サラダ油「危険説」の嘘と本当。代用できる油でおすすめは?

サラダ油は、揚げ物やその他の料理に必ず使う食品ですね。

取り過ぎは動脈硬化やコレステロール値の増加など、悪影響を招きます。

「毎日使う油だから、安心して使えるのがいいよね」
「油の使い過ぎも悪いかもしれないけど、油そのものって安心なの?」

健康志向の強まる現代社会で、素材そのものの安全性が求められてきています。

今回は、サラダ油の「危険性」にまつわる真偽やおすすめの油についてご紹介しましょう。

サラダ油「危険説」の嘘と本当

サラダ油にあまり注目する人もいないかもしれませんが、ほぼ毎日摂取している私たちにとって「危険説」があることは重要な問題です。

でも結論から言うと、「サラダ油危険説」は本当なんです!

危険その1 認知症の原因になる恐れがある

サラダ油に含まれる「リノール酸」は、加熱しすぎると「ヒドロキシノネナール」という物質を大量に発生させることがわかっています。
ヒドロキシノネナールは、体内に入り込むと細胞にダメージを与え、いずれは脳神経や臓器の細胞を変化させて死に至ることもある物質です。
脳神経が破壊されると「認知症」の発症につながります。
高齢化社会の今、認知症患者も急激に増えているので、少しでもヒドロキシノネナールを体内に入れないよう加熱しすぎたサラダ油は摂らないようにしましょう。

危険その2 悪玉コレステロールの増加・肥満・がんの原因になる

サラダ油は精製するときに高温処理されるのですが、このときに「トランス脂肪酸」という成分が発生します。
トランス脂肪酸は、取り過ぎると悪影響の面でアメリカでは使用禁止になるほどの成分です。
トランス脂肪酸は揚げ物・マーガリン・インスタント食品・お菓子などサラダ油を使った食品の多くに含まれるので、知らないうちに過剰摂取になっていることが多い成分の1つです。
過剰摂取は悪玉コレステロール増加・がん・心臓病・アレルギー・不妊症など多くの病気のリスクがありますので、普段から食事に注意することが大事ですね。

今まで、植物性のサラダ油なら動物性に比べてヘルシーだと言われてきましたが、どうやらそれは嘘のようです。

リノール酸・ヒドロキシノネナール・トランス脂肪酸といった成分が悪者になっていたんです!




サラダ油の代用におすすめなのはオリーブオイル

今や家庭に浸透しすぎてこんな悪い成分があるなんて信じられないサラダ油ですが、このまま危険因子を摂り続けるなら、代用になるような油ってあるのでしょうか。

イチオシの油は「オリーブ油」しかも他の精製油の製法である圧搾方法ではなく、油を抽出する際に危険な化学物質を一切使わない「一番搾り製法」で製造したエクストラバージンオイルがおすすめですね。

原料のオリーブも遺伝子組み換えの作物は輸入が認められていないので、危険因子の回避にもつながります。

しかし、こうして安全に見えるオリーブ油にも、多少の危険はつきもの。

産地をごまかしたり、見た目では区別がつかない劣化などは素人では気が付かないことがほとんどです。

オリーブ油はとてもデリケートで、光や空気によって酸化が進み劣化してしまいますので、安全なオリーブ油を選ぶなら中身のみえない缶詰タイプや黒い瓶詰めがおすすめです。

スーパーや通販で買えるおすすめ油

オリーブ油同様、一番搾り製法で作られている「えごま油」「亜麻仁油」もスーパーや通販で買えるのでおすすめの1つです。

これらの油にはオメガ3系脂肪酸が含まれ、サラダ油で悪影響を与えて病気を引き起こすのを防ぐ効果があることがわかっています。

そのままスプーン1杯くらい飲むことも出来るので、スーパーでも手に入るし、油専門の販売店からインターネットを通じて購入することも出来ます。

本物のいい油は、一度に採れる量が少ないために価格が高めですが、健康には変えられませんのでサラダ油とは縁を切って、変えてみるのもいいかもしれません。




サラダ油の危険性は本当だった

まさか毎日口にするサラダ油に、こんなに危険があったとは驚きでした。

動物性の油(マーガリンなど)が体に悪いのは、何となく知っていても植物由来のサラダ油ならいいということでもないようです。

では、サラダ油の危険性についてまとめてみました。

※サラダ油も日常使いは危険性あり!
毎日食べる食事ですが、サラダ油をなくすのは難しいかもしれません。
炒める、揚げる、サラダにかける、いろいろな調理法がありますが、特に加熱調理によっても毒性のある物質を生むことが最大の危険性です。
加熱しすぎると「ヒドロキシノネナール」が発生し、生活習慣病や認知症の原因になるので、調理時には忘れないようにしましょう。
また、どの年代でも口にする油を使用したお菓子には、トランス脂肪酸も含まれます。
生活習慣病につながるので、食べ過ぎ注意です!

※サラダ油でない健康向けの油に変えよう
生活から油って切り離せないと思います。
だったら油を変えればいいだけ、最近はオリーブ油を始め、えごま油や亜麻仁油といった健康志向の油が多く販売されています。
ただ、どの油も酸化に弱いので保存容器は中身が見えないものを選ぶといいです。
また、ごま油には体内で生成できないリノール酸やオレイン酸(過剰摂取でなければ生活習慣病の予防になる)が含まれるので、適量使うのもいいですね。