ニベアとワセリンの違いとは?乾燥肌に効果的なのはどっち?

みなさんこんにちは!

空気が乾燥してくる季節になりましたね。

今回お送りするのは青い缶でお馴染みのニベアと、ワセリンとの違いについて。

果たして乾燥肌に効果的なのは一体どちらなのか?!

そんな疑問にお答えしたいと思います!

乾燥に負けず、健康美肌を保ちましょう~。

ニベアとワセリン、その違い

さて、みなさんはニベアとワセリンの違い、ご存知でしょうか?

なんとなく違うなぁとは思っていても、何がどう違うのかよくわからない、ということもあると思います。

そこでまずはこの二つの成分を見ていきましょう。

ニベアの成分

保湿成分:グリセリン、ホホバオイル

水分の蒸発を抑えて潤いを維持する成分:ミネラルオイル、ワセリン、スクワラン、等

水分と油分を乳化させる成分:ラノリンアルコール

クリームの質感をつくる成分:水添ポリイソブテン、パラフィン、スクワラン、等

品質を安定させる成分:ジステアリン酸Al、ステアリン酸Mg、安息香酸Na、等

ワセリンの成分

原油を精製して得られるペトロラタムゼリーという物質を、不純物を取り除いて高純度に精製したもの

いかがでしたでしょうか?

そう、ニベアにはワセリンも入っているのですね。

それでは続いて、この二つの効果について見ていきましょう。




ニベアとワセリンの効果は?

さきほど見たように、ニベアに含まれているのはワセリンをはじめとする油性成分と、グリセリン等の水性成分の二種類です。

また、ワセリンは油性成分のみから出来ています。

油性成分はその名のとおり油膜を作り、お肌から水分が蒸発するのを防いでくれる効果があります。

一方の水性成分は、お肌に潤いを与え保湿してくれる効果があります。

このため、ニベアの方が水分を蓄えつつ、油性成分によって水分を閉じ込めていられる、という強みがあります。

一方のワセリンは、単体でとても精製された物質ですので、不純物のない、純粋な油性成分だといえます。

どちらもいい感じにお仕事してくれていますね。

では実際に乾燥肌に良いのはどちらなのでしょう?

乾燥肌への効果は?

ずばり、双方とも「単品では難しい」です。

なぜなら、ニベアの保湿成分だけでは足りず、またワセリンは油性成分のみなので、どちらも塗る前に水分をたっぷり与えてあげる必要があるのです。

乾燥肌の人のお肌は水分が足りず、荒れやすい状態となっています。

そこで、まずはローションなどの水性の保湿成分でしっかりお肌を潤して、その上で油性成分を補うことで、水分の蒸発を防いでお肌を守ることができるのです。

このようなときは、ワセリンよりもニベアの方が肌なじみがよく、クリーム状で使いやすくなっています。




どっちがいいの?ニベアとワセリン

結果的には、ニベアの方が顔や体に塗るのに便利だと考えられます。

クリーム状で使いやすいテクスチャーですし、いろいろな成分が入っていてお肌をトータルに綺麗に整えてくれます。

一方で、肌の弱い方(筆者もそうなのですが…)には、添加物の影響が心配ですよね。

このようにデリケートな肌の方や、部位によってはワセリンの方が安心だと言えます。

とにかく添加物がなくそのままの油性成分ですので、安心して使えるところがワセリンの魅力ですね。

ワセリンはだいぶこっくりとした質感ですので、顔全体に塗ったりするには不向きです。

唇や目の周りなどには安心して使用できるワセリンがおすすめです。

また、ワセリンには傷口を守る効果もあります。

手指のあかぎれなど、日常生活でちょっと気になる傷などにもさっと塗れて、水分や乾燥から守ってくれる優秀な一面も。

そのためワセリンは主にリップクリームの代わりや、傷口の保護に使用することが多いでしょう。




ニベアとワセリン、まとめ

ここまで見てきましたが、ニベアとワセリンの違い、確認できましたでしょうか。

どこにでも塗れて保湿効果も備えているのがニベア(添加物が多めなのがたまにキズ)

デリケートなお肌にも使えて傷口保護にも使えるのがワセリン(塗り広げるには不向き)

若干のマイナスポイントはありますが、ローションと合わせて水分を蓄え、閉じ込める役割としてはどちらも優秀でしたね。

この二つの特徴を踏まえて、目的に合わせて使い分けるのが一番賢い使い方なのだと思いました。

保湿成分と油膜成分、上手に使い分けて、乾燥に負けない健康美肌を目指しましょう!