ポリ袋調理って知っていますか?
アウトドアでも、災害時など制限がある中でも活躍する調理方法なんです。
もちろん、日々の料理に採用してもOKで、子供にもお手伝いしてもらうこともできるので、
知っておいて損はありません!
今回は、ポリ袋調理に適しているポリ袋や、レシピのご紹介をしていきたいと思います。
ポリ袋調理とは?
ポリ袋調理とは、食材・調味料をポリ袋に入れて、お湯を沸かしたお鍋に入れて調理する方法のことを言います。
空気を抜いて封をすることで、加熱すると真空に近い状態になるので、短時間で旨味や栄養を逃すことなく調理することができます。
ポリ袋調理に適しているポリ袋はどんなもの?
ポリ袋調理は、お湯の中に入れて調理するので、熱に強いポリ袋であることが必須です。
そこでポイントはこちら!
〈高密度ポリエチレン〉
この表記があることが大切です。
袋選びのポイントとしては、
- 日本製
- 食品用
- 半透明タイプ
- 高密度ポリエチレン
この4つの条件を満たしているものが良いです。
ポリ袋調理に使用できる安全性の高いポリ袋
ワタナベ工業 食品用ポリ袋
アイラップ
ハイゼックス炊飯袋
ちえこ
ポリ袋調理レシピを紹介!
アウトドアや災害時などに重宝する調理法ですが、ぜひ日常にも取り入れましょう!
練習にもなるし、洗い物も減るのでいいことがたくさんです。
それでは、まずお米を炊きましょう。
白米
〈材料〉
米:1合
水:米と同量~1.2倍程度
〈作り方〉
- 米と水を袋に入れて、そのまま30分吸水させる
- 袋の口を高い位置で縛る。 ポリ袋の中の空気は抜く
- 厚手の鍋の底に、お皿など袋が直接なべ底に当たらないよう工夫して、2のポリ袋を入れる
- 米がつかる程度にお水を入れる
- 常にお湯がふつふつと沸いている状態で20~30分炊いて、火を消して10分蒸らす
一度に1つのポリ袋で炊く量は、1合くらいが作りやすいです。
袋のままお皿にのせると、お皿を汚すことなく食べることができます。
鶏ハム
〈材料〉
鶏むね肉:1枚
砂糖:小さじ1
塩:小さじ1
〈作り方〉
- ポリ袋に鶏むね肉と砂糖を入れて揉みこむ
- 塩(お好みで胡椒)を入れて、さらに揉みこむ
- ポリ袋の空気をしっかり抜いて固く結ぶ
- その状態で冷蔵庫で1晩ほどおく。最低でも3時間ほど寝かせると良い
- 大きめの鍋にお湯をたっぷり沸かす
- 冷蔵庫から出したばかりのポリ袋に入った鶏むね肉を、そのまま入れる
- 再沸騰したら火を止めて、ふたをして、お湯が冷めるまで放置する
お好みでローリエやローズマリーなどのハーブを入れてもおいしいです。
鶏ハムは、話題のレシピで作ったことがある人も多いかと思います。
ポリ袋の調理方法で、手間を少し減らせます!
豚肉の焼き肉ダレ炒め風
〈材料〉 2人前
豚肉:300g
焼き肉のたれ:適量
片栗粉:適量
〈作り方〉
- すべての材料をポリ袋に入れて揉みこむ
- 10分ほど置いたら、沸いている鍋の中に入れて、20分待つ
お鍋の底には耐熱のお皿などを入れて、袋が直接鍋底につかないようにしましょう。
このレシピを応用して、生姜焼きや甘辛ダレ炒めなども作れます!
オムレツ
〈材料〉
卵:2個
マヨネーズ:大さじ1
ピザ用チーズ:一つかみ
塩コショウ:少々
〈作り方〉
- すべての材料をポリ袋に入れて、よく混ざるように揉む
- 袋の空気を抜いて、上のほうで袋の口をしっかり縛る
- たっぷりとお湯を沸かした鍋の中に入れ、15分ほど待つ
こちらもなべ底に直接当たらないように、お皿などを入れましょう。
うまく上側が固まらない場合は、最後の5分ほどひっくり返すといいです。
ミックスベジタブルを入れたり、ハムなどを入れてもおいしいですね。
蒸しパン
〈材料〉
ホットケーキミックス:50g
マヨネーズ:大さじ1
牛乳:大さじ3
卵:1/4個
※ポリ袋1つに対する量なので、ホットケーキミックス1袋200gの場合は4倍量で4つ作ると無駄がないです。
<作り方>
- すべての材料をポリ袋に入れて、しっかり混ぜ合わせるように揉む
- お湯を沸かした鍋の底にお皿を敷いて、そこに1を入れ、20分ほど待つ
ホットケーキミックスの甘さで、優しい蒸しパンができます。
ウインナーやミックスベジタブルを入れてもおいしいです。
ポリ袋調理まとめ
ポリ袋調理に使うポリ袋選びのポイントは以下の通りです。
- 日本製
- 食品用
- 半透明タイプ
- 高密度ポリエチレン
調理のポイントはこちらです。
- 鍋底に具材が入ったポリ袋が付かないように耐熱皿などを置くこと
- 袋の中の空気を抜いて、高い位置で口を結ぶこと
ポリ袋調理のレシピはまだまだあります!
日常のご飯にも、非常時にも、アウトドアにも使える調理方法なので、ぜひ作ってみてくださいね。