいます。
高いものを取ろうとした際の転倒なども怖いですね。
妊娠初期だと悪阻もあるでしょうし、中期や後期はお腹も張りやすくなります。母子の体調を考えると引っ越しは産後落ち着いてからにしたいところです。
どうしても妊娠中の引っ越しが避けられない場合は、安定期と呼ばれる妊娠5ヶ月~7ヶ月の間に済ませるように調整しましょう。
検診の補助券と分娩予約の問題も
お母さんと赤ちゃんの体調以外にも、妊娠中の引っ越しを避けたい理由があります。それは検診の補助券と分娩予約の問題です。
妊婦検診の際に使用する補助券は、各自治体が発行している為、引っ越し先では使うことが出来ません。
また補助額も自治体によって異なっており、これまでは全て無料だったのが、一部負担になったということもあります。引っ越し後は転入届を出す際に、母子手帳の補助券の交付についても役所に相談されてください。
また、産婦人科が少ない地域では、早々に分娩予約を締切るところもあります。引っ越し先の産婦人科選びにも苦労する「お産難民」になりかねません。
引っ越しが決まったら、まず産婦人科探しを進め、今通院している産婦人科に紹介状を書いてもらいましょう。
引っ越し準備はプロにお任せ
妊娠中の引っ越しは避けたいところですが、そうもいかない場合が多いですね。
その場合はなるべく自分で重労働をしないように気をつけましょう。
ご主人やご家族に手伝ってもらうだけでなく、引っ越し当日は必ず梱包&荷解きまで引っ越し業者さんにお願いしましょう。
女性スタッフが梱包してくれる所だとさらに安心ですね。
普通の引越し代金より高くなってしまいますが、赤ちゃんの命やお母さんの健康には変えられません。お母さんのストレスや肉体疲労を減らすことが第一に考えましょう。
また、引越し業者を選ぶ場合は1箇所だけじゃなく必ず複数の業者の見積もりを取ってください。1つの業者だけ見積もりを取って決めてしまうと大きく損をしてしまうことがあります。
複数の業者から見積もりを取るなんて面倒と思うかもしれませんが、安心してください。
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引っ越しされる際は少しでも負担を減らすためにこういったサービスも積極的に利用してみてくださいね♪
妊婦さんへ引っ越しアドバイス
もし梱包作業を自分でもする場合は、ホコリを避けるためにマスクを着用しましょう。
必ず座って作業するようにし、30分~1時間おきに休憩をはさんでください。お腹が張る場合はすぐに作業をやめましょう。
ダンボールにはしばらく使わない物から詰めていき、ダンボールに
- 引っ越し先の詳細な置き場所(寝室の押入れ・キッチンの食器棚等)
- 使用頻度(A→よく使う・すぐ開封、B→使用頻度低、C→ダンボールのまま保存)
を大きく書いておくと、引っ越し業者さんも自分も後からの作業が楽です。
すぐに使うもの以外は、無理しない程度に徐々に開封していきましょう。
まとめ
引っ越しは体力的にも精神的にもとても疲れるものです。
流産や早産のリスクを考えると、産後の引っ越しの方が妥当かもしれません。
もちろん産後も産後で大変ですが、命の危機を脱している意味では安心できます。
妊娠中に引っ越す場合は、ご家族やプロの手をたくさん借りるようにしましょう。
「無理をしないこと」。これが妊娠中の引っ越しの第一原則です。