お釣りで受け取ったお札。
ポケットにしまって、ついそのまま洗濯機へ…なんて経験をしたことはありませんか?
シワシワヨレヨレになったお札を見つけた瞬間といったら、かなり悲しいものですよね。。
そんな洗濯して縮んでしまったお札は、使うことは出来るのでしょうか?
今回はそんな、”洗濯してしまったお札”について調べてみました!
お札を洗濯してしまった!まずどうする?
お札を誤って洗濯してしまった…!となると、思わずパニックになってしまう方もいらっしゃるでしょう。
そんなとき、まずはどんな対処をしたらよいのでしょうか?
実は日本のお札は意外と丈夫に作られており、ポケットに入った状態で洗濯をしても破れてしまうことはほとんどありません。
ですがお札が塗れてしまっている状態では、まず「乾燥」させる必要があります、
その際のコツですが、シワシワになったお札を丁寧に広げまっすぐにし、平な場所に広げます。
そのまま自然乾燥を待っても良し、ドライヤーを使っても良いでしょう。
さらに低温でアイロンを使えば、まるで新札のようにピンと戻ります!
こんな方法を紹介している動画もありますので、ぜひ参考にしてみてください。
シワのついたお札をピン札に変える方法
縮んでしまったお札、そのまま使える?
さて乾燥させて元通りになったように思えるお札ですが、実はここで問題が…。
実は、洗濯をしてしまうとお札のサイズが縮んでしまうのです。
お札は一度濡れることで縮み、これは乾燥しても元には戻りません。
あまり大きな変化ではないものの、もともとのお札と比べてみると違いがよくわかります。
この縮んでしまったお札は、そのまま使うことが出来るのでしょうか?
法律的には、濡れて縮んでしまったお札を使うことに対する罰則などはありません。
そのため結論から言えば、コンビニやスーパーでの支払いに使用することは出来るでしょう。
ただし自動販売機や駅の発券機などでは、サイズが正規とは異なるため使用できない可能性が高いです。
洗濯してもらったお札、銀行で交換してもらえる?
お店での支払いには使えるとは言え、縮んでしまったお札を使うことに抵抗がある方もいるでしょう。
その場合、新しいお札への交換はしてもらえるのでしょうか?
答えは「YES」!
むしろ銀行では、縮んでしまったお札の使用を控え、新しいものへ交換することを推奨しているようです。
これはありがたいですよね!
日本銀行の規定では、破損したお札の引き換え基準を以下のように設定しています。
<引換対象>
- 汚染、損傷その他の理由により使用することが困難となった銀行券
- 磨損その他の事由により流通に不適当となった貨幣
<引換基準>
表裏の両面が具備されている銀行券を対象とし
- 券面の3分の2以上が残存するもの→額面価格の全額をもって引換えます。
- 券面の5分の2以上3分の2未満が残存するもの→額面価格の半額をもって引換えます。
額面価格の半額に一円未満の端数がある場合には、これを切り捨てます。
なお、銀行券の紙片が2以上ある場合において、当該各紙片が同一の銀行券の紙片であると認められるときは、当該各紙片の面積を合計した面積をその券面の残存面積として、上記の基準を適用します。
詳しくは以下のサイトに載っていますので、興味のある方はぜひ参考にしてみてくださいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、洗濯してしまったお札についてまとめてみました!
ポイントは以下の3点。
- お札を洗濯してしまったときは、まず丁寧に1枚ずつ開き乾燥させる。
- お札は一度濡れると縮んでしまうので、自動販売機などでは使用できないことが多い
- 銀行では、縮んだ紙幣の交換を推奨している
この3点を知っておけば、万が一うっかりお札を洗濯してしまうことがあっても、落ち着いて対処できそうですね!
ぜひ参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。